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『ひかりTVトリプルチューナーST-3200の愛らしさ』のこと。


※後日追陳。その5。

 四ヶ月後。

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『ひかりTVトリプルチューナーST-3200の、その後』のこと。

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※後日追陳。その4。

 ほぼ二ヶ月つきあって、現在の運用状況。
 帰ったらコンセントを抜く。
 五分以上待ってつなぐ。
 電源ボタンを押せというメッセージが出る。
 リモコンの電源スイッチを押して起動。

 これで勝率十割。

 いったんクリアな再生状態にできれば、その裏で録画がはじまろうがなんだろうが、画像が劣化することはない。だったらどうにかそっちでできそうなものじゃないかと思うが、現状、この作業が必要。なので必然的に、プロレスを観ながら筋トレをはじめる毎夜23時前後には録画予約が入れられない。五分あれば起動できるので、23時10分くらいからなら予約を入れることもできる。

 どうしても23時をまたいで録りたい番組があって、こっちが事前に再起動させる時間が取れないときに、やむなく軽くもっさり動画状態で観たことが数度。
 まあ、なんというか、そこはかとなく不便。
 それがいまの、彼の実力。
 不満はありつつ、解決はできそうでできず、この二ヶ月の進歩は拍手を送るに値するほどすばらしい。

 ところで、先日からST-3200は販売もされはじめたようで。既知の不具合が存在しているものをそれはないだろうという気はいたします。逆に、売って買ったひとも現れてしまったのだから、パーフェクトマシンへと変貌させる義務がひかりTV技術班には生じたと言ってもよいでしょう。

 次のアップデートはまだですか。


※後日追陳。その3。

 なぜこれを冒頭に書くかといえば、非常に重要なことだからです。
 結論から言えば、この個体が不良なのか、これがデフォルトであるとするならば、こんなものを精力的に配布し続けるひかりTV大丈夫か、という話です。

 七割がた、電源の問題でした。と書いてから半月ほど。様子を見てみたら。えーとですね。七割は言いすぎですね。五割です。当初よりは確実に改善したものの、我が家で与えうるかぎりの最高級電源を用意してさしあげても、たまにカクカク病が発症します。頻度でいうと、この一週間、私は新日本プロレスのG1 CLIMAX23生中継を観続けているのですが、初出場開幕三連勝したDDT飯伏幸太の雄姿は非常にクリアに再生できましたが、大阪で中邑真輔に敗れ(中継なし)、2013年8月6日、石川県産業展示館3号館での五戦目で永田裕志にバックドロップ葬された瞬間は、カクカクしていました。

 勝率で言うと(飯伏幸太のではなくST-3200の)。
 三勝一敗で勝ち越してはいます。
 しかしこちとら電源の問題だと信じているので、くだんの第四夜、ST-3200が裏切りのカクカクでお帰りなさいませご主人様してくれたときには、コンセント引っこ抜き、放置し、またつないではリセットし、再起動。五、六回やりましたかね。十五分は使って、これは今夜のG1はカクカクで観るしかないなと腹を決めました。めっちゃ罵倒しながらですけど。

 あ、ちなみにいろいろ試してみたなかで、カクカク状態のときに、アナログ出力の映像を観ると、それはもう激しく上下に揺れていることが確認できました。カクカクしていないときは、アナログ出力でも小さな文字まで読めているのが、揺れている状態だと大きな文字も判読不能。それがなにを証明しているのかは、ひかりTVの偉いひとが考えてください。

 というわけで2013/8月現在。
 ST-3200は、W録とも追っかけとも回線状態ともHDDとの相性とも無関係(それぞれ干渉しない状態において、カクカク確認済み)に、ときおりいくら再起動しても回復しないもっさりした病を発症します。ググってみて気付いたのですが、PM-700からWチューナーモデルのIS-1050に替えられたかたが、カクカクしていると書いておられるのをいくつか発見してしまいました。そして、それって最終的に直ったのかどうなのかの記述は見つけられなかった。

