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『第42回ウィングス小説大賞』の話。


 おはようございます。
 吉秒匠です。
 ヨシノギタクミです。
 はじめましてのかたにはなんの話だかな今回ですが、説明もせず、長話もせず、ただ淡々と事実を見つめたいと考えます秋の日です。

 といいますか、ツイッターのほうを読んでくださっているかたには察していただけているかと存じますが、食べてゆくためのお仕事で肩書きが変わったり転勤だ出張だと……正直、このところツイッターも見ていません。ほんとに週一くらいでつぶやくだけです。ここからが師走なのに、秋にしてもう子持ちししゃもの子を数えるほど忙しい毎日でして。

 この『徒然』も、今週は書けないや、となかばあきらめていたところ。
 きましたよ。
 七回四年にわたって動きがないので触れることのなかった新書館ウィングス小説大賞の発表で、まさかの、というか、予想通りの、というか。
 なんにせよ動きが。
 
 これは書き写すだけでブログ一回更新(笑)。
 ひさびさに、私のウィングス歴をざっくり紹介。
 なにそれ?
 いやだから説明はいたしません。
 でも検索してきてくれる人がいるんだよ。
 だったら今回のそれがどういうことなのかひとことだけ書いておくのです。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

新書館ウィングス小説大賞

第12回 第一次選考通過
     『(タイトル不明)』
第13回 第四次選考通過
     『幸せなモノ』
第14回 第二次選考通過
     『哀しみを癒すモノ』
     『ひとなつのみず』
     『僕の泣く声を聞け』
第15回 最終選考通過
     『みぎみみの傷』
第16回 第四次選考通過
     『なぁあお』
第17回 第四次選考通過
     『兎の瞳はなぜ紅い。』
第18回 第二次選考通過
     『兎はどこに逃げるのか。』
      編集部期待作・一席
     『とかげの月』
第19回 第三次選考通過
     『ふれうるきずに』
第20回 編集部期待作
     『アスプの涙』
第21回 第四次選考通過
     『バオバの涙舟』
第22回 第三次選考通過
     『ささやかな旋律。』
第23回 第三次選考通過
     『りんゑの宴、ぼくの唇。』
第24回 第三次選考通過
     『うさぎがはねた。』
第25回 第二次選考通過
     『愚かしく魔法使いは。』
第26回 第三次選考通過
     『幽閉の銀の箱』     
第27回 第四次選考通過
     『幻追い~とかげ~』
第28回 第四次選考通過
     『幻追い/リーリー』
第29回 第四次選考通過 
     『造形師ディクリード・フィニクスのヒーローな休日。』
第30回 第四次選考通過
     『幻追い~三結神~』
第31回 第三次選考通過
     『幻追い/少年鎖骨電光掲示板』
     第四次選考通過
     『ゲームの真髄。』
第32回 第四次選考通過
     『ルビオの世界にぼくらはいない。』
第33回 第四次選考通過
     『恋愛花電 -A.F.L.-』
第34回 第二次選考通過
     『ゲームのよろこび ~人形の回路~』
第35回 第三次選考通過
     『つちのこ、』
     第三次選考通過
     『永遠のシミラルド』
第36回 第三次選考通過
     『サング=エリミネータ』
第37回 第三次選考通過
     『ヴコドラクの女王』
第38回 第三次選考通過
     『みどりいろのアソカ』
第39回 第三次選考通過
     『メイデン・メイヴの永遠』 
第40回 第三次選考通過
     『黥鉄トライヴ』 
第41回 第三次選考通過
     『リウ・ユーファの焔慧』 
第42回 第二次選考通過
     『妖精息子』 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 きましたよ。
 四年越しの三次選考落選。
 見ていただければわかるとおり、過去にもなんどかありました。
 自分で書いた作品たちは、どれもかわいい息子であり愛人なのですが、はっきり言いましょう。かの編集部には見る目があります(断言)。
 三次選考で落とされるコは、ダメなコです。
 いや、ダメというか。
 ご主人様が。
 なんというか、妙なことに凝ってしまって、愛人に理解しがたいコスプレをさせたり「お前、ベリーショートも似合うんじゃね」などと口走ってしまったり。
 そういうコたち。
 あっはっは。
 『妖精息子』って。
 恋の呪いとか出てきます。
 変なクリーチャー暴れまくりです。
 不死のおとうさんは全裸で太平洋を泳いできます。
 ヒロインは処女です。
 先輩は縦ロールです。
 読みかえしてもおもしろいんですが、かの編集部はお気に召さず。

 さまよったのです。
 いま、リストを見てつくづく思います。
 三次選考(が最終選考だった回も多いのですが、リストがごちゃごちゃするうえに男々しい言い訳じみているので今回は記述しませんでした)や四次選考といったところで吟味され続けて数年が経つと。
 突然に、ぽつんとそういうコたちが現れる。
 もういちど言います。編集部の見る目は確かなのです。
 私が迷走している。
 なんか、こうなのかな、と訊いてみたくなってしまう。

