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『DVI端子からも音声は出力される』のこと。



 昨日テレビで観たボクシングは、画面の上半分が台風情報を、下半分が選挙速報を、絶え間なく流し続けながら放送するという奇怪なものだったが、地上波他局がすべて選挙特番だったために、くだんのテレビ局が超高視聴率を獲得したとか。注目のカードだったから、事前に放送権を高額で買ってしまった手前、やむなくの措置だったのだろうけれど、この結果に次回から「特番組むよりも、ふつうにレギュラー流したほうが視聴率とれるんじゃね?」という局が出てきたらおもしろい。投票率が50パーセントなのに、全局が選挙特番というのは、いつもの視聴率至上主義はどうしたんだと前々から思っていた。まあ、私も、ボクシングのあとは特番観ていたんですが、選挙の日だから観るものないでしょ、あたしたちが歌うねっ、というチャンネルがあれば観たかもしれない。そういえばKawaiianTVあたりはなにをやっていたのだろうと昨日の番組表を確認してみれば、妄想キャリブレーションのいつものバラエティー番組だったようだ。そっち観ればよかった。

 そんな季節である。いや、選挙ではなく。台風だ。まったく私の支持がどうとか、今回の選挙結果がふるわなかったということを抜きにして、社民党である。うちの裏のフェンスにポスターが貼ってある。何枚か貼ってあって、ベニヤ板と針金でフェンスに固定してあるのだけれども。昨夜、台風の暴雨風で、ひと晩中、バッタンバッタン鳴り続けていた。何枚もが、ことごとく。ちゃんとした仕事ができないのか。何度、出て行って引き剥がそうかと思ったが、なぜ私がずぶ濡れになって彼らのずさんな仕事の尻ぬぐいをするのか釈然としないので、バッタンバッタンバッタンバッタンを聴き続けた。もしも私が社民党支持者だったら、その日の昼間に入れた一票を悔いて、二度と関わるかポスターごときもちゃんと貼れないのか、と心のなかで引導を渡していたところだ。もともと票は入れていないから、ただただキライになっただけだったが。

 一夜明け、私の仕事でいうと、店中のランタン型懐中電灯が売れた。こういうやつ。

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 一晩中、停電だった地域があり、今夜も復旧するか怪しいので買いに来られたらしい。そしていつもの波板バブル。これだけのひとが家の波板が飛んでいって買いに来るということは、昨夜は波板が空を飛びまわっていたわけで、台風の日に外出してはいけないというのは、本当に絶対守るべきルールだと思う。社民党のポスターを剥がしに出ていたら、私もざっくり波板ブーメランに頭を縦割りにされていたかもしらん。

 そして、台風といえば。
 夏の終わりだ。

 あれは、いつのことだっただろうか。

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『このディスクにWindowsをインストールすることはできません。』の話。

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 まる二年前だ。
 ブログを長年やっていると、エゴサーチで自分自身の書いた記事を確認して時間の感覚を得ることが多くなる。息子が新生児だった時期のはずだが、私は自作パソコンと格闘していたわけだ。それにはまあ理由があって、年がら年中、なんらかの原稿を書き続けているメインマシンの内臓に手を入れるには、なにも書いていない時期、という私の人生では希有なタイミングが必要で、妻の出産直後というのは、まさにそれだった。クソ忙しいが、ここでWindows10にしておかないと次のチャンスは何年後か!!

 その記事のなかで、書いている。

「さすがに十年選手だしな。あきらめてグラボだけ新しいの買うか。と覚悟を決めつつ、もう疲れ果てて、グラフィックカードのドライバを覗いてみたりすると……」

 いまどきのオシャレPCユーザーさんたちは、マザーオンボードのグラフィック機能が優秀なのが当たり前なので知らないでしょうが、パーツを寄せ集めて自分マシンを作るのが主流だった時代のパソコンは、マザー(母だ)にオン(搭載)されているグラフィック機能は必要最低限で、母にグラボ(グラフィックボードの略)をブッ挿して、日進月歩な画像描写の能力に追いつく工夫をするのが当たり前だった。たとえれば、母なる仮面ライダーがいて、それ単体でそこそこ戦えるのだが、視聴率に難が表れたときには、ライダーベルトにグラボボトルをカシャカシャいわせてベストマッチすると、とうてい仮面ライダーとは思えないような別次元に美麗なマキシマムモードなライダーに変身できたりするシステムである。

 つまり、今年の新作ゲームがカクカクして動かないとき、パソコン自体は買い換えずに、グラボを有能な今年モデルに挿し変えれば、さくさく動くようになってお財布も安心、ということなのだ。

 なのだから、グラボが十年選手だとか言っている私が、まずおかしい。とはいえ、そうメイン機は執筆専用で、しかも同じモニタに最強ゲーム機XboxOneがつながっているのだ。いまやXboxOne用のゲームはWindows版も同時発売が慣例になっているが、だとすればXboxOneと同じモニタにつながっている貧弱パソコンのグラボを挿し変えてそっちでゲームするか、なんていうことは微塵も考えるわけがない。近ごろ、Windows版も出るのだから、ゲーミングPCがあればXboxOneっていらない子なんじゃないの、と揶揄されることがあるけれど、逆も真。XboxOneがあるのに、パソコンをゲーム用にパワーアップする必要がない。

 なんら困ることなく、本当に十年を越えて使っていた。

 で、この夏の終わりの夜の夢ではなく現実。

win10clash01

 ……修復しています?
 ええ、半月ほど前から、ブルースクリーンをなんどか目にしていた。以前のブルースクリーンエラーとは、本当にまったくの青い画面でブーンとかいったものだが、Windows10ともなると、エラーもシャレオツである。

