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『あなたの月のとかげ』のこと。



20130618a

 あしたまでの展覧会なので、ここで宣伝するのはひかえます。
 私のツイッターをさかのぼって詳細を知って、ご近所であしたは時間があるよ、というかたはぜひ覗いてみていただきたい。

twitter / Yoshinogi

 わたしのとかげ。
 わたしがみにいく。

 五万円の値札がついていました。
 売れたら彼女になにかおごってもらいましょう。

 何年前の話になるでしょうか。
 彼女の絵を観て、ふうんと思った。
 上の写真には写っていませんが、今回も彼女は大作を出品していて、ギャラリーの卓上ではポストカードやシールの類が数百円で売られていて。
 大きな画面では大きいなりに、小さなアイテムでは小さいなりに。
 彼女の精緻なタッチは、映えている。

 きれいです。
 ただ。
 あのときのわたしは思った。

 画面が漠然としている。

 だからただ思いつきで、手元にあったそれを、さくっと加工して手渡した。

「このとかげに、描いてみて」

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『陰陽月蜥蜴巴図 / ツキシマユニ』の話。

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 その後も何作かでわたしのとかげは可愛がってもらい、彼女の展覧会へ彼女が描いたわたしのとかげをわたしが再加工した(ややこしい!!)作品も並べさせてもらったり。


(↑画像クリックで拡大します。)

Unitokageframed

 タトゥ好きな彼女に、わたしのトカゲに彫ってみてとささやいた、それによってわたしは見たことのないわたしのとかげが見られたり、それが飾られているのを観にひさしぶりの天満橋駅などへ。

 他愛ないことですが、人生とはこういうもの。
 酔って口走ったり憤懣やるかたなく罵ったりも。
 あれやこれやが、とある春の日の行き先を決める。

 天満橋といえば大阪城。
 春うらら。
 暑すぎず、天気はよくて。

 散歩しに行きました。

20130618b

「へーい、へいへいへいっ」

 おばちゃんに呼び止められた。
 へいってなんだ。
 妙なアクセント。

「This is a NO.1 big stone !! へいっ!!」

 だからその、へい、は、なんだ。
 というか、言いたいことはわかるが、それを英語で言うのならばmost large stone的な比較級を使用したほうが興味をそそるんではなかろうか。それ以前に、わたしはプロレスの聖地大阪城ホールの隣にあるおまけの大阪城のNO.1ビッグストーンについて大学時代に論文を書いたことがあるので、あなたよりもずっと詳しいぞ、だから素通りしたんだよ。いまさらじろじろ見るほどのものでもない、ただのデカい石で組んだ石垣だ。

 おばちゃんは、振り返ろうとしないわたしに舌打ちこそしなかったが、なんだよ外人のくせに英語がつたわんないのかいと思っているのは明白だった。お仕事ではないのですね。大阪城案内ボランティア(うろおぼえ)的なことが描かれたハッピを着ていた。趣味で大阪城を訪れる外国人観光客を案内しているおばちゃんなのだな。だとしたら、もっとも重要な能力が欠けていることに気付け。わたしは生粋の日本人である。案内すべき相手を見分けられないのでは、ボランティアも楽しくならないだろう。

 おばちゃんは、それほど外国人に大阪城を紹介したくてしかたがないのに、どうしてカタコトの英語なのだろうか。へいっ、は余計だし。生粋の日本人なわたしを見間違えるくらいだから、アジア人を狙って声かけているのだと思われる。だったらまずは中国か韓国からの観光客である可能性がリミッター振り切るくらいに高いはず。どうせカタコトなら、そのあたりの言語で呼びかけて欲しいものだ。

 ともあれ。
 大阪城はでかく、観光客はいっぱいだった。
 時間が許せば天守閣にのぼりたいところだったけれど、その日は、遅ればせながらの父の日ということで、実家へ足を運ぶ約束だったので断念。

 大阪梅田にもどり、グランフロントへ。
 父の日のプレゼントを父の日が終わってから選び(けっきょく持って行って自分が飲みたい酒を買うだけなのだけれど)、ついでにオープン当時は並ぶことなど問題外の行列ができていた甘味処が、五分もあれば買えますよ状態だったので並ぶ。

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『GRAND CHOUX CREAM』公式サイト

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20130618c

 その夜は、焼肉を食べながらドイツの酒を飲み、シュークリームを食べました。
 大阪城に行ってきてさ。
 友だちの展覧会が天満橋であったからそれのついでで。

 わたしのとかげ、のことは、わたしの父には伝わらないので話しませんでした。

 でも。
 思えば、その日のすべては、十年以上も前に、わたしがさらさらと描いた、わたしのとかげが連れていってくれた場所。

 なんでも描いておくものです。
 時間は、愛をはぐくみます。
 ひととひとでもそうだし、ひととモノだってそうだし。
 とかげの線画とそれを描いたわたしの、あいだにも。
 いっしょにいて、はなさないということは、大事です。
 束縛しないで、自由にしてあげることも大事です。

 ヒマですか?
 やることないなら、これ、どうぞ。



(↑画像クリックで拡大します。スマホ・タブレットの類では読み込めないサイズの可能性があります。それなりのマシンパワーがある環境でどうぞ)

 わたしのとかげです。

 B4用紙の印刷くらいまでなら耐えうるピクセル数にしておきました。彼女のように自分のものにするのもよし、お子様の塗り絵にするのもよし。線を指でなぞって、たそがれてみたりもいいかもしれません。エアガンやダーツの的にしてくださってもけっこう。

 でも、できれば、あなたなりに愛してみてください。
 ここで書いたように、壁に貼り付けておくのも一興。

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『魂の自由を!!』の話。

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 なにか、生み出すかもしれません。
 あなたの名前を線の内側に書けば、魔除けの札としても有効です(断言)。
 呪いのアイテムとしては作用しませんので、他人の名前は書かないように(作用しないと言いながら書くなと制止している件に関し、深読みのできたあなたは大人です)。
 枕の下に敷いて眠ると、目が醒めなくなります。

 だれかが呪われたとかいう報告はいりません。
 しあわせなことがあったら、それは教えてください。

 著作権は放棄していません。
 このとかげから派生した実際的な利益が生じそうな気配が臭ったときには、どうぞご一報を。放任主義な親心を発揮して、良心的な利益分配を提案させていただきます(笑)。


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クロムハーツ リング  クロムハーツ リング  2013/10/23 14:03
『とかげの月/徒然』 『あなたの月のとかげ』のこと。