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『Halo4が来る』のこと。



・ 11月になってしまった。Halo4が来てしまう、それまでにすべての書類を片付けるんだ。(デヴィッド・フィンチャー版トレーラーが改造人間の悲哀を漂わせ好もしい→) http://youtu.be/b7dqtgkSWeQ #halo



・ あ。いま書いて思い出してしまった…いつもは休みの金曜日9日「出張いい?」って訊かれてOKと答えたよバカ。Amazonさん発売日の8日に届けてくれるかな。なんにせよ、出張行っても役立たずだ私きっと。

twitter / Yoshinogi

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 そんなふうに書いたけれど、オバマ大統領が再選を決めたこの夜、Amazonさんからは発送済みのメールが来ていて、明日は妻が家にいるので、これでひと安心。

 それにしても。
 『Halo4』発売前夜なんですよ!?
 どうしてこの国では、どこにも行列ができていないのか!!
 前夜祭はどこで!?
 アキハバラではひっそりやっているらしいが、大阪は静かなものです。40カ国1万以上の店舗で、発売日午前0時からの深夜販売が行われているという情報があるのだが。日本はそのなかに入っていないということだ。
 おお、ゲーム大国の凋落。

Halo4_river_thames

 テムズ川のタワーブリッジ上空では、『Halo4』のグラフィックシンボルが浮かびあがり移動した。ロンドン上空を飛行する人類史上最大かつもっとも明るい人工構造物であり、直径50フィート、3トン以上。もちろん大ニュースになったが、UFOと間違えるひとはいないし、販促としても、すでに発売前夜のことである。予約数が増えるわけもない。

 つまりは、祭。
 人々の熱狂。

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『狼たちの絆』のこと。

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 2004年の『Halo2』にネット対戦という夢の機能が実装されたことで、私の人生は大きく変わった。それはゲームにハマったとかそういうことよりも、世界はひとつだって知ってはいたけれど、本当に地球の裏では真逆の時間で生きているだれかがいて、それなのに同じ場面で同じように歓声があげられるんだという。よろこびも、くやしさも、一瞬の友情めいたものさえも、本当に世界はひとつなんだという。

 そういうことを。

 毎日のように『Halo』をプレイすることで、世界中のひとたちと仮想世界でわーきゃーやって肌で知る。それによって見えてきた世界の在り方、と書けば大げさだが、事実『Halo』を結節点にして、それに触れなければ得なかったであろう叡知のようなものが確かにあって、それが壮大な物語を演じるロールプレイングゲームなどではなく、ほとんどスポーツのようなシューティングゲームのなかで得られたことに、純粋に感動した。

 肌感覚に、時差はない。

 つまりは、触れあって遊べば、世界中のだれとでも、私たちは溶けあえる。

 それを知った。
 知っていたけれど、言葉ではなく、知った。

 知ったのは世界中の人々も同じだったようで、
 上の記事で2004年に、

 『Halo2』がワールドワイドで500万本売り上げた。
 また、90万のユーザーがXbox Liveを利用して『Halo2』をプレイ。
 累計プレイ時間は2800万時間に達した。

 そう書いている数字は、
 現在、2012年時点では、

 『Halo』シリーズ累計販売本数4600万本。
 『Halo2』からのマルチプレイの累計プレイ時間は50億時間(57万年)以上。

 そうなった。
 シリーズを重ねるごとに販売数は増えている。
 知った、人々が増えていく。

 世界で、57万年の時間が『Halo』世界でじゃれあうことに使われた。

 言ってしまっていいと思う。
 事実、このゲームを介して結婚したという話も聞くし。
 逆に、離婚の原因になったという話も聞く。
 つまりそこには愛が生まれる。
 電脳空間で組んずほぐれつするこの行為は、人類が新しく生みだしたセックスの一形態だと書いてさしさわりない。むろん生殖からは切り離されているが、あらゆる人種の、あらゆる階層にいる、あらゆる年代の人々が、興奮して叫んだり笑ったりしてドーパミンを互いの脳内でほとばしらせているこの様子は、メジャーと呼ばれるスポーツでも実現できなかったことを実現してしまっている。かつて、文通でチェスを打つというゲームの形態があったが、それでさえどこか淫靡な関係性が匂うというのに、いまやタイムラグなく睦みあい、あらゆる言語で「ふざけんな」と「ありがとう」を連呼している。毎日のように、いまここに相手の肉体があれば、抱きしめたい気持ちになっている。

 そんなわけで、私は溺れてきます。

 音信不通になります。
 御用のかたは『Halo4』世界で駆けまわっている私をつかまえて話しかけてください。
 それでも私はきっと、

「ひと試合してから話そうぜ」

 と答えるでしょうけれども。
 
 誘いませんよ。
 対戦相手には困っていない。
 ただ、あなたが、これに触れずに人生を終えるのかと思うと、嘆息して首を振らずにはいられないだけです。

 ああ。
 今夜、眠れるだろうか。

Halo4

Halo4

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