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『我チーズバーガー』のこと。


この前の君の送ってきた写真
撮ったの 男だろ!
そいつは君に甘酸っぱい
想いを抱きつつもイヤらしい
目でも みているんだ
俺にはわかるぞ ちくしょー

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ジョージ朝倉 『溺れるナイフ』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 少女に写真を授けた写真家は、文通のように送られてくる写真のなかで少女の変化を知る。

 少女だけでなく、そのまわりの変化も。

 『溺れるナイフ』後半の重要なシーンで占い師が出てくるが、その占い師も、同じようなことを言う。

 少女の想っていただれかのことを言い当てる。

 彼女の未来を、ではない。
 彼女のまわりのだれかの未来を、予言する。

 たとえば写真に。
 もしくは自分自身に。

 映る……
 この漢字のほうがしっくりくるか。
 ……移る。
 ものがあるということになる。

 だれかと抱きあった残り香のように。
 写真家は、写真でそれを嗅げる。
 占い師は、なんだろう、オーラとか?

 だとすれば、だれもが精通しているもの。
 たとえば、食、なんかだと。
 あなたにだって、私のすべてのみならず、私のまわりの事象さえも感じとれるかも知れない。

 今回は、ためしに、文章をやめてみる。
 きのう作った、私のハンバーガー。
 私が作り、私が映し、私が食べ、排泄し、一部は肉とした。

 つまり、ハンバーガーを映した写真に移った私をふくむ私の世界をもれなく、読みとれる才能を持つひとは読みとれるはずだ。

 伝わってしまうだろうか。
 あなたに。

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