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『コーヒー豆をもらったのに煎れる道具がない』のこと。




 コーヒー豆がなぜだか手もとに現れたが、煎れる道具がないのでお困りですか。

 これでどうですか。

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 すり鉢に入れる。

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 そして擂る。

Coffeemill03.jpg

 で、以前にも書いた手法で。

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『茶こしと紙お茶パックでコーヒー豆をドリップする』のこと。

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 こうやったり。

Coffeedrip.jpg

 もう、こうでもいいのでは。

Coffeemill01.jpg

 トルコでは、コーヒー占いが盛んである。なぜならコーヒー豆の粉を水にぶち込んで煮出し、それをそのままカップに注ぐから。当然、飲み終えると、豆の粉がカップに模様を描いて残る。それあっての占いだ。つまりトルコ風に行くならば、コーヒーを煎れるのに必要なのは、すり鉢と手鍋だけなのだ。別に日本でそうやって飲んだって悪いことはあるまいて。紙パックも省略したっていいかもしれない。

 以上。コーヒー豆をもらったのに煎れる道具がない、の話は終了です。この話だけが目的で検索サイトから来られたかたは、すり鉢でも買いに行ってください。たぶん、安いコーヒーミルのほうが安い気はするが。

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 以下、蛇足。
 蛇足と書いたうえで書くというのもなんだけれど、ちょっとしたリハビリテイション。色即是空つらい。

 強がってはみたものの、負った傷は深く……

 小説どころか、ブログさえなに書いていいのかわかんないやとつぶやいて、数年ぶりにボージョレーの解禁日が休日だったので仕事帰りに買い物へ行くこともなく翌日になってみたら若くて酸っぱい今年の新ワインを愛でるような心境なわけがあるかよオレはもともと渋いのが好きなんだふざけんなと傷は広がり。

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『熟しもの愛でしこそ未熟をも』の話。

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 ブラックフライデーである。

 十一月の第四木曜日(首を絞め殺されるところだった二羽の七面鳥を恩赦する日)の翌日の金曜日。つまり今日。つまりクリスマス商戦開始の日のことだ。

 多くの日本人にとって、そんなの知ったこっちゃねえことだろうが、アメリカのマイクロソフト社によって発売されたゲーム機Xboxのユーザーにとっては、オンラインでデータを買うのが当たり前の昨今、あちらの人々と同様、年に一度のセールがやってきた! というところなのだった。

 業界最安値と名高い西友のペットボトル・ボージョレー・ヌーボーが870円だが、今年の私は、それよりも安い810円にブラックフライデー値引きされていた『Saints Row IV: Re-Elected & Gat out of Hell』というゲームを買ってはじめた。『セインツロウ』の『3』が大好きだったが、スタッフがその拡張コンテンツとして開発していたらデータがデカくなって結局フルプライスのパッケージとして売ることになったという『4』は、もとがそういうオマケ的開発方向だったため、ストリートギャングの抗争ゲームだった『3』から一転、大統領に就任した元ギャングが攻めてきた宇宙人と仮想世界で戦うという、シリーズのファンであればあるほど二の足を踏むという代物に仕上がっていたもので。

 広大な街で、好きなようにやれという箱庭ゲーム。はじめると、膨大な時間を食う。となると、大統領が宇宙人とヤるなんていう設定のものは、ついつい後回しになる社会人である。しかし、そんなこんなしているうちに、ついに810円。しかもいまの私はなにかに没頭して頭を切り換えたくて仕方がない。

 いまこそ『Saints Row IV』!!
 というわけで、ブログなど書いている時間はない。

 ないのだが、ふらりと友人が訪れてきてくれた。

 おみやげ、と、豆をもらった。
 コーヒー豆というらしい。

「あー、えっと」

「知ってる」

 そいつは律儀にも私のブログを読んでいるのだった。上で引用した紙パックの回を読んでいた。

 私はコーヒーが好きだけれど、家に煎れる道具はないし、コンビニでも買わない。たぶん、この先も、こうだろう。これが私。

 と、書いていたことを、知っている、と。
 で、挽いてもいない豆をくれる、と。

「稼ぐいうてたやん」

 いつか私の愚痴ったことである。気合いを入れて数時間かけて書いたような苦悩に満ちたブログよりも「コーヒーの粉があるけれど道具がないわあら困った」という彼女がさくっと検索してさくっと読めるくらいの記事が、閲覧者数を伸ばして小銭を稼ぐ筆頭になるというのは事実だ。

