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『Dean Koontz師のサイン本』の話。



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 いただいた。
 ディーン・クーンツの直筆サイン。
 日本語の『オッド・トーマスの霊感』にである。

 狂喜乱舞?
 いえ、ああ、私はこのときのためにブロガーをやっていたのだというような、奇妙に心の澄んだ状態。いわゆる賢者タイムというのに似ている。なるほど、気づかないうちに絶頂に達していて、それがあまりにも激しくすばやすぎて、自分でも認識できないままなのだろうか。

 パンツを確かめたが、濡らしてはいなかった。

 ごめんなさい。
 私のなかで、この悦びを表す最上級のその上に位置すべき言葉が見つからないのです。

 なので、過去の言葉を並べてみる。
 こんなにも好き。

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 そんなにも好きなひとのぬくもりを、もらった。
 一晩ともに過ごしたあと(どうなふうに愛を確かめあったかは秘密)、写真を撮って、スキャンもして、実物は空気に触れないように密封して、太陽の光に当たらない場所に置いた。

 最大解像度でスキャンしたそれをプリントアウトして額装した。

 この先、私が死ぬまで、私のそばにそれはあるだろう。毎日トレーニングしている部屋で、腹筋運動中に頭を上げたとき、真正面に来る位置に飾った。これから毎日、叱られ、励まされ、次の日も、次の年も、私が闘うための力をくれるはずだ。

 おそらく私の家族もこれを読んでいるから、ついでに書いておこう。そのサイン本を私の棺桶に入れないで欲しい。いっしょに焼かれたくない。聖書とは、想いを伝えるためのものだ。私に必要なくなったのなら、次に必要とするだれかのものとして欲しい。

 ああ、私はなにを書いているのだ。

 なにがうれしいといって、このサインを書いたときの師の心情が、私にとって特別なこと。これは、日本で限定公開された映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』の特装帯を巻いた、日本語訳の原作本に書かれている。ディーン・クーンツ師が絶賛した『オッド・トーマス』の映画化だったのだが、諸般の事情でクーンツ師の暮らす国では劇場公開されていない。されていないのだから、数年前に発売された原作本に「映画化!」の文字がおどる特装帯が巻かれて、書店で山積みされることもなかったということ。

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 オッド役の俳優アントン・イェルチンの立ち姿が、見慣れぬ日本の文庫本に巻かれている。それにサインをする師は……悔しかったろうか。それとも、極東の島国では映画館でこれを観る人々がいるのだと、救われる思いだっただろうか。

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Review - Movie / Odd Thomas

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 ともあれ、私はその映画を観て、その映画について書き、いま師の書いたサインを見つめている。私の好きなディーン・クーンツ先生らしいエピソードだ。映画化に恵まれない。世紀も変わり、やっと満足いくものが完成したというのに、世界中でその映画を劇場で観たのは、私を含めたせいぜい数百人だけ。だが、その事情なくして、このサインは私のもとへは来なかっただろう。

 複雑な想いは、ある。
 けれどやはり、私は私の幸運を悦びたい。
 ありがとうございますディーン・クーンツ!!

 実際にアメリカでばったりクーンツ師に出逢ってサイン下さいっ、という流れで書いてもらったというケース以外で、考えうるかぎりもっとも信頼できるルートを辿って、このサインはやって来た。日本で映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』を配給した映画会社を通じてである。もしもこのサインが本人のものでない可能性があるとすれば、映画の全米公開が流れたことにふてくされた先生が、奥さんかゴールデンレトリーバーの愛娘アンナにサインを代筆させたという場合だが、だとしたらできれば奥さんよりもアンナの代筆だったほうが私はうれしい。それに、そうであってもディーン・クーンツのものだと信じる私に真実を伝える機会は今後もきっとないだろう。なので、先生の書く「n」って「u」に見えますよね、と私は微笑みながら生きていくので大丈夫。たとえそれが実際にはアンナが人間のようにサインペンを握ることのできる親指を生まれつき持っていない犬だからだということに起因するのだとしても。