 いまあかされる、PM-700はとてつもなく良い子だったという事実。
 ST-3200、さしあたりは使い続けますが、PM-700にもどすという選択肢は、私のなかでまったく消えていません。ちなみに我が家ではST-3200をつないでいるテレビにもひかりTVチューナーが内蔵されているのですが(録画ができない)、そういったシンプルなチューナーでは、再生画像が劣化するという事態に出遭ったことがなかった。私は試行錯誤していますし、アップデートも気長に待っていますが、冒頭に書いたように、もしもこれがデフォルトの現象なのだとしたら、すべてのひかりテレビユーザーにST-3200を! などという政策は、クレームの嵐を呼び込むことになろうかと思われます。

 だからいまのうちに、全力で解決するのですよ。
 なんで金払ってカクカクしたの観なならんねんっ、と罵りながらも自己解決しようとする、私のようにおだやかな格闘技ファンばかりではないですからね。いや、ファンに限らず、どこぞの道場で猛者たちが集まって録画した全国大会決勝を再生しようとしたらST-3200が拗ねて、

 「うちの先輩の大事な試合、なにカクカクさらしとんじゃコラぁぁ」

 みたいなことだって、ありうるわけですから。
 偉いひとは、もっと声を枯らして技術部を叱咤すべきです。


※後日追陳。その2。

 なぜこれを冒頭に書くかといえば、非常に重要なことだからです。
 結論から言えば、七割がた、電源の問題でした。

 思えば、この家に引っ越してきたとき、友人が遊びに来て、Xbox360を手近なタップにつないだら、ACアダプタのランプが赤点灯して動かなかったということがありました。Xboxってよく出来てるなあ、不安定な電流だと本体に電気流さないで警告ランプで止めちゃうんだね。でも、日本の住宅事情も考えて設計しなきゃダメだろ、と友人が言いました。実際、壁のコンセントにタップを経由せずつなげれば問題なく動いたのですが、そのコンセントからテレビまわりのあれこれな電化製品に加え、我が家ではテレビにデスクトップPCをつないでいるし、同じ部屋にノートPCも置いている。ハードディスクレコーダー二台に、再生機器が何台か、さらにはアンプとスピーカーもつながっている。

 そして、ひかりTVチューナーも。

 そんななかで、Xbox360だけが壁コンセントを独占とか、困るのです。
 というわけで、優先順位を決めていった。Xboxとパソコンは、わざわざ増設した独占コンセントの使用を認め、レコーダーやチューナーが、二股か、三股な感じ。ずっとそれで問題なく動いていた。動いていたから、ぴんと来なかった。引っ越してきたときのXbox360のくだりから、すでに私は我が家のコンセントに走る電流が、素晴らしく整然としたものではないと知っていた。知っていたのに、ひかりTVの新チューナーが挙動不審になったのが、電源のせいだと疑わなかった。けっこうリビング内では優先順位の高い位置につながれていたし、先代のPM-700は、その電流に不満を表明したことはなかったというのもあったし。

 現状、ST-3200に、Xbox360やパソコンと同等の専用回路を用意してやったところ、映像は目に見えてよくなりました。この追陳のあとに、最初の記述をあえて修正せずに残してありますが、文中で私が「再生能力が低いせいだとかいうのは、私の早とちりです」と書いているのが、実はふたたび早とちりで、最初の記述が真実に近いと判明。

 やはり、再生能力の側の問題でした。
 独占電源を与えてみれば、ST-3200は昨日の新日本プロレスの生中継録画を、そうとう綺麗に再生してくれた。つまり、録画したそれ自体はカクカクしていないということです。上で七割がた、と書いたのは、W録した録画には依然として引っかかる部分があるし、追っかけ再生は映像の劣化につながるからですが……それらも、我が家の電気供給システムがクソなうえに、根本的な問題として絶えずいくつかのハードディスクが勝手に動いたり止まったりしている、どうやってもひかりTVのチューナーが揺らぎのない電界に孤独に鎮座ましますような状況ではないことが原因である可能性は捨てきれません。

