最近の記事

スポンサードリンク

月別アーカイブ

『2016年のE3とXboxとProject Scorpio』の話。


 今年はたのしいE3!!!!
 Electronic Entertainment Expo!!!!
 えれくとりっくえんたーていんめんとえきすぴょ……舌噛んだからやっぱり略してE3!!!!

 昨年は、ちょうどその時期に首のすわらぬ赤子を我が家に迎え入れていたため、かじりついて観るわけにもゆかず、かわりに健やかに育てとボーイズラヴ雑誌群のうえにベビー布団を敷くという新しい国民行事を発案してみたりしていたのですけれど普及せず。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『男の子が生まれたら最初にすること』の話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その子も、近ごろ自分のチンコの存在に気づいて隙あらば不思議を解明すべくいじくりまわっていて、まあそうやって皮がのびて真性包茎が防がれるのだとしたら、それもひとつの人類の進化というものです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「もしこの子がイラン人の女の人と結婚したいと思って、その人がわたしみたいに奇妙な外国の習慣に寛容な人でなかったとしたら、どうするの?」イスラム教はその慣行を支持しているが、そこに宗教的意味あいをつけ加えてはいないので、マーティンは法学者に対するマフヌーシュの嫌悪を反論に利用できなかった。手もとで医療的な賛否を調べることのできないマーティンが、かろうじてできた返事は、「もしこの子が、全裸で、腐食剤を使ってシャワーの掃除をしようと思ったら、どうするんだ?」三十分後、施術は完了していた。 


 グレッグ・イーガン 『ゼンデギ』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 うちの子はサンポールで掃除できる大人になって欲しいので、割礼は受けておりません。でも本当に、ジョン・レノンのヌード写真でもおなじみですが、あっちの切らない人々というのは剥きもしないんですね。日本では切らないけれど剥く文化はあって、きれい好きだってことなのか。腐食剤をぶっかけても平気なくらい被ったままのそれが勃起したときだけ剥けるっつうのはなんというか……舐めたくない。こういうこと書くと、いつか息子に嫌われるんだろうなあと、思ったりもしつつ、E3です。新聞によると今年はバーチャルリアリティ元年らしい(過去にもなんどか聞いたフレーズな気がするが)。このあいだ、ここで『ゼンデギ』の話をしたところだったから、SFなんてすぐ現実に追いつかれるものだなあと感慨深く見る。そこから派生して、いろいろドス黒い未来のことを夢想してしまったのは、ひどく長くなるのでまた別の機会に触れたい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『ゼンデギ』のこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 で、VR元年。ヴァーチャルリアリティに対応した新型Xboxは来年末に出ると発表された。今年じゃないじゃん。というかVR対応とかいう表現がもはやよくわからないが、現行マシンでゴーグル発売してしまったライバル社を横目にマイペースというか、超絶なパワーアップで、もはや新機種と呼んでいいそれの発表を、一年半も前にしてしまったわけである。

 現行XboxOneのスリム版も同時に発表だった。一年半後に新機種が出ると知られてしまったら、もちろん現行機を買い控えるひとは多発するはず。私は旧世代Xbox360を複数台買ったが、そんな私も、今後の一年半でスリム版XboxOneを買い足すという選択肢は、どうにも選べない心もちになる。逆説的に読むならば、そうであっても超絶な新型の発表をここでしたということは、一年半やそこらでは、ライバル社がどうこうできないなにかが準備できたという自信の表れであろう。





 注・2017年に発売されるグレードアップXboxOneは「Project Scorpio」と表現されていて、XboxOneとの完全下位互換は約束されているが、Xboxブランドとして出るのかどうかは、だれも明言していない。今回同時に推しまくられていた方針として「Xbox Play Anywhere」というものがあり、今後発売される大型タイトルの多くが、XboxOneとWindows10向けに同時発売され、片方を買えば、もう片方もついてくるという。

 すでに遠隔操作ではWindows10マシンでXboxOneタイトルはプレイできるが、遠隔操作である以上、親機となるXboxOneを起動させねばならず、確かにそれはエニウェアではない。いやそれにしても、Xbox Play Anywhereも、あれ? だったら現行XboxOneっていらない子……と思わせる買い控え要素と受け止めることもできてしまうのだが。XboxOneとWindows10は、どっちもうちの子だから、好きなほうとつきあってくれればいいさという寛大な親心なのだろうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『Windows10でXboxOneをストリーミングするレシピ』のこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 スペック的に動くのかどうかはともかくとして、我が家にはWindows10搭載のパソコンが二台あるし、私の愛用携帯はWindows10搭載のWindows Phoneだ。つまり今度出る『Halo』新作のXboxOne版をもちろん私は購入するが、そうすると「Xbox Play Anywhere」の精神にのっとり、もれなくXboxOne以外のWindows10マシンたちも『Halo』プレイ可能機になるわけだ。

