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『相生ペーロン祭写真コンテスト』のこと。


WhiteDragonSword02

「ヤシの木、ジャマっ」

もちろんな感想が、花火大会の終わりまで続く。
こっちはまさにそこで座って観ている。
場所取りせずに座れる場所は限られていて。
幼い息子は、やはり今年も、おのが小さな手で、おのが両耳を塞ぎ、地面を見て泣いている。

それならば私は、立って抱いて打ち上げ場所から離れるより、ヤシの木の下で座って、炸裂音をカラダに浴びたい。
となりの女性グループも、

「逆に風流やない?」

ヤシの木越しの花火を撮ることに夢中。
笑い声も絶えない。
ここはここで映えているし、沸いている。
なのに背後のテンションが。
舌打ちまじり。

「あれあそこヒト少なくね?」

と来てみたらヤシの木。
ぶつぶつ言いながら通過。
いや大会始まる前ならば、まだしもと思うが。
プログラムもなかばで人混みのなかを移動し続け、すいませんすいません、観えへんやんちくしょうめ。ちくしょうめちくしょうめと、なじり続けているキミたち。
なにがたのしくて、なにしに来たのか。
場所確保なら早く来て。
眺めたいなら下がればいい。
近づきたいならここ座りな。
ヤシの木あるけれども。
わあーと笑顔で言える。
優先順位の問題。

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 「相生ペーロン祭」は、播州に初夏の訪れを告げる五月最終週の祭。ペーロンは、中国の船「白龍(パイロン)」がなまったものと言われ、兵庫県相生市では大正時代に旧播磨造船所の従業員らが始めたとされる。そのレースの前夜祭としておこなわれる花火大会から観るため、いまは空き家になっている、かつての祖父母の自宅に泊まりに行くのが、毎年の習わしになっている。

 ふだん暮らす大阪の夏本番な花火大会では、優先順位がどうとかいう前に身動きが取れない混雑具合。それが、目の前の海で、身動き取れないほどという混雑でもないし、汗が噴き出るほど暑くもない五月の末、缶ビール片手に幼児も連れていると、もうむしろここでいいやと座ったのがヤシの木のこっち側。

 周囲もレース状態ならこっちも急ぐが、全体にまったりと時間が過ぎているから、妥協も選択に思えてくる。そしてまもなく花火大会も終盤です、というアナウンスがかかったあたりで、電車組は帰途につき始めるので、近所組である私は、後半はヤシの木なしでの花火大会を堪能したのでした。

 毎年、帰ってきて、こういう文章を書きながら、ああそういえば写真コンテストがあったのだったと思い出し、今年の応募要項を確認して、うなだれる。

 過度でないデジタルの編集は許容されるし、データでの応募も認められるが、今年も変更なかった、最終一文。

「相生商工会議所に提出」

 データもディスクに焼いて提出。つまり、ペーロン祭が終わって、家に帰って、山ほど撮った写真はあるからよさげなのを賞金総額三十万円を狙って応募しようかと思いたっても、それを実行するためにはもういちど相生の商店街へ行かねばならない。その商店街の脇、相生病院で生まれた私は地元も地元な地元っ子だが、かたくなに現地提出を求めるこの縛りは「町興しって町を出た者たちに故郷を発信させてこそ成るものではあるまいか」という想いが渦巻いてちょっと寂しい。まあ、ウェブ経由のデータ応募ありにしたら、有象無象のスマホ撮影画像が糞石混淆に送られてくるのは目に見えているので、外すに外せない一文なのかもしれませんが。

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2018年相生ペーロン祭写真コンテスト入賞作品 - 相生市ホームページ

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 なので、自分のサイトでよさげなのを一枚載っけてこの回は終わろうかと。ヤシの木で隠れた花火も個人的には好きだけれど、賞金に届くかというと疑問符がつく(事実、会場で「花火大会するのにこの木置いとく? 切ればいいのに」という声は毎年のように聞くし(あちこちにそういうぽつんと立っているヤシの木があるのだった)、相生市も出て行った私のようなのに触れられたくはないだろう)。

 ここは、これで。

WhiteDragonSword01

 タイトルは、無難に『勝負っ!』あたりがよろしいか。騎士竜戦隊リュウソウジャーのキャップかぶった三歳児が屋台で買ってもらった千円のホワイトドラゴンソード(ノーブランド中国製。LED発光とともに剣戟音が流れる逸品)のせいでテンションが上がり、パレードの強面武士に勝負を挑んだら買われてしまって腰が引けて半笑いな状況。

 モザイク入れて縮小なのが残念。

 見せたい写真はもっといっぱいある。故郷の名を売ることにもなると思うが。こういうカタチでしか貢献できないのは残念なところでありんす。賞金代わりのおひねり投げてくださるなら、下のバナーをクリックで、ちょっと今日の収益を上げてくれれば私は満たされます。
 どうぞよろしゅう。



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