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『フィニアスとファーブとカモノハシペリー』の話。


FP1.jpg

 ひかりTVから宅配便が届いた。

 しかし、心当たりがない。
 箱の大きさからして、ちょうどセットトップボックスが入っているかのようで「もしや新機種が?」などと思ったりするものの、頼みもしないのにゲーム用コントローラーを同梱してくるひかりTVとはいえ、さすがに機種変を勝手におこなったりはしないだろうし。

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『ひかりTVトリプルチューナーST-3200の愛らしさ』のこと。

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 まあ、開けてみればいいことだ。
 こういう場合、劇場版名探偵コナンシリーズの登場人物ならば、いま開けようとする小包は間違いなく郵便爆弾なのだが、私は三次元に実在するので大丈夫。実写版の名探偵コナンは確か高校生なので、郵便爆弾というモチーフは扱っていなかったのではなかろうか。うろおぼえだが。どちらにせよ私は高校生でもないので二重に安全なはず。

 爆発はしなかった。

 そうして出てきたのが、冒頭の青いのである。
 なんだこれ。
 目にしてますます心当たりがない。

 紙が一枚入っていた。

 抽選の結果、当選したと書いてある。
 その青いものの名称は、

「ディズニー・チャンネル オリジナル
 P&Fのビニールバッグ」

 だという。

 P&F?
 P&Gならば、しょっちゅうお名刺いただくのでプロクター・アンド・ギャンブルだと知っているが、Fってなんだ。
 ヒントはディズニーか。

「ディズニー P&F」

 使いはじめてひと月ほどがたとうとするWindows10に向かって訊ねるが、返答はない。どうしたコルタナ。……そうだった。コルタナはいまだ日本語を理解できないのだ。設定を英語に変えると英語を解するコルタナを使うことはできるのだけれど、そうするとWindowsのすべてを英語で使わざるをえない。XboxOneでもそうなのだが、そういうのはもう、垣根をなくしてもいいのではなかろうかと思うぞマイキー(ていうか最近は、日本語で正当に売りつけてくるインディゲームが日本語に翻訳されておらず、英語版を配信していますとのアナウンスもなかったりすること多し。だから最初から全世界言語の字幕を入れるのが手っとり早いってんだよ。吹き替えなんて必要ない)。

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・箱oneの言語設定を英語にすると今月の海外Games with Goldである『アサシンクリードIV』が落とせるが、実は日本語に戻すと日本版も落とせてしまうことに二章ほど英語でプレイしてから気づく。セーブデータは共通なのでやりなおさずにすんだけれど…だったら日本でも公式にくれ。

・アメリカンプロレスのゲームにターミネーターが参戦するらしいが( https://youtu.be/AZTSahJxT0Q )。日本発売がない残念ねってニュースになってる。プロレスに翻訳の必要はない。XBOXONEもPS4もリージョンフリーなんだからしれっとダウンロード販売すりゃいいのに。

・箱ONE版ギアーズ日本語収録しろ署名に一票入れてきた。そうなんだよ成人向けにしてなお残虐規制必要な日本版なんていらない。最初から世界言語の字幕付けておいてくれれば、リージョンフリーだし流通は勝手にこっちでやるっつうんだよ。 https://xbox.uservoice.com/forums/251647-gaming-achievements/suggestions/9178496-please-support-japanese-language-in-gears-of-war-u

twitter / Yoshinogi

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 大好きだから愚痴っぽい。でも本当に、ファミコン時代でもあるまいし、どうせ世界で売るのに、字幕つけるくらい、すぐできるじゃない。映画みたいな権利関係のごたごたも、ゲームでは少ない。マイクロソフトなんて特に、自分らで作ってXboxLiveで流せばXboxでもWindows10でもプレイできる体勢を整えながら、わざわざ各国バージョンのパッケージを作るとか、なんの無駄? ダウンロード販売のメリットにみずから脱糞しているようなものだ。もういっそ最初から某漢字圏語も入れておいて、世界同時発売にすれば、いくらすばやい海賊版制作者たちだって出し抜いて、正規版をダウンロード販売して利益確保できちゃうのにさ。規制? だから、言語設定を英語にしつつダッシュボードは各国語に留めておける謎機能をこっそり実装しておいてくれればいいだけじゃないか。日本でCortana勝手に起動されても、日本の地図がなくて道案内もできないCortanaなんて恥ずかしい? わかってんだよ。わかったうえで使うって言ってんだろ。そういうところの柔軟さが足りないとつねづね思っているんだよね。