(試してみると、パナソニック製のごくありふれた二股コンセントを経由しただけで、映像はわずかながら、しかし肉眼でわかるほどに劣化しました。私の友人の言葉ではないですが、我が家の電源がクソなのは認めるものの廃墟に住んでいるわけではないのです。ほかの電化製品は問題なく動いている家で、なにもつながっていないタップを通しただけで電気に揺れがあると不満を表明。間違いなく、友人が「日本の住宅事情を無視してる」認定したXbox360よりもST-3200はナイーブ。前のチューナーよりもどうも画が落ちる、もしくはブロックノイズが出る、などという件でお困りのかたは、回線の速度や安定性と同時に、電気の供給がST-3200の機嫌をそこねないレベルでおこなわれているかもチェックしたほうが良い。求められているのは、かなりの贅沢電源でした)

 はっきり言えるのは、ST-3200がPM-700よりも安定した電気の供給を求めているということと、もしも安定供給がかなわないときでも、マイクロソフト社製のゲーム機のように動くことを拒否したりはせず、健気にできるだけのパフォーマンスを魅せてくれる、ということ。

 めんどうくさい配線作業で専用コンセントを用意する手間はかかりましたが、この記事における最終的に大事なこととしては、

「いったんは返却しかけたST-3200を、返さないでよかった」

 私が、いまは、そう確信しているということ。
 それを最初に書いておくべきだと考え、このような倒置法になっております。
 以下、当初の原文まま。

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 また、興味のないひとにはまったくアレなことを綴ってしまいますが。
 世の中では、こういうことに日々の時間を割いているひともいるのだなあ、といった夏休みの観察日記を覗き見るおももちでもちもちしてくださればと願います。

 ひかりTVという映像サービスを契約しております。
 もう、ずいぶんと長いつきあいです。
 引っ越しても、かわらず使っている。

 要はネット回線を使用した映像配信サービスです。
 こういうの。

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『ひかりTV』公式サイト

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 一時期住んでいたマンションで、ケーブルテレビとネットテレビの二択しか不可能だったことがあって、その片方のケーブルテレビという選択肢では、私の生活に必須なプロレス・格闘技専門チャンネル『FIGHTING TV サムライ』が観られなかったのです。

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『FIGHTING TV サムライ』公式サイト

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 というわけで事実上の一択になり、それ以来、なんら不都合もなかったので、使い続けていまに至るのですが。

 このたび、そういうことがあった。

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・やっと追っかけ再生できるチューナーができたぜST-3200!! ってことでひかりテレビさんに交換を申し込んだのですが。旧チューナーとの下位互換がないという…なのでせっかく6月からHD化したサムライTVを外部出力アナログ録画で観てる。我が家のHD化が完了するころ4kがくるねきっと。
2013/06/05

twitter / Yoshinogi

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 ああ、うきうきした様子が伝わってきますね。

 Android4.0を搭載した新モデル「ST-3200」は、国内初のテレビ向けクラウドゲームサービスを利用可能で、ハードウエア性能は従来モデルの約10倍という。トリプルチューナーを内蔵し、1チャンネル視聴と2チャンネルの同時裏録画が可能。フルHD(1080p、60fps)解像度対応。DLNA/DTCP-IP規格に対応してスマートフォンなどでも視聴可能。

 ちなみにそのとき私の手元にあったのはシングルチューナーモデル『PM-700』。

 私の晩ご飯は、仕事柄、ほぼ毎日決まって23時ごろ。
 それなのに、『FIGHTING TV サムライ』の試合中継は、毎日22:00-24:00がデフォルト。つまりシングルチューナーで、今日も仕事が終わったよビール飲みながらプロレス観るかっ、はアナログ出力したものを観るか、翌日観るかしかない。

 でもよく考えてみて。
 翌日の22:00-24:00は、また中継があるので再生は同時にできない。
 というわけで、やむなく、翌日の昼間の前夜分再放送を録画して観る毎日。
 有料チャンネルの生中継だって、もれなく一日遅れ。
 気を抜くと、スポーツニュースで結果を知ってしまったりもする。

