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『仮面ライダーゼロワンのオートバイ』のこと。




 前回の補足。

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『仮面ライダーゼロワン』の話。

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 バイクにも期待がもてそうだと書いたのは、まだ発表されていないという意味ではなくて、『仮面ライダーゼロワン』制作発表会見の冒頭で、ちゃんとバイクも発表になっていたから。



 息子といっしょに観ていたので最初は一時停止できなくて、うーん? あんまりピンとこないなあと感じた特徴のない感じのオフロード車。あとで静止画で確認してみたら、ベース車ではもっとも目を惹く、それこそ改造しないでも仮面ライダーマシンのような近未来的ヘッドライトとウインカーが根こそぎ取りはずされているからだった。

 ホンダCRF450L。

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CRF450L | Honda

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 左グリップのクラッチまわりが特徴的デザインなので特定できた。会場の仮面ライダーゼロワンライズホッパーではバックミラーが左右外されているというのが、バイク乗りからするとものすごく違和感……

(余談ですが、私は以前、一泊したら駐車していたバイクの左右ミラーを盗まれたことがあって、近所に店のない場所だったので、高速で帰るのにバックミラーなしではまずかろうと、見ず知らずのおじさんに原付のミラーを貸りたことがある。ネジ径が違うので取り付けには苦労したが……菓子折をつけてのちに返却した。あの朝、あれ? と違和感を感じながら、ずいぶんと長い時間、それが愛車にミラーのないことに起因するのだと気づけなかったことを思い出す)

 二年前のこと。

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『8月19日はバイクの日』の話。

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 その年の新ライダーであった仮面ライダービルドの乗るマシンビルダーが、すでに生産中止された車種をベースにしていたことで、私は首をひねった。バイクが売れない売れないと言いながら、仮面ライダーを売っていないバイクに乗せるとは。売る気がないのかと。

 しかし翌年の平成仮面ライダー最終作、仮面ライダージオウのライドストライカーは。CRF250。特別仕様車をベースにしていたが、買えるバイクであった。ビルド以前の仮面ライダーでも多用されていたCRF。そこにもどって、令和元年。

 CRF250シリーズが新色で再販。
 それに加えて、競技車CRF450Rをベースにした、公道を走れるバージョンが発売。

 それが仮面ライダーゼロワンの乗るCRF450L。

 この流れを見て、よくわかることは、私はホンダのターゲットではない、ということだ。バイク乗りだが、オフロード車に食指は動かない。ビルドで買えない旧車をカッコ良く走らせてから、翌年にはダカール・ラリー・モデルのレプリカ。その翌年には、排気量まで同じの一般道走行可能車。いや、平たい道専門のバイク乗りだからこそ言おう。デコボコ道や砂漠を跳びはねるために造られたバイクを、公道で走れるとか言われても。どっしり座れるようにできていないデザインやん。ずっと下半身に力入れてなくちゃな競技のためのバイクを、なんで平らな舗装道路で乗らなあかんねん。

 ……私は思うのだけれども。二年前も書いたように、あのハーレーでさえ売れていない。バイク絶滅の危機。仮面ライダー大好きの息子も、私といっしょにモトGPは観てくれない。ただ速いだけのレース車がくるくるコースを回っているのなんておもしろくないのだろう。流線型のバイクとか、マッドマックス的なのとかは、いまの日本で平均的自分を維持したいと願う若者たちに響かないという賢い判断のうえでの、電動アシスト自転車をライバル視してからのエンジンのついた自転車型オートバイ推し。いまや仮面ライダーはバイクの走行シーンもCG加工が当たり前。ジャンプして巨大敵ロボの頭頂に後輪をメリ込ませたりする。昭和の一号が乗っていたようなのや、響鬼が乗っていたような胴長短足なのが宙を飛ぶのは、恰好がつかない。そこはモトクロスだ。座り心地の悪そうな自転車みたいなバイクが跳びはねるのは自然だし、仮面ライダーがバッタだというところにもつながってカッコイイ。

 ところで、主演ライダーが跳びはねない系バイクに乗っていたのは、自動販売機がオートバイに変形するという重厚感が素晴らしかった仮面ライダーOOO(オーズ)のトライドベンダーが最後。ベース車はホンダのシャドウファントム750。

B0049P35V8

 750という数字は排気量で、大きいほど単純にパワーがあることになる。こいつのホンダ希望小売価格が、八十万円くらい。

 それがですよ。仮面ライダーゼロワンの乗るライズホッパーのベース車、CRF450L。450なのに。座り心地の悪い自転車みたいなバイクなのに。

 ホンダ希望小売価格
 1,296,000円(消費税込)

 シャドウファントムだとか、ドクロのついたライドチェイサーだとか。

B00S4DZUNM

 私はブルッと脊髄が興奮で震えるところがあるけれど、町で走っているのをとんと見ない。その点、モトクロスっぽいのが平らな公道を走っているのは、最近よく見かける。

 車が自動運転になろうってんですものな。高速道路を弾丸のようにだとか、まっすぐな道をふんぞり返ってだとか、邪魔なのか。町を軽快に跳びはねろってか。

 ともあれ、令和初代仮面ライダーは、平成末期のモトクロスっぽさを継いでいる……と締めかけて、思い出す。平成に入っていたけれど、昭和仮面ライダーの最終と位置づけられる仮面ライダーブラックRXのバイクは、アクロバッター。

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 スズキRH250ベース。これ、思えば完全にホンダCRF450Lと同様のコンセプトで発売されたオートバイだった。スズキが世界で勝負するモトクロス競技車のレプリカモデル。

 なんなのだろうか。
 時代が変わるとき、日本人は跳びはねたくなるのか。

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