 そんなすぐそこの未来について思いをはせて、ふと気づく。
 現行XboxOneは、昨年末からカスタマイズされたWindows10で動いているけれど、ユーザーがWindowsのアプリをインストールできるようにはなっていない。

 私がいまこれを書いているのは、パソコン用Windows10対応の『一太郎』というワープロソフトだが、たとえばこれを今のXboxOneにもインストールして使うということはできないでいる。

B01AXOM3S4

 いまの段階で、すでに私が小説を書くメイン機よりも、ずっとXboxOneのほうがコンピュータとしての性能は上である。そんなマシンにWindows10が搭載されているのに、あえてPC用アプリは使えないようにしてある。なぜだ。それができれば、数万円で買える高性能PCとしてもXboxを売ることができるのに。

 問題はたぶん、XboxOneを発売してから、マイクロソフトが方針転換をしたというところにあるのだろう。「方針を変えてWindows10を搭載することにした」とはっきり言っていたので、当初の設計ではXboxOneはゲームに特化した独自のXboxOSで動かすことになっていて、当然、ハード的にもそれしか考えていなかったから「将来的にどこかのだれかが作ったワープロソフトをXboxOneで走らせることになるかも」ということを検証しなかったはずだ。だから禁止されているのである。性能的に、そこらのパソコンなどよりもずっと高性能であっても、ゲームバカだから。思いもかけないプログラムのせいで、バカみたいな挙動になる可能性はある。ほとんどない可能性であっても、過去に何度も世界中で「不良と思われるXbox」を無償交換するために信じがたい大金を使ったマイクロソフトとしては、余計なことをすべきではないという判断があるに違いない。

 で、なにに気づくかといえば「Project Scorpio」だ。そのモンスター級のスペックは、私もいちおう自作したパソコンで、これを書いたりしている身なのでわかるが、パソコン換算だと十万円はする。そしてそれは、来年末になったから劇的に安くなるといったたぐいのものではない。

 だから一年半も前に発表できたのか。と邪推するのである。ライバル社が、逆立ちしても失禁してもそれを飲んでも発売できるわけがない高スペックパソコンみたいなゲーム機を、無限のマイクロソフトマネーで出す。

 そしてそのマシンは、生まれる前からWindows10搭載が約束されている運命の子だ。マイクロソフトには、アップルの牙城を崩そうと挑んだMicrosoft Surfaceという、ここ数年の経験値がある。ユーザーがケースを開けられないパソコンなんて、と社内でも反対されながら発売されたMACが、パソコンが売れない現代においてもまだ売れ続け、ソフト屋だったはずのマイクロソフトも、同じ土俵で塩を投げざるを得ない状況である。慣れないことをやって、牙城が崩せたわけではないけれど、身についたものは絶対にある。筆頭は、ソフト屋目線で「なにこれカクカクしてまともに使えねえよ」というクレームがユーザーから上がってきたとき「てめえのマシンが貧弱だからだ」と言えない責任感だろう。ソフト屋がユーザーが勝手に中身をいじくれないハードを作って売ってしまったのだ。なにかあったら全責任は自分たちにある。

 Xboxが夏を越えられないとか、ディスクに傷が付くとか、そういう失敗も多々してきて、それでもゲーム専用機ではなく、パソコンにまで手を出し始めて。

 いよいよ、Windows10を載せたXboxを作る。

 Microsoft Surfaceを生んだ経験によって、Windows10向けアプリがもれなく問題なく動作するかのチェック体制は、すでに整っているはずである。

 となると「Project Scorpio」が「XboxOne 2」と呼ばれない理由が見えてくる。その思想は、Microsoft Surfaceに近い。兄か弟かで言えば、兄機と呼べるだろう。「Project Scorpio」は8コアCPUの6TFLOPSで進められているらしい。むちゃくちゃざっくり書けば、一秒で6兆問の計算が解ける兄機だ。近寄りがたいオーラさえ放つ。