 映画公開時に書いた記事で、パンフもポスターも売っていなくて哀しかったと私が書いたせいか、チラシも、もらってしまった。これも高解像度スキャンしたので、ポスターサイズにすることもできるのだけれど……「期間限定」などの文字を毎日目にすると、そのたびに師の落胆に共感して物悲しくなってしまうだろうなと思案中である。

Deankoontz2
Deankoontz3

 さあ、ひとしきり、自慢は済んだ。
 ここからが大切な時間だ。
 断じてステマではない。
 なぜならここにステルス要素など存在しないから。
 私は正々堂々とクーンツ師のサイン本で買収されて宣伝する。

(とはいえ、私にそれをくれた映画配給買い付け会社さんからDVDが出るわけではないので、無事限定公開も終わり大手に権利も売り払われたいま、私がおこなうこの販促活動は、だれのためかといえば続編製作に一縷の希望をつなぐ私自身のためです。Movie / Odd Thomas 2も、もちろん観たいけれど、映画業界もネタ不足のようだし、いまこそ過去の傑作『ウォッチャーズ』や『デモン・シード』の再映画化とか、またなにをモメているのか停滞しているっぽい『ハズバンド』や『クーンツのフランケンシュタイン』の制作が「なんか日本でけっこう評判良かったみたいよ、クーンツ師の映画化」なんて噂が後押しして加速することを願って)

 DVDの発売が決定、予約が開始されています。
 どうぞ、あなたのお手元にもオッド魂を。 

OddThomas

 そしてアマゾンで五つ星をつけ、ブログやsocial networking serviceでそっと誉めるのです。できれば英語で。いまのところ世界で唯一の映画『オッド・トーマス』が劇場公開された国の住人として、彼らのケツの穴に爪先が刺さるくらいの勢いで蹴りあげてやるのです。もう、まったく本当に。師が、だれが読んでも納得の穴のない傑作を上梓することなんてめったにないというのに、その『オッド』の映画化を金の話で頓挫させるとか。彼らのバカは極まっている。次に映画化できそうなのを先生が書くのは、いつのことになると思っているんだか。

 映画館で、初めて先生の映画化作を観て、欲が生まれました。ディーン・クーンツ師か、観る側の私か、どちらかが逝ってしまう前に、もう何作か作って観せやがれっ。

 そしてなによりも今回の特別な映画化およびディスク化が、日本でのディーン・クーンツ読者を増やすことにつながれば、と願っています。実際、この拙サイト『とかげの月』へのアクセスも『オッド・トーマス』を検索してのかたが、昨年末以降、急増している。だったら私はさらに書く。ほらこんなに、飽きずに何十年も読み続けている読者がいる。私にとっては、いまさらもはなはだしいが、検索語句を見る限り、みんな、クーンツ師のことも、原作のことも知らないから検索しているみたい。だから、だったらば、言いたいのは最終的に、これだけ。

 ディーン・クーンツ、推す。

 あなたの来るのが遅いので、もうすでに読んでも読んでも追いつかないほどストックがある。そんなたいそうなものではないです。霊が見えたり、犬がしゃべったり、邪教集団や靴下人形に追いかけられたり、豆腐坊やだったり守護天使だったり、一方、超未来兵器が発射されたり、そんな感じ。なんだか星の巡り合わせか映画化しようとすると不幸なことになるので、そっちは死ぬまでに運よく数本観られるといいなあ、と夢見ながら、本を読むべし、と薦めます。



(蛇足ですが、映画『オッド・トーマス』のWikiに、英語版DVD化の話はさらっと書かれているものの、すでに流通しているハンガリー版や日本での劇場公開のことなどはまったく記述がない。

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Odd Thomas (film) - Wikipedia, the free encyclopedia

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 せめて期間限定であっても劇場公開はされたのだという事実を、私はWikiには書き込まないことを誓っているので、どなたか書き足してください)


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