 話がそれた。
 とにかく、私が訊ねた「ディズニー P&F」はまったく日本語の要素がないにもかかわらず、コルタナ姉さんは無言なので、仕方がないから手動で検索。将来、アンドロイドメイドさんが一家に一台とか実装されても、こういうことになるんだろうなと思う。ヒト型ロボにぎくしゃく家事なんてされても、もおええわおれがやるわっ、ってなるはず。サンドイッチ作って紅茶煎れるくらい、自分でやったほうが早い。で、けっきょくアンドロイドメイドはダッチワイフ目的でしか使われなくなるので、やっぱり最近売れ筋の全自動コーヒーメーカーも箱形ではなくヒト型を目指すべきだ。どうせそのうち使わなくなるが、可愛かったり格好良かったりしてオナニーには使えるならば、納戸の奥にしまわれることはないだろう。

NC-A56-K

 また話がそれた。
 だから。
 検索したって話。
 これがまあ、なにもらしきものに引っかからない。

 ひかりTVさんよお、流布されていない通称を勝手に作って書いてこられてもわからんよ。まあそれを言うならば、自分で応募しておいて、このバッグのデザインがなにものかというのを知らない私がどうなんだって話だが。酔っていたのだろうなあ。で、テレビ画面でサクサクとプレゼントに応募できてしまうから「あらなにこのバッグ可愛らしい」とポチッたのでしょうなあ。ぜんぜんおぼえていない。好きな感じのデザインではあるのだ。持って出歩くには私のふだんのファッションはモノクロームすぎるのだけれど。

 ちなみに、バッグをひっくり返してみると、こう。

FP2.jpg

 うーん。
 これ、なんだ。
 裏側の。
 シッポか?
 ひらべったいなあ。
 うん?
 待て、そのクチバシも平べったいなあ。

FP1.jpg

 ……カモノハシ、か?

「ディズニー カモノハシ」

 で検索。

 おお。おおおお。

F&P

 奥で光る剣をかまえている、それを追加検索。

 カモノハシペリー氏であるらしい。
 グッズもいっぱい検索に引っかかってきたが、街中でそんなの持って歩いているひと、見たことがない。私のようにファッションセンスが白黒だからではなく、耳の奥のネジが四本ほどゆるんで視覚がおかしくなっているのではなかろうかと勘ぐってしまうような、いかにもカモノハシペリーグッズが似合いそうなお嬢さんがたも身につけているのは見たことがないから、まだまだ普及段階のキャラなのだろう。

 そこで私に、こいつの顔がでっかくプリントされたビニールバッグをさげて歩き回れと。

 ……持って出るのはイヤだなあ。
 子供に持たすにはサイズが大きくて引きずりそうだし。

 とはいえ、クーンツ師のサイン本のときにも書きましたが、私はモノをもらえばきちんと宣伝しなさいというしつけのもとに育てられたので、今回のこれを書いているわけである。

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『Dean Koontz師のサイン本』の話。

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 しかしそうすると問題が。

 実は私は、このアニメを観たことがない。
 観たことのないアニメのたのしさを伝えるなどというのは、それは宣伝ではなく詐欺である。いち商売人としても、そういうモノの売りかたはしたくない。

 まず観よう。

 アニメのタイトルは、

『フィニアスとファーブ』

 あれ?
 カモノハシペリーの大冒険とかそういうんじゃなくて? P&Fってファニアスとファーブ? そいつらも、カモノハシ?

