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『終わるテレビ』の話。



「だってメディアがなくなるんでしょ」


『きらめけ!デンパッパ』
前山田 健一

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 デンパッパを観ている。

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『プリキュアになりたい』の話。

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 自己引用。

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※追陳

 「ひらめけ!デンキッキ」の最終回では、夢眠ねむおねえさんも「終わるんですか」という発言をしていて、最終回のそのときまで調整中であったことがうかがえたが。いまこれを書いているさいちゅうに、ニュースが届いた。

 「ひらめけ!デンキッキ」は「きらめけ!デンパッパ」にリニューアルするという。デンキッキの部分を変えてしまったら元ネタが不明になるだろうがという気がするが、勢いなのであろう。コンセプトは、立派な大人になりきれていないことに苦悩し眠ることができないダメな大人たちが見る教育テレビ、から、なんでもネガティブになってあきらめている大人たちに、ポジティブな大人になってもらうために様々なコトを教えていく…大人のための教育番組、となるそうで。

 おねえさんは、藤咲彩音。
 愛称ピンキーなのに、でんぱ組.incの青のひと。
 先代おねえさんやキュアスターには負けるが、気がつけばそこそこ古株。にしても、ダンス上手だがおしゃべり上手な印象ではないけれども、深夜にしゃべくるピンキーが観られるのか。いやたのしみである。様々なコトを教えてもらおう。

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 そして新番組がはじまって、いろいろ教えてもらって、その年の師走も近づいてきた11月。またぞろ番組が最終回を迎えるという話題が出たとき、ヒャダインが冒頭の発言。

 メディアが終わる。

 『きらめけ!デンパッパ』が最終回を迎えるのはそうなのだけれど、それは番組が終わるということではなくて、その番組を制作放送している『KawaiianTV』が終わるからだった。チャンネルの終了。テレビ局が終了。そりゃ番組はすべて最終回。ピンキーおねえさんは笑っていた。そりゃ笑うしかないわ。

 今話題のアイドルたちがすべてを見せすぎるチャンネル! といううたいで運営されていた『KawaiianTV』。見せすぎるというとなんかエロいが、要は、撮りっぱなしということだ。『きらめけ!デンパッパ』も収録番組なのに編集はいっさいなく、三十分撮ったものを三十分流すというスタイルだった。

 大丈夫なのか、とは思っていた。アイドル好きにはたまらないが、二十四時間、アイドルたちが入れ替わり立ち替わりずっと画面にいる。番組の司会進行は、アイドルではなく名の通った芸人が多い。『きらめけ!デンパッパ』ではココリコ田中おにいさんだった。

 毎週欠かさず観ている私が言うのもなんだが、とてつもない視聴者数であるわけがない。それなのに年末のバラエティー特番の顔と、武道館を埋め尽くすアイドルグループの一員が、だらだらしゃべっている。

 ギャラどうなってんのか。

 思っていたら、納得するような報道があった。株式会社カワイイアン・ティービーは吉本興業系列なのだが、その吉本さんが、芸人の闇営業がらみで会見を開き、わかりにくいことを言っているのを聞く。

 「契約書のない契約」

 あーでも、無数のお笑い芸人を育成するのに、最低賃金がどうたらやっているわけもなく、私も大阪育ちなので、ふつうに芸人というのは食うに困っている職業だと認識していた。ヨシモトともなれば、とりあえずそこに所属するのがステータスとなるので、無給で所属ということにしてくださいなんていうのはあるのだろう、などと受け止めながら。

 『KawaiianTV』のことが頭によぎった。よく出演しているNMB48は吉本興行系だ。そうでないアイドルだって、アイドル専門チャンネルに出演したくないはずはない。局から声をかけなくても、向こうから、ギャラなんて……いや、想像だが。

 契約書を作って契約するようになると、回せないってことで終了しちゃうのかなあ、と思っていたら。

 『KawaiianTV』は2019年に終わるが、2021年からBS放送に新規参入して『よしもとチャンネル(仮称)』をはじめる予定だそうである。

 『きらめけ!デンパッパ』の後継番組は、チャンネル名からしてありそうもない。さようなら眠れない夜をなぐさめてくれたアイドルたち。テレビ局が終わるとか。『アイアン・シェフ・アメリカ』を観ていたのに終わってしまったフーディーズTVを思い出す。

 たそがれていたら、別方向から衝撃のニュースが流れてきた。

 『Dlife』と『FOXスポーツ』も来年三月で終了。

 うちの息子が『カーズ』のキャラをおぼえたのは、『カーズ』の脇役総出演の『カーズ トゥーン/メーターの世界つくり話』で。

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『三つ子のタマシイ』の話。

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 『カーズ トゥーン/メーターの世界つくり話』はディスク化もされているが、我が家にあるのは『Dlife』で放送されたもの。『Dlife』はディズニー系。ディズニーの、買ったり借りたりすることはないが、放送されていれば録画する、というあたりの作品を『Dlife』には大量摂取させてもらった。

 そのディズニーも、BS放送で『ディズニー・チャンネル』をはじめる。本家の名を冠したチャンネルをはじめるのに、ディズニー色の強い『Dlife』も継続するのは戦略上好ましくないとの判断だろう。

 それはさておき、なぜ『Dlife』と『FOXスポーツ』の終了が同時に流れてくるのか。映画好きなら先刻承知の天変地異的今年の一大ニュース。

 ディズニーは、米国東部時間3月20日午前0時2分に21世紀フォックスの買収を完了した。

 20世紀フォックス映画もフォックススポーツもディズニーになった。

 で、『ディズニー・チャンネル』をはじめるから『FOXスポーツ』も終了という関連性である。なんだそりゃ。

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『宇宙探査艦オーヴィル』のこと。

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 去年、オーヴィルを観たのは『FOXスポーツ』。いまも放送中のセカンドシーズンを観ている。三月までには最終回を迎えるけれど『3』は、どうなる。

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『鮫サプリ』のこと。

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『ロボシャーク vs. ネイビーシールズ』を観たのも『FOXスポーツ』。『Dlife』が、買ったり借りたりすることはないが、放送されていれば録画する、というディズニー作品の宝庫だったように、『FOXスポーツ』は、B級ホラーやアクション、SF映画の宝庫だった。

 私は野球をまったく観ないので『FOXスポーツ』で観るのは総合格闘技と映画ばかりだった。プロレス好きにはこれも今年の大ニュースだった、世界最大のプロレス団体WWEの放送がアメリカでは『FOX Sports』ではじまったのだが、もちろん『ディズニー・チャンネル』で『ロボシャーク vs. ネイビーシールズ』の放送はたぶんないし、プロレスも放送されないだろう。

 日本の『FOXスポーツ』は終わる。
 そしてディズニーになる。
 ディズニーにスポーツはないのに。

 テレビ局が終了しまくる時代。
 ディズニーランドに『スター・ウォーズ』のアトラクションが入って歓ぶひともいれば、テレビの前で、あたりまえの日常が破壊されて、絶句する私もいる。正直、ディズニー大好きっ子なわけではないから、買ってはいらないところを切り捨てる近ごろのディズニー無双ぶりは『Dlife』で観た、物理法則を無視してケタケタ笑うあのネズミの最新バージョンに似て、苦笑いしたくなるものを感じはじめている。

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