「問題が発生したため、PCを再起動する必要があります。」

 と、ブルースクリーンに書いてある。なんの問題かもチラッと下に書かれてはいるが、ブルースクリーンの時間が短すぎて読むこともできない。有能なので、問題が起きたら勝手に再起動して、それで改善されないか試しやがるのだ。

 で、我がマシンは、そのたびに立ち直っていた。

 それが、ついにそこを越えて自動修復モードに突入したのであるが……いや、きみの判断を待つまでもなく、どう見ても、画面がシマシマだよね。縞パンだよね、可愛くもない。その縞画面の向こうで、ボクに不具合があるんでしょうかっ、と検討し続けるきみはちょっと可愛いが。

 薄々、そうなのかも、と疑ってはいたものの、台風シーズンだし、涼しくなってきて、安定したりするかもなあ、なんて夢のようなことを思って十年を過ぎ。いやあ、こりゃあ、もう、ごめんよWin10。グラボだわ、たぶん。

 私ごとだが、月末までに書き上げなければならない論文の執筆中であった。しかし私に焦りはない。クラウド時代になったこともあるし、冷静な手つきで、マシンの側面を開け、グラボとか、ビデオカードとか呼ばれる、そいつを母から抜く。十年ぶりのことである。いや、抜いたのは初めてかもしれん。

 マザーボードの映像出力にケーブルを挿して再起動させたら、あっさりなんの問題もなく起動した。

 騙し騙し使い続けたグラボを、床に叩きつける日がついに来たのだった。

 我がマシンのマザー出力では、ハイビジョンモニタの解像度に対処できないので、急ぎ後継者を選定する。なにかあったときのために予備のグラボを用意しておくという友人がいるが、私は、ポチったら翌日届く通販の世紀になんのおまじないか、と笑っていた。イヤ本当に。特に私の場合は、だ。十年前のグラボと比べたら、今年発売されたグラボの最下層機種でも、ハイパーマックス超変身的な性能なので、正統後継者選定作業は、いかに安いかだけになる。

 なんでもいいので、いままで使っていたのと同じメーカーさんの、最下層からちょっと上くらいの四千円のを買って翌日届く(それでも最下層は選択しないあたりが、なんというか、販売員として身に染みたコツである。極端に競争から抜け出た最安値商品は、大概、なにかとトレードオフした結果で、メーカーは売るために見えないところを犠牲にし、迷惑を被るのは消費者と、販売店の店員なのだ。世界からサービスカウンターで頭を下げる店員を撲滅するために二千円のグラボは買えない)。

 母に挿入する。

 はい、もどったー。

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 付属のCDで、なにもかも自動で解像度調節してくれて、ドライバのインストール中には、新作ゲームもサクサク動くもっと高性能なビデオカードもありますけれどと推してくる親切さ。

 あのいえ、それもうXboxOneでプレイしていますので。

 パソコンではゲームしないので、とにかく十年動いてください。さらに十年後ともなると、四千円で美少女が画面から飛び出したりするんだろうなあ。さすがにその前にマザーボードが逝くか……ていうか、なんだかんだ言いつつ、パソコンはパソコンのままで二十一世紀だ。ドローンで宅配で、車が自動運転で、AIが囲碁チャンプだというのに、キーボードで書くワープロに過ぎない。

 エルゴノミクスデザインとかいうけれど、もはや人間のほうが、計算機に合わせて順応してしまった感がある。私、きみがいないと書けないから、私より先には逝かないでくださいね、って恋愛マンガがあったよなあ、と想い出します。

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 以下、追陳。

 なにもかも全自動な最新グラボに挿し変えて、なにもかもが順調だったなか、なぜかモニタから音が出なくなったという戸惑った件を、ちょっと書き足しておく。

 前述のように、私、同じモニタにゲーム機とパソコンをつないでいるのです。それには、HDMIセレクターを使用しています。

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 前のグラボからは、DVI端子で出力して、HDMI端子に変換するケーブルを使っていた。

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 認識として、HDMI端子はDVI端子の進化形だが後方互換で、足りないものはあるものの、そのまま変換できる。足りないのは、音。DVI端子からは音が出ず、マザーボードの音声出力から、別途、スピーカーにつなぐ必要がある。

 と、信じて疑っていなかったので。今回、グラボを挿し変えたら、音が出なくなった原因を、とっさに判断できなかった。うわ、なにこれ、謎。と思ったのは、スピーカー内蔵のモニタから、音声入力端子を抜いたとき。

 抜いたのに、音が出た。

 ……そう。最近のグラボがなのか、メーカー特性なのか知りませんが、DVI端子から音声データが出力されていたのだった。それが変換されたHDMI端子でもそのままで、セレクターを通過してスピーカーに。モニタの側では、HDMI端子と認識して、音声も入っているのに、別系統で音声入力されていたから戸惑ったらしい。

 音声ケーブルを抜いて音が出た。
 近ごろはDVI端子で音声も出力するグラボが存在する。

 実地で学んだ、そういうことがありました。仕事でケーブル類も扱っていて、DVIに音声はなし、と思い込んでいたので、実にカルチャーショックだった。私の買ったグラフィックボードにはHDMI端子もついているので、DVIがわざわざ実装されているのは、私のようなひとのためなのでしょうか。なんて親切なんだ。やさしい進化だ。

(蛇足ですが、上で四千円のグラボを買った私にNVIDIAが勧めてくるGeForceのGTXシリーズって、さくっと十万円で売られていたりするもので、

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 これでサクサク『Destiny 2』が動くよと言われても、来月発売の最新最強Xbox One X(もちろん『Destiny 2』がサクサク動く)が五万円なので。なんというかつくづく、PCゲームの世界というのは不思議なところだなあと感じたりもしたのでした。同じ道でもスーパーカーで走れば違う、というような趣味道なのでしょうか)

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