 いいんですけどね。
 プロレスや格闘技なんて、結果ありきのものではないし。
 何年も、こうやって観てきたのですから。

 だけれども。
 トリプルチューナーが、しかもレンタル価格据え置きで提供されるという。
 そんなの申し込むわ。

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・「ST-3200」!!時間指定までしたのに留守にしてゴメンなさいクロネコさん!!急な会議だったのです。消費税が悪いのです。ついに申し込んでから一ヶ月を越えてしまった。いつになったら出逢えるのさ愛しの新チューナー。
2013/07/06

twitter / Yoshinogi

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 愛を語りはじめています。
 ツイッター読んでいただくとわかりますが、その一ヶ月のあいだに、引っ越したのに住所登録変えていなくてひかりTVさんからメールが来たり、いろいろあったのです。それでまた遅れ、やっと時間指定したら会議の呼び出し。税額表示? なぜそんな話を急に、しかも私のトリプルチューナーを置いてけぼりにして始めることになったのか……そのあたりは社外秘ですが。ともあれ、困難によって愛はいやますのでした。

 そうしてついに、まじわりのとき。

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・ST-3200を受けとる。つなぐ。言いたいことがいっぱいある。追々言っていくが。まずなにより番組表が使いづらいわ!! 操作に合わせて画面の側を動かしちゃダメなんだよFPSやったことないのかよ開発者。テレビ番組表サーフィンで酔うとか…なぜこれマズいと気づかなかった…
2013/07/08

twitter / Yoshinogi

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 そんなものは、序章でした。
 いや、誤解のないように書いておく。
 視聴はできるのです。
 追っかけ再生も、できるのです。
 裏録だって、クラウドゲームだって。

 ただ、私の愛は褪めた。

 まず、番組表のひどさったらない。新聞の番組表見ればわかりますが、それは整然とした並びではないですよね、はじまる時間も違えば、終わる時間も、放送時間も違う。しかしST-3200の番組表は、選んだ番組をがっちり画面の中央に持ってこようとする。わかりますか? 7:00にはじまる番組にカーソルを合わせていて、隣の7:30にはじまる番組へカーソルを移すと、三十分ぶん「番組表が」ズレる。この仕様の結果どうなるかといえば、あらゆるカーソル移動に画面が上下に反応する。じっと見ていても、どこを見ていたかわからなくなる、というか、じっと見ていると、酔う。

 あきらかにマズい。
 なにより、だれが見ても使いにくく、だれが見てもソフトウェア上の些細な問題なのに、すでに二回もおこなわれている大規模ソフトウェアアップデートで、これが直っていない。

 ほかにどれほどの重大な直すべき問題が山積みだったのか、想像に余りある。

 受けとるの遅れてよかったのかもしれない……

 そう考える時点では、私はまだ、これからはじまるアップデートの連続にうんざりしているだけだった。愛は褪めたけれど、便利さは認めるし、つきあい続ける気ではいたのです。

 そうして初めての夜。

 追っかけ再生で、試合中継を観た。
 耐えられなかった。

 耐えられないまま、放送終了まで待った。
 ただ単に、録画を再生した。
 追っかけ再生時よりはだいぶマシ。
 でも、綺麗じゃない。

 翌日。
 録画せずにニュース番組を観た。
 スポーツ中継とは違い、ほとんど動かないキャスターがふたり並んで話している画。
 それでも、気になる。
 録画の問題ではないのだった。

 チャンネルも変えてみた。
 我が家の回線は、フレッツ光ネクスト・ファミリー・スーパーハイスピードタイプ隼で、レンタルルーターに有線直結。
 これ以上、回線の側に手を加えるところがない。
 ST-3200をつないで観ていたのは東芝REGZAの42Vサイズ。

(まったくのついでのように報告しておくが、届いて二日目のそのときまでに、フリーズと呼べるうんともすんともいわなくなる状態が七回あり、そのうち二回は電源入り切りでも復旧せず、十数分放置したら直った。殺意を持って床に叩きつけるところでした)

