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『2017年のE3とXbox One X』の話。


 今年もたのしいE3!!!!
 Electronic Entertainment Expo!!!!
 えれくとりっくえんたーていんめんとえきすぴょ……舌噛んだからやっぱり略してE3!!!!

 そして……
 命名されたよ!

 XboxOneX !!
 えっくすぼっくすわんえっくす!!
 長っ、言い憎っ。

 そこで略してXOX !!
 もしくはXxX !!
 ちょっと長めでXoxoX !!

 どう発音していいのかよくわからないから、別の略称を検討しようか。四角いボディの中心にXが刻まれていることから「凶箱」と呼ばれた初代、私のは安野モヨコだった。

Xbox360

 二代目。Xbox360は、箱○と書いてハコマルと呼ばれた。だいたいにして、冒頭のエックスというのがもう発音するには長いので、エックスなになにという略称が定着しない。初代からの継承で、箱だ。箱ありきでなにかつけるパターン。私のハコマルは、ギアーズだった。

gow

 三代目。XboxOne。箱1と書いてハコワン。私の箱1も、ノーマル仕様だ。というか、初代や二代目に標準装備されていた、ゲーム機本体をデコるという思想がXboxOneにはない。硬派なのだ。XboxOneユーザーはゲーム機にシールを貼ったりしないのである。タキシードを着てゲームをする。私だってそうだ。特に気合いを入れてプレイするときには、紋付袴や全裸という正装なことさえもある。

 そうこう言っているうちに、XboxOneの小型化が為され、その商品名はXboxOneS(えっくすぼっくすわんえす)になった。あたりまえのように皆、箱1Sと書き、ハコワンエスと略した。

 そうして、プロジェクトスコーピオ。

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『2016年のE3とXboxとProject Scorpio』の話。

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 いやあ、昨年の私のE3話は長いな。自分で読むのも嫌になる。でも、それくらい熱くなっていたということで。なにせ、ここまで書いてきたように、この国では数少ないと書いてもはばかりない、初代凶箱からのXboxフリークなのですから。

 あれです。よく事情を知らぬあなたに端的に説明いたしますと。

 ニッポンセガがゲーム機戦争に敗れて撤退し、ニッポンソニーのゲーム機プレイステーション2が独占するようになった世界の構図に、コンピュータの国の覇王、マイクロソフトとドン・フライ……もとい、ビル・ゲイツ様が、殴ったらひとも殺せそうな黒くて角張った箱Xboxでゲーム機乱世を再びと乗り込んできた。迎え撃つソニーがPS3なる次世代機を世に放つや、ドン・フライ……ああまた間違えた……様は、Xbox360という奇跡の子をアメリカから放ち、もはやだれも逆転などないだろうと思っていた世界のゲーム機戦争で、ソニーに互角以上の戦いをしてみせる。

 そうして、さらにその次の代。

 ソニーのPS4。
 マイクロソフトのXboxOne。

 ほぼ同時に世に出た。
 ほぼ同じ価格だった。
 しかしあろうことか……たぶんニッポンのニンジャが有能だったということだ……ハード的な性能差があったのである。同じソフトが両機種に出る。マニアなひとが比べてみる。どこをとっても、XboxOneのほうが、若干だが、描画性能において劣る。

 私のようなマイクロソフト製のゲームがプレイしたいためにXboxを所有している者にとっては、マイクロソフト製のゲームはソニーのゲーム機では遊べないのだから問題外だし、多くのゆるいゲーマーたちにとっても、若干の描画能力の差など、本当は大きな問題になるところではないはずだった。

 しかしネットの世紀である。同等価格で同じ年に発売した新型ゲーム機に、若干であれ性能差があるというのは、差がない両雄だったからこそ、ネタにされやすかった。新しいゲームが出る、だれもが両雄のゲーム画面を並べて検証する。ほらここにちょっと暗いところが生まれてしまうよねえ、といった程度のことだが、毎度だ。風向きが、ソニーに向いた。

 だれよりも、うちのニンジャはなにをやっていたんだ、性能差があるもの並べて売ってしまうって、我らはコンピュータの国の王ではなかったのか!! と叫んだのはドン・フライである。いやドン・フライと間違えやすい、すでに現場からは引いているはずの、あのひとだ。コンピュータの国の王であり、ヲタクの王である。彼の資金力は無尽のゲイツマネーとまで呼ばれ、どう見ても採算のあいそうにない高性能なマシンを、お手頃価格で数を売る戦略でソニーを倒しかけたのだ。それが、同じ価格の劣化マシンを世に出してしまった。

 そうして昨年、発表されたのがProject Scorpioである。

 一年が経ち、その子の名は、XboxOneXであると発表された。マイクロソフトが「だれもに向けての製品ではなくマニア向けだ」と公言する、歴史上、類を見ない高性能なゲーム機。

 どれくらい類を見ないかが、今回のE3であきらかになった。もっともわかりやすいのは、ゲーム機で史上初めて「液冷」を採用したところだろう。

 パソコンや、バイクでも「水冷」という方式がある。エンジンが大きすぎて、発火する危険性さえあるので扇風機で風を送るだけでは足らず、周囲にパイプを密着させて、なかに冷水を循環させるという方式である。

 XboxOneXは、だがしかし「水」ではなく「液」だという。なんらかの液状のなにかを本体に内蔵し、それを本体内部で移動させて、熱をあっちやこっちに逃がすのだそうだ。正気の沙汰ではない。高性能だから本体サイズが大きいというのは、格好悪いという技術屋の意地であろう。Project Scorpioは、意地だけのプロジェクトなのだから、方向性は合っているが。