 ……違いました。
 人間でした。

 ひかりTVのベーシックチャンネルに「ディズニーチャンネル」も「Dlife」も含まれているので、チャンネルをあわせれば観ることができる。

 「Dlife」では、はじまったばかりなんだ。
 とはいえ、本日の放送はすでに第5話。
 初回を観ていなくて、理解できるだろうか。
 危惧しつつ、視聴。

『フィニアスとファーブ』
#5 ガキ大将と決闘
(原題:Raging Bully)

 さっそく出てきたカモノハシペリー。
 パイプ滑り台で、でかいモニターがある秘密基地へ。
 なにか指令を受けている様子。
 なにこれ。
 カモノハシがエージェントなのか。
 007だ。スパイ大作戦だ。

 一方。

 フィニアス(顔が三角の鬱陶しいガキ)は夏休み中だが、ガキ大将と遭遇し、わざとではないもののアイスクリームを彼の股間に落として笑いものにしてしまう。当然、ただでは済まないと凄むガキ大将。

 そこにクマデを持って登場するボクシングの世界チャンピオン。

 イベンダー・ホリフィールド。
(右耳には何者かに噛み千切られた跡)

 ホリフィールドて!?

Evander Holyfield

 なんだか偶然にも、格闘技好きの私が望んで観たかのような回にあたってしまった。「プロボクサーにしては年をとりすぎていない?」と女の子が言うが、なに言ってんだ。伝説のひとだぞ。ていうか吹き替えで観ているのでわからないが、これ、もちろん本人が声当てているんじゃないのか? だから字幕にしろと。最初から各国で字幕を選択できるようにしておけばいいだろうが、いつまでビデオテープの文化を引きずっているんだダウンロード販売どころかひかりTVはブロードキャスト。ブロードキャストとは、ネットワーク上にあるすべてのノードに同時に同じデータを送信するシクミ! 世界中で同時に観られるようにするには、吹き替えでなく字幕!! それでよし!!

「ええそうですね」

 しかし、年をとりすぎているプロボクサーだという指摘を、鷹揚に受け流すホリフィールド。

 フィニアスくんは感動する。

「かっこいい!」

 ホリフィールドは言う。

「決闘するなら、昔からのやりかたがある。三時にモールの前へ来い」

 というわけで、ガキ大将と対決する三時まで、ホリフィールドの特訓を受けることになったフィニアス。ちなみにここまでファーブ(四角い顔の鬱陶しいガキ)のほうは、今日の三時にフィニアスくんのスケジュールが空いているかどうかを確認しただけ。それも無言でうなずいて。しゃべれない子なのかもしれない。

 ところで特訓の内容だが、フィニアスのほうはエスカレーターを逆走したりと、なんだか特訓めいたことをやっているのだが。

 ガキ大将の自主トレも抜粋で紹介される、そこでかなり時間を割かれたシーンに、私は興味をそそられた。

 パンツずり上げ。

 まさに今回の原題でもある『Bully』というゲームで私も散々やった。

Bully

 アメリカの小、中学生あたりだと、共通言語として通じるらしいイタズラ……いや、日本だとイジメの部類に入りそうなのだが。ターゲット男子の背後に忍びより、ズボンの腰のところから両手を差し入れて、ブリーフをぐいっっ、と引き上げる。

「ぎゃっ!!」

 と股間を圧迫されたターゲートはそりゃ言うし、その声でみんなの視線を集めてみれば、腰の両端から天使の羽根のように白いブリーフをはみ出させた彼がいる。大成功である。のびきったブリーフは、もう履けなくなっている危険性さえある。ひどいイタズラだ。

 ゲーム『Bully』をプレイしているあいだ、私はそれは、古くなつかしい寄宿舎ノスタルジーなのかと思っていたのだけれど、二十一世紀の新作アニメで、ガキ大将がそういう特訓をたっぷり時間を割いておこなっているということは、現代のアメリカンキッズたちにとって、いまも日常的な屈辱であり、笑いのタネなのか。いやでも現代キッズはホリフィールドのことを知らないだろうし(ホリフィールドがマイク・タイソンと対戦して耳を噛み切られ3ラウンド反則勝ちして時のひととなったのは十八年前のことである)、そもそもこのアニメが大人向けなのか?