「どうにかして、これも飲みいや」

 本当にありがたいことである。
 実際、こうして、なんにせよ書いているのは、彼のくれたコーヒー豆のことなのだから。愚痴や弱音はそこらじゅうに吐いておくものだ。強がっていると、だれもなぐさめてくれない。見た目が可愛くないタイプの男だと特に。どんな子でも、泣けば抱きよせられて頭をなでられニコッとできるようになるということくらい一歳児でも本能で身につけている生きる術だというのに、大の大人が、もうヤだシんどいナにもする気にならないっ、と泣きわめかないのは育てば育つほどひとは愚かな猿になり、自由の女神を砂浜に埋めてしまうということの証左であろう。

 我が家にはフードプロセッサーがあるので、最初は、それで試してみた。しかし、コーヒー豆の擂ったのというには、やはり粒子が粗い。けっきょく、すりこぎ登場。コーヒー豆は、意外にやわらかい。黒いモノは固いという固定観念があると、指先でも潰すことのできるコーヒー豆のやわらかさは、なんだか愛おしい。片手でぐりぐりと擂ってやるだけで粉になっていく。コーヒー臭くなったフードプロセッサーを洗う手間を考えれば、すり鉢だけでの作業のほうがずっと気楽だ。

 擂り終えてから想い出したが、息子の離乳食のために購入したミニすりこぎセットが、近ごろ焼き鶏も食べられるようになって(前歯四本しか生えていないのに、どうして食べることができるのか不思議でならないが)まるで活躍しなくなっていたのを、コーヒー用にすればいいのかもしれない。

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 一杯分をミニすり鉢で擂る。
 ドリップするには一杯分などありえないが、お茶パック使用や、トルコ方式ならば、むしろ適量だ。なんだか逆に優雅ではないか。

 そんな日々をすごしています。
 なんでも書き出せば書けるものだ。
 これだけ書いてきたのだから、これからも書けるだろう。

 とりあえず『Saints Row IV』!!
 ありがとうブラックフライデー。

 気を逸らすのがアルコールしかないというひとが中毒になるのだと習ったことがあるので、もちろん酒も飲むが、一本の映画やゲームやプロレスの試合などでも気を逸らすことのできる私は、分散させてダメージを消していくことにする。

 親戚に言わせると、タクミは布団のなかでも本を読んでいる男の子だったという。それは親戚が集まっている場から現実逃避するために私の編み出した作法だった。それが月日が経ち、もういちど書くために、本のことを忘れようと本以外のもので現実逃避をはかるなどとは。

 人生とは、なんなのだろうか。
 こればっかりだ。
 こういう思考を、まず脱するところまでもどるために。

 『Saints Row IV』!!
 宇宙人ぶっ殺してやる、ボク大統領っ!!
 うむ。現実逃避感が出ていて、良いタイトルである。

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Xbox公式サイト:Black Friday Xbox One Games

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 ハッピーブラックフライデー!!

(コーヒーを「煎れる」というタイトルにしたのは、こちらの字のほうが煮出すという意味に近いと感じるので、話の内容的に。「淹れる」と書くのがコーヒーっぽいというのはわかったうえで、あえてです。トルコ式「煎れる」コーヒー、ざらざらしますけど、味は好き。ちなみに私は完全なブラック派。コーヒーになにか入れるというのは子供のころから信じがたいことだった。そういえばトルコでは男性が塩入りコーヒーを我慢して飲むというプロポーズの作法があるそうで、昔は見合いの返事を直接言わないでコーヒーに塩を入れるという習慣があったのが、いつのまにかプロポーズパーティーのイベント化したのだとか。出すほうも出されたほうも顔に出さなければイエスかノーか、まわりには悟られない奥ゆかしいコーヒー行事だったのが、真逆のアピールタイムになってしまったというのは、イスラム教の国であるのに女性が顔を隠していないし、トルコビールなんていうのもあるし、自分をヨーロッパ人だと言う、トルコの変遷の歴史そのものな感じがしておもしろい)



  

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