 XboxOneXは、なんとXboxOneを小型化したXboxOneSとほぼ変わらぬ大きさである。コンピュータの国では、性能アップで小型化は禁忌だ。というかマイクロソフトはXbox360で、熱暴走による故障を多発させて全世界で回収した(私のもされたのは過去の記事を読んでいただきたい)経歴の持ち主なのである。それが小型化にもこだわった。もうどうしようもないから「液冷」だ。

 単純な話、小型化には成功したけれど、XboxOneXの内部にはなんらかの液が詰まっているわけで、初代凶箱を見たとき「鈍器だ」と評したあのころ以上に、XboxOneXは凶器に近い。伝統の黒い鋭利な角を持つフォルムのまま、持ち運べるサイズに小型化され、重量増。鉄アレイをひとを殺しやすいように尖らせたものだと表現できる。

 逆に言えば、スマホゲームに圧され気味なゲーム業界や、ポケットに入る大きさの某マリオの国の新作ゲーム機などをガン無視してコンピュータの国の流儀を突き進めた、据え置きハードでしかできないスタイルではある。持ち上げるのなんて買って帰るときだけだが、どうせネットの世紀、買うのだって通販サイトだろう。だったら液を詰めて重くなって、なにが困る。

 いさぎよい。
 格好良い。
 そういうマイクロソフトは、私の好きなマイクロソフトだ。

 今後、Xboxは、箱1Sと箱1Xを併売していくという。公式が、XboxOneXが発売される今年も来年も、実際に売れる数はXboxOneSが多いはずだと言っている。安価で必要充分なスタンダード機は、マニア向けのモンスターが登場したからといって立ち位置が変わるわけではない。

 彼らが意地で出す、意地の塊。公道を走れないレース用の車に、莫大な費用をかけるのも、巡り巡って普通の車が普通に売れるためである。だから別に、XboxOneXの発売に合わせて、マイクロソフトが売る気であるのならば同時発売しなければならないはずのゲームソフト『Halo』や『Gears of War』の新作のアナウンスはなにもない。

 XboxOneXは、それで完結したXboxOneX。
 具現化された彼らの意地。

 良いものを見た。
 今年も滴るほどに興奮した。
 しかしまあ、レースを見てレースカーを買いたいなあ、とはならないように、頭は冷静に、あんなすごいことをやってしまうメーカーの製品を応援しようかしらん、というくらいでいいのだと思う。だってXboxOneXがいくらお手頃価格でも、4KやHDRに対応したディスプレイも買ってこないと、宝の持ち腐れだ。昨年のE3では、私も「VR元年にヴァーチャルリアリティに対応した新型Xboxを発表」したのがProject Scorpioだと書いているが、今年のE3では、だれもゴーグルをつけていなかった。驚くことに、公式にVR関連の発表はなにもなく、マイクロソフトの偉いひともインタビューで時期尚早だ、と言っている。去年のアレはナンだったのか。ナンタラ元年というのは、まったくいつもアテにならない。その面でも、XboxOneXを本当に必要するのは、けっこうな未来な気がする。

 ゲーム機戦争は、風で動く。
 ショーケースに飾る、ものすごい子が生めたのは悦ばしい。そこに張りついて、かっけー、とヨダレをたらす人間の子がいてこそ未来がある。スマホいじってんのをゲーマーと呼ぶような未来を破壊するんだXboxOneX!! ゲームの国のあこがれのスーパーカーとなれ。

 Xと命名した理由は「No power greater than X」だと表現されていた。つまり「Xに勝る力はこの世になし」ということだが、どういうことだ。Xboxと名付けた原点にかえってプレイステーションをパワーで圧倒するということか。
 細かいことはいい。叫んでおこう。
 Xな箱の二十一世紀で一番新しいX!!
 なんらかの液で冷える未来仕様!!

 いや、実際の話、ピコピコいっていたファミコンが高性能になりすぎて、超計算能力で物理的に発火しかねないから冷却のためになんらかの液を詰めたゲーム機が生まれましたって。それを私は一生のうちに体験していて、まだ続くのである。どこへ行ってしまうのか。

 長生きしたい。ミサイル飛んできて欲しくない。あしたも遊びたいよドン・フライ!!
 すごいのちょうだい。



 そういや、XboxOne買ってきたときに遊び倒した、あれの続編も発表だったE3。

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『XboxOneを買ってきた』の話。

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 『サイコブレイク2』



 『鉄拳7』で遊んでいるプロレスラーたちもついでに眺めておこうか。



 毎年、春は、たのしい季節だ。

B0725QFGWH

(追陳。『とかげの月』はニュースサイトではなく、吉秒匠妄想サイトなので、記事に正確性はない。なんらかのヌルヌルした液が詰まっていたらおもしろいなということでそのように匂わせて書いたが、厳密に技術的な観点でお伝えすると、それは密閉された金属の箱のなかに気化しやすいさらさらの液体を少量詰めたシステムである。気化と液化を延々と繰りかえすことで、周囲の熱を移動させるという仕組みだ。なので、XboxOneXを殴打用の凶器として使うと、振り上げたときに「ちゃぽん」と音がする。なんらかの液の量にもよるとは思うが、たぶんする。私の書いたことを真に受けてXboxOneXを使って背後からの暗殺を企てたのに失敗したじゃないかと言われても困るので、念のため書いておく)


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