 ざっとまとめた結果。

 画は綺麗。ただ動きがコマ落ちして、PM-700に比べると、臨場感が一歩、いや二歩か三歩か、四歩くらい、画面の奥へ逃げて行ってしまっている。具体的に言うと、昨夜の大日本プロレス中継は、追っかけで観ているあいだは蛍光灯が頭にぶつかって炸裂する瞬間がすっ飛んでいて、追っかけをやめて録画を再生したら、リング上を走っている選手が、高画質なYouTube映像を観ているみたいに、微妙にカクカク(カクカクと表現するには微妙な程度なのがまたウザい)。バーチャファイターのネット対戦のラグを思い出した。対戦はできるけれど、心がけて一歩先にボタンを押す感。なんか観ていて一拍ズレる、ってプロレス観戦では致命的。歓声があげられないのです。

 録画そのものもトリプルチューナーを酷使すると負荷がモロに映像に出るのだけれど、録画したものを再生するプレーヤーとしての能力がPM-700よりも低い。再生能力が低いということは、つまり、ただ単に放送を見ている状態でも、カクカクしてる。その部分で劣化が起こるとは想定していなかったので、ため息つきながら思ったのは、

「前のチューナー造ったひとは会社辞めちゃったの?」

 なんか、技術の蓄積なく、いちから作り直したか、もしくは、極端なコストカットで大事な部品が安物に変えられたか。なんにせよ、トリプルチューナーの恩恵や、DLNAの便利さよりも、肝心の目にする動画そのものの質が落ちてしまっている。ハードとしてのパワー不足な感が否めない、ということは、ソフトウェアアップデートで直る見こみは、ほぼない。

 確かに、観られないほどの劣化ではない。
 でもあからさまにPM-700の画のほうが綺麗なのは間違いない。
 私にとってそうなのだから、私の愛機にST-3200は、なれない。

 これはもう、さよならだな。
 期待していただけに残念だ、と涙を拭いながら。

 そういえば、私がおたおたと受け取りを遅らせているうちに、すでに受けとって使っているひとたちは、いっぱいいるはずだよね。そのひとたち、ネットになにか書いていたりしませんでしょうか。

 思い立って、検索作業を開始してみたら。
 確かに、不評は山ほどあるのです。
 フリーズや、番組表、その他もろもろのことを書いているひとはいる。

 でも、私がST-3200が根本的に使えないと判断した、映像がコマ落ちするとか、カクつくとか、その手の話がほとんどないのです。

 いろいろなことが考えられる。
 1ギガ回線の契約だが、我が家は都市部の駅前という立地で、時間帯によっては人口密度のせいで回線スピードは極端に落ちる。
 ネットにこの手の話が落ちないのは、ST-3200に飛びついた層が、すでにダブルチューナーなどの機種に乗りかえていたひとがほとんどだったため、私が知らないだけで、ダブルチューナーもこういう映像なのかも。

 いや……それにしても。
 このあきらかに観るに耐えない映像に、否ととなえるひとが皆無っておかしい。

 すでに、返却しようと箱詰めしていたST-3200を、再度、取り出しました。
 その後、なんども、PM-700とST-3200をつなぎ替えては契約番号を入れ、同じ回線、同じ画面で見比べた結果。

 ふと気付く。
 ST-3200をつなぎなおして契約番号を入れ、ハードディスクを認証させ、その時点では、画がカクカクしてはいないのです。
 あれ?
 やっぱり回線のせい?

 思いながら、一日のいくつかの時間帯で、W録して、トリプル視聴もして、録画したものを確認しても、あのあからさまな画質の劣化がない。
 あれ? あれ?