 Xbox Play Anywhereにより、次作『Halo 6』がXboxとWindows10で同時発売される可能性は高い。そのとき、断言できるが私の自宅にあるWindows10マシンで、それはカタツムリの速度でしか動かない。Windows10用である以上、推奨マシンスペックなどが記載されるものの、それを見事にクリアするゲーミングパソコンなど、軽く十万円超えだ。

 そこで「Project Scorpio」。
 ゲーム機? パソコン?
 どっちも大丈夫。『Halo 6』が安定して動くWindows10マシンXboxロゴ入りを、自作したら十万するところを五万で! というような。マイクロソフトが、Microsoft Surfaceの兄機であり、XboxOneの後継機でもあるマシンに搭載するとなれば、二万のチップが三千円になる。市場とはそういうものだ。心配せず工場を拡張できるなら、すごいものがすごい価格で作れてしまうというのは、マイクロソフトがアップルのやり口を見てそこを盗んでいなければなんのために同じ土俵に上がったのだというところである。

 超高性能激安Windows10パソコンとしても使えるゲーム機で、ちゃんと『一太郎』も動くのだとすれば、私はキーボードを「Project Scorpio」から生まれたその子につないで、パソコンのパーツを買い足すことは生涯二度と考えなくなることだろう。

 そしてその土俵で戦うつもりならば、マイクロソフトに敵はない。

 ような気がする。
 歴代Xbox所有の私のひいき目だ。
 ゲーム機はゲーム機でいろよという結果になることだって充分考えられるが、私の願望としても、そんな化け物性能で中身はパソコンなゲーム機を作るならば、ついでにパソコンとしても使えるようにしてくれよ、そうするのが当然、勝利への道だろうと。そう考える次第であります。マイクロソフトの偉いひともそう考えていてくれたなら、うれしい。

 ええと、E3は、なぜにこうも話したいことが次々出てくるのか。いろいろあるが、その件も書いておこう。

 Xboxユーザーには、毎月、何本もの無料ゲームが配信されているのだけれど、私はダウンロードはするものの、どれもまったくプレイできていない。買った新作ゲームもない。困ったことに『Halo 5: Guardians』を購入以降、総プレイ時間が100時間を越え、それは社会人たる私のゲームプレイ可能時間をすでに大幅に超えている数字であって、それ以外のなにもできないのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『eスポーツとしてのHalo』のこと。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 そんな私は、さらに『Halo 5: Guardians』で、日本語吹き替えをOFFにしている。ストーリーモードはプレイ済みだし、ヘイロー対戦はスポーツだ。対戦者のほとんどが日本語を話さないので、同じ雰囲気を味わいたくて英語。

 そんな私なので、あの事件のとき、こんなことをつぶやいた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2015年08月07日

・ 箱ONE版ギアーズ日本語収録しろ署名に一票入れてきた。そうなんだよ成人向けにしてなお残虐規制必要な日本版なんていらない。最初から世界言語の字幕付けておいてくれれば、リージョンフリーだし流通は勝手にこっちでやるっつうんだよ。 https://xbox.uservoice.com/forums/251647-gaming-achievements/suggestions/9178496-please-support-japanese-language-in-gears-of-war-u

twitter / Yoshinogi

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 どういう事件だったかといえば『Gears of War』。
 それはXboxを代表するシリーズ『Halo』の後発でありながら、並び立つ二大FPSタイトルと呼ばれるようになったゲームシリーズ 。
 私も、『Halo』以外でほぼ唯一、シリーズ通してプレイしている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『Gears of Warフェイスプレートをいただいた』の話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その、懐かしきシリーズ第一作を、きれいな画面で作りなおしてXboxOneでプレイできるようにしようというソフトが、これ。

B00ZMBLKPG

 上のリンクはAmazonさんの商品ページにつながっていますが、そこで売られているのは北アメリカからの輸入版です。どんなに探しても、そのソフトの日本版は見つかりません。

 だって発売されていないから。

 初代『Gears of War』が発売されたころ、この国でもXbox360は売れまくっていた。日本は主要なマーケットだと、マイクロソフトの偉いひともはばからずに言っていた。しかしXboxOne。これがまあ……なんというか、まあ。このE3というゲーマーが狂喜乱舞する週でさえ、国内で本体は千台も売れない。『Gears of War』をプレイした人々が、次のXboxを持っていないという国で『Gears of War:Ultimate Edition』を出しても売れて数千本。完全新作ではなく、リマスターです。爆発的に売れるものではまずないし。