 で、訊いてみた。
 違いますと、はっきり返事が返ってきます。
 気持がよいです。 
 愚かなのは私です。

 次回のために、すでに用意していたプロットがあったのですが、完全に今回の流れを踏襲した「チーム男子」モノだったため、別のところに売り込むことにします(たぶんBL化して)。新書館のほかのチームがどうなろうとも、小Wはブレていないとよくわかりました。上位作品の(おお、今回も見知ったお名前がちらほらと……我が身が恥ずかしい)あらすじを読んでもわかります。D+が、スペードが、変革しようとも、いや、そっちで充分に変わったぶん。言いかたは悪いかもしれませんが(ってプロレス人生35周年の天龍源一郎がコメント求められてよく前置きするの大好きです。そう言っておけば許されるわけではないとわかっていながら言わずにいられないから前置きする。究極的に意味はないのだけれど、それがプロレス。ちなみに私のウィングス小説大賞人生は15周年をむかえました。まだまだ浅い)、変われば変わるほど既存の読者を逃がしてまでつかまえた新規読者層の動向が読めない、という現実もあったのだと。完全な推測ですけれどね。毎号各誌を読んでいて、本屋での積まれている冊数など見ますに、どんなビジネスでもいまそうなんですが、パイはひろげなくちゃいけない、しかし、それはけっきょく売る側がやったことのないことをやってライバルと戦う道でもあるので、雇用確保のための最低限の死守すべき砦は、闘いが混迷すればするほど、心を通じやすい常連客との関係性強化。極端な話、小説ウィングスの発行部数が毎号安定しているなら、ほかの弾はもっと攻撃的になれる。となればこの改革のとき、戦国時代、賞の発表をウェブ上で発表しないから、それを買って読むしかない私をふくめた全国の数百人さえ、最低500人(単純計算のために切りの良い数字で低く見積もっております)買うとしても×740円は三十万を越えますから、大きい。数字は小さいけれど、このご時世に、絶対安定のこの金額(実際はもっと多いはずです。重ね重ね。寓話化しております)は捨てられない。三十万あればマジックフィンガーをもつ正社員三人くらいは雇えますので、気むずかしい先生のところへ送り込んで肩を揉んだりさせるだけで三ヶ月後も需要と供給のバランス。小説大賞の話はともかくとしても、この一冊の立ち位置が最終兵器彼女的なところにないのは明白です。萌えるド派手なのは別の戦場。この戦場で求められる新兵は、アジア制覇を狙う覇王ではなくて、治安維持軍の一員。守られし市民にも愛されるキャラならなおよろし。

 また書きすぎている気がします。
 すべて冗談です。
 私の原稿がちゃんと読まれて落とされているのがその証拠です。
 これが欲しかった。
 不安になるのです。
 だから、そういうものを書いてみて、もしかしたらこういうのを待っていらっしゃるのかしらん、と。やってみたら違っていて、動いた、この前まで動きはなかったけれど、それは私が行き止まりに当たっているだけだったんだ、ウィングスはおなじところにある、と確信できて「チーム男子」なんて破り捨ててやる。と、私も動き出せた。思えば、発表のときにはすでに次作を書いている時期だったこれまでと違い、年一回の長編勝負になったウィングスは、これからはメンタル勝負の色合いが濃い(毎回休みなしに書いている方々のあいだでは、ですけれど)。
 迷ったら負けです。
 ここに流行り廃りとか関係ないのです。
 ウィングス愛が魅せられるかどうか。
 既存のウィングス読者の購買欲を理解しているかどうか。
 むしろ、いまの流れを無視した先にある安定を紡ぎ出せミラクルフィンガー。
 書いていることも文章もめちゃくちゃですが、自覚しています。
 むしろ壊れてしまえ、信じる力の足りない私の脳みそ。 

 いま、発表からいちにち考えて、地震の直後に作った、これは重すぎるからしばらく寝かせよう、と判断していたそれを詰めていこうかと考えています。もしかすると両極端なことで、振り子が振れすぎてまたやってしまうかもしれません。考える時間ができたことの、良い面であり悪い面。
 だけれども、少なくとも。
 今回の「動き」は、私の心に良い作用をもたらしました。
 伝わっている。
 そのうえで判断して、これは違うと言い渡された。
 だったら別の企画を、新商品を、と燃えられる。
 奇抜すぎず、軽薄すぎず、琴線に触れる。
 考えます。
 まちがいなく、私の人生の中心にして、もっとも変わらない日常。
 この戦いが、私を育ててくれました。
 蹴落とされ、私は吠え、これからも。
 次こそ、見ていてください。
 緊張感あるカッコイイの狙って書いてみようかと予定。

 ……ええと。
 そういえば、余談ですが。
 書くの自粛していたんですけれど、もうずいぶんと前の話なのでついでに書いてしまいます。
 新書館の某編集者さんがツイッターはじめましたと書き込んだその日に私はフォローして、翌日にはフォローを返され、コメントまでいただいたのです。
 ですが、その数日後、ふと気づけばフォロー解除されておりました(笑)。
 広告用のアカウントですから、基本的にフォロー全返し解除なしなのに。
 狙って拒絶された。
 すなわちそれは某編集部で、

「これ、あれだよ、あのヨシノギだぜ。
 フォローとか編集者がまずくないか」

 という会話がなされたことはまぎれもなく……
 そのときも心がほっこりいたしました。
 嫌いでも、見てくれている……
 (いえ、嫌い、なんてひとことも言われていません。
 でも一挙手一投足にそう邪推するのが乙女心)
 もはやストーカー愛の心理にまで到達しようとしているのかもしれません。
 
 言いかたは悪いかもしれませんが。

 おお愛しの女神。
 我がすべて。
 もっと蹴って。
 捧げます。
 捧げるにたる戦士に、なってみせます。
 くやしい。
 いまこの瞬間から、鍛えなおしてみせるのです。
 まずは今号を、読み込むことにする。
 ああ、変わらない表紙だ。
 好きすぎる。

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