 最初のときのあれは、ST-3200ちゃん、なにか不安定な日だったのかしらん。
 そんな日があるマシンというのもそれはそれで困るのですが、観られる映像ならば、トリプルチューナーを手放したくはない。

 最初の日、なにやったけ……
 思い出して、ぴんと来た。

 そうですよ、まさにそれ。
 22:00-24:00の、プロレス中継を初めての追っかけ再生。
 そして落胆したのです。

 やってみた。
 再現した。
 そして、ひどいことにも気付いた。

 つまるところ、追っかけ再生がすべての元凶。
 上で書いた、再生能力が低いせいだとかいうのは、私の早とちりです。
 追っかけたとたんに、あの映像。まるでDLNA使ってケーブル経由で再生した結果のコマ落ち的な、いかにもソフトウェア上で無理から再生していますよ、という薄っぺらい映像になる。

 で、そのあとがまた問題。
 追っかけを止めても、画像が戻らない。
 録画していたものはすべてがカクカクになる。
 に、とどまらず。
 それだけなら、私も追っかけ再生が原因だと気付いていたでしょう。
 気付けなかった原因は、追っかけを止めても映像がもとに戻らない、それが、録画が終わっても、リアルタイム視聴をしても、チャンネルを変えても、リモコンで電源を切って、翌日、リモコンで電源を入れても、ずっと続くというところ。

 もとの綺麗な映像に戻す手段が、本体の電源を引っこ抜く、もしくは、電源ボタン長押しで完全に沈黙させてから再起動。それしかない。

 逆に言えば、電源引っこ抜けば戻るのでした。
 PM-700とST-3200を、つけては戻ししていなければ気付かないところでした。

 これは確かに問題だが、ハードウェアとしてはトリプルチューナーで綺麗な映像が並行して録画かつ視聴できているわけで……だったら、アップデートで直る可能性がある。

 ST-3200。
 返すのやめました。
 追っかけ再生は使えない。
 しかしまあ、これまで通りの使い方はできるし、二番組の同時録画ができるようになったということ。

 そのうち、追っかけでも綺麗な絵が動くのだと信じて待ちます。

 というわけで、この記事、書きはじめたときは『こんにちは、そしてさようならST-3200』というタイトルだったのですが。お別れは、長年連れ添ったPM-700と迎えることになりました。ありがとうPM-700。単純にして、素直だった名機。きみのことは忘れない。

 ……ええと。
 返却前にネタにしておこうと、ST-3200の記念撮影をしたので、ついでにそれを載せて、でもやっぱり彼との共同生活はこれからイバラの道かもしれんということを臭わせておきます。
 ゲームコントローラーが頼んでもいないのに同梱。

St32001

 ばらまいて普及させようというこの戦略は、マイクロソフトがXBOXONEで狙っているシステムそのものです。ケーブルテレビ大国なアメリカでは、レンタルビデオ屋がほぼ駆逐されて、テレビにつなぐ端末であるゲーム機でも、録画と、オンデマンドのラインナップが大事なんだとか。

 逆に、日本ではひかりTVが「ゲームもできる」テレビ視聴端末を普及させられるかは見モノであると言いたいところですが……いちゲーマーとして言うなら、国内初のテレビ向けクラウドゲームサービス、月定額525円で遊び放題のラインナップが『高橋名人の新冒険島』や『PC原人2』とかいうのは……いくらコントローラーを抱き合わせでレンタルさせたところで、力不足ではないかと。

(一方でXBOXONEは、強力なゲームをひっさげながら、アメリカとは違うテレビ番組や音楽の権利関係のややこしさに、日本投入が大幅に遅れると公式発表しています。うまくいかないものですね)

 Android搭載なら無料でアプリダウンロードしてテレビでゲームできるの、って思いますよライトユーザーほど。
 あれ、コントローラー入ってる。
 ゲームできるの?
 あれ、有料なの?
 ……高橋名人……
 脱力感が半端ない。

 ところでこのコントローラー、無線です。
 USB受信部をマシンの側に取りつける。

St32002

 ふつうに考えてST-3200の前面にあるUSB端子に挿すはずですが。
 ST-3200の前面USB端子は、分厚いカバー付きで、奥まっている。
 挿してみました。

St32003

 つっかえてます。
 奥まで届いていません。
 もちろん、コントローラーからの信号をこれでは受けとれないので、ゲームできません。どうするか。ST-3200には、背面にもUSB端子があるから安心です。