 日本発売が見送られた。
 キレた人々がいた。
 Xboxの看板タイトルで、そのうえ作っているのが本体と同じマイクロソフトだ。売れないにしても、まさか出さないとは思わなかったから、衝撃的な出来事ではあった。

 日本語吹き替えに、コストがかかるのだろうと、冷静なことを言ううちのひとりが私だった。完全に『Halo』派なので、絵がきれいになりましたくらいでは、もういちど 『Gears of War』を買うかどうか微妙なXboxOne所有者である。私みたいなのがいるから発売が見送られたと言っていい。

 だって、『Gears of War』はゲームタイトルの読んで字のごとく、戦争の歯車となる兵士たちの群像劇なのである。そしてXbox360時代に、主要なマーケットだと表現されたこの国で、マイクロソフトは勝負をかけた。ずらりとならぶ声優陣の名前を見れば、彼らで新作ガンダムかマクロスが収録できてしまう顔ぶれだった。

 リマスターだ。絵がきれいになった。でも声優変えて新人呼んできます? そんなわけにいかない。いかないから、十年弱前に比べ、さらに名を売ってギャランティーもアップした同じメンツで見積もってみた。

「むかし収録したの、そのまま使えねえの?」

 そういう話が、マイクロソフトで議論されたことは間違いない。そしてその案は、契約書の記述かなにかの問題で、不可能だったのだろう。

 日本語吹き替え版を作ると、赤字になる。

 でもそんなことも公式に発表できない。
 ニュースの表現は、そうなった。

「『Gears of War:Ultimate Edition』での残虐描写が、日本のゲーム自主規制基準に合致しないため、我々は修正を入れるのではなく、誇り高き発売断念を選択する」

 ……そしてこの国の、冷めたXboxOneオーナーたちは、日本の自主規制基準に文句を言うほど幼くはなく、英語の公式フォーラムに、日本語でマイクロソフトを罵倒し懇願する文章を書き連ねたわけである。

 さて、話はE3に戻って。

 新作『Gears of War 4』の発売がアナウンスされた。



 いやっほー!!!!
 彼らは言った。

「日本では発売しません」

 ええええええええ!!!!
 リマスターじゃないよ?
 新作で、『Gears of War』だよ?
 私は『Halo』専用機にしてしまっているが、『Gears of War』専用機にするつもりで買ったひとだっているのに、テロが起きるよ?

 あわてずさわがず、偉いひとは言いました。

「ただし、北米版に日本語字幕を収録します」

 ……私のツイートそのままだ。
 うん。字幕あればいいし。規制なしのオリジナル。リージョンフリーなので動作に問題はない。北米輸入版はふつうにAmazonさんでも買えるんだ。

 一方、マイクロソフト側も「看板ソフトがあの国では千本売れませんでした」などという恥をさらさなくて済む(事実、いくつかのソフトの驚きの日本では売れていない数字が、英語圏のニュースサイトで話題になっていたのである)。

 冷静に考えて、そうだよ、これが正しい。
 吹き替えがなくなったのは寂しくはあるが。

 なにげにこれは、すごいことだ。
 歴史上、公式に「各国語で字幕を入れておくから、アメリカ版を輸入するなりダウンロードするなりして世界中の売り上げをここへ集中させてくれ」などとゲーム機本体を世界中で売っている張本人が発言することなどあっただろうか。実際、それでなんの問題はないにしても、大胆な施策だと思う。頼んでおいてなんだが、本当にやるとは思っていなかったよ、私も。

 この一線を越えたいま、世界中でダウンロード版を販売しているゲーム会社は、世界百九十六か国の翻訳家を手配するだけでいい。もちろんそれはマイクロソフトが用意してくれるはずだ。各ゲーム会社は、労せずに英語版だけを作れば、スワヒリ語の字幕を入れて萌えゲーをウガンダで売ることができる。売れるかどうかは未知数であっても、ウガンダの人気声優を数十人数週間缶詰にしても黒字になるくらいに売れるかどうかは、考えなくてよくなるのだ。

 『Halo 6』も、字幕でプレイすることになるのだろうか。私はまったく問題ないが。いよいよ、ここで私が語るヘイロー話も、あのひとなに話してんの? アメリカでしか売っていないゲームの話。ということになるのか。それで本体は売れるのか。いや、今後はXbox Play Anywhereだったっけ。

 でもさあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・ 今年もたのしいE3。帰ってきたら『Halo Wars 2』のオープンベータはじまってた。ちゃんと日本語。寝るなってことか……