 なんにせよ、私は日本で実体験にせよ、フィクションのなかにせよ、パンツ吊り上げという技を練習したこともなければ受けたことも、見たことさえない。それをさも「だれでも知っているよね、これ?」と全世界に配信してしまう『フィニアスとファーブ』は、全世界にアメリカ的価値観を普及させようというディズニーの企てなのかも知れないと感じた。実際、これを見た私が小学生だったなら、翌日の学校で、だれかのブリーフを引っぱりあげたくて仕方なくなるだろう。と、書いてみて気付いたが、そういえばこの技、トランクスだと生地が伸びないので面白味に欠ける。やはり、下着まで支給される軍隊文化ありきの広大なるアメリカ寄宿舎学園生活の土壌を必要とするのか。コメディにもほどがあるコメディなのに、観はじめて五分で異文化について深く考えさせられる、なかなかにディズニー、恐るべし。

 フィニアスとファーブは、ショッピングモールの駐車場にボクシングリングを設営。なんなんだこのガキたちは、どういう設定だ。

 さてここで、カモノハシペリーの再登場。

 五歳の時に独りでサプライズパーティーを開催した孤独な悪の科学者が、人々を催眠状態にして操る装置を開発し、自身の誕生日を祝わそうと画策する。

 向かったのは偶然にも、フィニアスとガキ大将が決闘するモール駐車場。おお、カモノハシペリーのパートと、フィニアスとファーブのパートが重奏化。無理やりだけれど。毎回これをやるのか。

 悪の科学者の野望を阻止しようとするカモノハシペリーの武器は笛。最初は間違えてクジラを呼んでしまうが、笛をしまうポケットを間違えていたことが判明、あらためてコウモリの大軍を召還する。ほかにはコモドオオトカゲやイワシを召還可能なことが画面からは読み取れた。そんなくらいの英語は字幕なしでも読める。

 その後、フィニアスとガキ大将は闘いを通じて仲直り。ホリフィールドに礼を述べ、悪の科学者はペリーに倒された。

 カモノハシペリーは、フィニアスのもとにペットのカモノハシとして帰還する。なるほど。ペットのカモノハシが実はエージェントで、フィニアスとファーブの毎日を、実は裏から救っているというお話しのモヨウ。しかしガキのくせに巨大格闘場を瞬時に建造したりできる財力があれば、彼らは彼ら自身で己の身くらいは守れそうなものだが。

 最後にファーブがちゃんと喋ることができる上に、格闘技の上級者であることも示唆して終了。

 ええそうですね。
 ハイテンションなアニメでした。
 おもしろかった。おもしろかった。おもしろかった。と三度うなずいて、でも、子供向けか大人向けかは、迷う。大人はくっだらない、と言いながらほくそ笑み、ガキは腹抱えて呼吸困難になるようなネタのオンパレード。観ながら、妖怪ウォッチのアニメのおもしろさが大人にはわかりづらいという事実を思い出した。

 そしてカモノハシペリー。
 無言にして最強。

 しっちゃかめっちゃかな世界で、ただひとりの寡黙なカモノハシは、まぎれもなく作品世界での中心軸なのでした。

 ……こんなものでどうでしょう。
 バッグさげて歩くのは遠慮しますが、カモノハシペリーの登場するディズニーのアニメ『フィニアスとファーブ』は、たぶんまた観ます。飛ばし飛ばしにときどき観ても、充分にたのしめるとわかったので。イベンダー・ホリフィールドは出演したのに、マイク・タイソンは出ないのだろうか。近ごろいつもUFCのリングサイドでニヤニヤ試合を観ているが自分は闘うでもなく、実にヒマそうに見えるのですが。

F&P

 律儀に宣伝してみた。
 次の貢ぎ物も待っています。

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