 使えなくはありません。
 背面端子は平らだったので問題なく挿さりましたし、コントローラーも動きました。ただ、ST-3200には内蔵HDDなどないので、USBの外付けHDDをつないで録画する形になるのです。背面と前面にひとつずつしかUSB端子はなく、背面端子にしかコントローラーは挿さらない。

 外付けの据え置き有線ハードディスクをマシンの前面につなぎ、無線のコントローラー受信部をマシンの背面につなぐ。
 なんというか、機械としてカッコ悪い。
 ていうか、頭が悪い。

 ST-3200できあがってきて、市販もされているゲームコントローラーつなごうとして、気付いたのでしょうね。でも、いまさら本体のガワを削ったりできない。やむなく、そのまま同梱してばらまいた、と。
 背面端子につなげばいいんですしね。
 100均で頭の小さいUSB延長ケーブル買ってきてもいいですしね。
 なんにせよなめらかなフォルムのST-3200の前面が不細工なことになってしまいますけれど、ゲームがしたければしかたないですよね。

 うん。私は、ST-3200で絶対にゲームはしないなと十秒で決断できたので、元の箱に直して、封印してしまいました。ばらまいても「あれ、これ、挿さらない」というだけで、多くのひとがそうすることでしょう。実は大事なところだと思いました、そういうディテールの細やかな設計の端正さって。私も丁寧に生きなくちゃと思いました。

 と、写真を見ていたらまた愚痴っぽくなってしまいましたが。
 
 最後に書いておきます。
 いま、私が住んでいるのは戸建てですし、ケーブルテレビや衛星放送でも『FIGHTING TV サムライ』を視聴することは可能です。それでも、私はひかりTVを使い続けている。バランスが良いと思えるのです。
 これは、こうしてかわらず、私はひかりTVとともに生きているという記録です。
 いろいろ言いたいことはあるので、ことあるごとに言う。
 新機種、ぜんぜん満足はしていません。
 なんというか、だけれども、だからこそ。
 そういうところ含めて、愛らしくて、好き。
 今回も、嬉しかったり失望したり、見直したり妥協したり、これからに期待を込めたり。
 なんだかんだで無駄な時間をたのしみました。
 がんばれ、ひかりTVのなかのひと。

 (これ書いているさなか、三度目のアップデートがやってきました。毎日ご苦労様です。ところで二回目のアップデートで直ったはずの「番組予約リストから一週間よりも先の番組を手動予約できる」機能ですが。おっしゃるとおり手動で遠い日の予約を入れることはできるのですけれど、いざ保存しようとすると「番組情報が取得できないために保存できません」とか言うんですけど。取得できるの一週間分だけなので、けっきょくこれ期待だけ膨らませてなにも直っていないんですけど。わかります。直すところ多くてチェックが行き渡らないのは。けれど言うじゃないですか。急がば回れ。いっこずつ確実に片付けていただきたい、こっちの精神衛生上も。そうですねえ、三ヶ月後くらいには、素晴らしく完全無欠なマシンになっているといいなあ……)

※後日追陳。

 そして明日、PM-700は回収されていくのですが。
 今日の留守中に録画していた新日本プロレスの生中継がカクカクしてる。
 なぜ。
 単独チューナー使用、これ以上ない理想的録画状況だったはずなのに。
 やはりこの界隈の回線の問題もあるのだろうか……
 とはいえ、もはや一蓮托生。覚悟は決めた。
 カクカクしたの観ますよ。
 そして待ちますよ。
 直るのでしょうね、これ。
 なんにせよそこはかとなく不安定気味です。
 ストレスたまる遊び相手だ……
(いまふと思ったけれど、電源の安定をまだ画策していなかった。パソコンとかだとけっこう電源で動作不安定になることあるものね。次はそのあたりをいじってみよう)




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『とかげの月/徒然』 『ひかりTVトリプルチューナーST-3200の愛らしさ』のこと。