・ と思ったら『Halo Wars 2』まさかの中身はスペイン語。サーバー込まないように全世界をざっくり切って日本はそこに入れられたのかもだが…ラグもなく対戦して勝ったけれどもさ。せめて英語で。びっくりするわ。


twitter / Yoshinogi

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 E3中に配信された新作が、まず日本語字幕がついてねえ。

 私がいまだ夢中の『Halo 5: Guardians』は日本語吹き替えされて日本発売されたソフトだが、数十度のアップデートの果てにまだゲーム中の日本語表現はあきらかにおかしいところが散見されたりする。さすがに日本の声優を使うと、きちんと台本が上がるのできれいな日本語になるのだけれど、そうでないセリフ以外の翻訳レベルはいつも残念だ。ネイティヴがひと目見ればわかる間違いが残ったまま発売されるのが常なので、ぜひとも日本語に限らず、発売前に世界各国のプレイヤーにテストさせてほしい。なんなら私が時給千円くらいでプレイしたい。これまでの具合からして、今後作られる世界各国語搭載北米版ソフトも、現地人が読めばボロボロひどいのが見つかるはず。それくらいのバイトは雇って働かせるべきです。バイトで済むことなのに、それをしやがらねえんだ、あいつらは。

 この国で、XboxOneは世界発売に遅れること一年後の発売だった。「Project Scorpio」から生まれる子の誕生日が来年末だという話がされているのはアメリカであって、日本は何年後なのか。いや何年も経ったらモンスターマシンもモンスターではなくなるPC界だ。ちゃんと発売されるのか日本で。本体を輸入で買うとか、それはさすがに面倒くさいので、ちゃんとしてくれと日本のマイクロソフトさんには言いたい。売る気で売ってくれないと買う気は失せる。『Halo 6』が出れば買うさ。買うけれども。気持ちよく買わせやがれ。ああ、だんだん口が悪くなってきた。そろそろ切り上げるか。

 日本発売されないならば、せめてそうしてくれと言っただけであって「各国語で字幕を入れておくから、アメリカ版を輸入するなりダウンロードするなりして世界中の売り上げをここへ集中させてくれ」という意向が、この国でXboxを推してきた我々への本陣からの終戦宣言であることは、あきらかで。

 また夢は見つつも、苦いE3ではあった。

Xbox One 6/20より新価格!!

 だそうです。
 一年半、値下げで凌ぐというのも、ものすごい決断だ。前からスマホになりたいって言っていたし、腹くくって「スペックアップした新機種を毎年出すからゲーマーさんはそれ買ってくれたらいいしライトなひとはパソコンで。なんならサーフェスもあるよ」的な方向へ向かうのであろう。そしてそうならば、マイクロソフト主導のもと、かつて世界規格を目指したゲーム機とパソコンの混血MSXに育てられた私としては、あいもかわらず、世界制覇という大きな夢を見続けて試行錯誤を続ける道の果ての「Project Scorpio」は、ぶつぶつ言いながらも愛さずにいられない。

(MSXは消え、XboxOneは普及しない、そんな国で愛を叫んでも虚しくなるだけだとお思いか。いやだが今回のE3の発表でマイクロソフト製のゲームはこの先、Xbox Play Anywhereに全対応するとされた。それは朗報だ。日本からXboxが撤退したとしても、『Halo』の新作はWindows10マシンでプレイできるということが約束されたのである。Xboxのコントローラーはパソコンでも使える。私はいまも、書斎でひとつのモニタにパソコンとXboxOneをつないで、切り替えて使っている。これでぶっちゃけ、XboxOneがなくなっても見た目なにも変わらないということだ。カクカクしていればパソコンを新しくすればいい。世界からWindowsが消えることはない。そうであるかぎり、これでもう怯えることはないのである……そう、このE3で、私はどんなに自分が次のXboxが日本で発売されず次の『Halo』がプレイできなくなるという悪夢に怯えていたか思い知ったのだった。移住、という言葉さえ浮かんだことがある。輸入すればいいのだが、もう心配するのがイヤだった。英語圏で暮らせば、なにもかも解決だとさえ考えた……軽く病みかけていた。それが……もはや、その悪夢には怯えずに生きていけるのである。言いたくはないが、口のなかで小さくアリガトウと言ってしまう自分がいる)

TRACKBACK http://yoshinogi.blog42.fc2.com/tb.php/640-7bc5553d