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『カルドセプト サーガ』のこと。

 360の話を続けます。

 湯川専務とせがた三四郎でおなじみドリームキャストとセガサターンにはPSEマークが付いていないのでもう電気屋さんでは売れません、というニュースにだれもが「だから?」と見向きもしないくらいにドリームキャストが忘れられてしまった今日この頃(音楽界における坂本龍一のように、けしからんなんだこの悪法と叫ぶゲーム業界人がいてもいいような気がするが……飯野賢治とか、ハマリ役だと思うんだがゲーム業界に舞い戻る気はないのだろうか(彼がblogで触れている『ちびロボ』がすごくやりたい。かつて西健一と坂本龍一が作ったドリームキャスト用ゲーム『L.O.L Lack of Love』が私はものすごく好きで、書斎にはいまだにそのポスターが貼ってあったりする。

「ニンゲン同志の愛は、もう語り尽くされたのかもしれない」

 とか書いてあんの素敵。そういえばあのゲームのラストは飯野賢治の『D2』に似た読後感だった。せつないんだか、あったかいんだかよくわかんない、良い感じの気分になるのだ(そういうゲームなので当然のこと絶賛とクソゲー呼ばわりが飛び交うのがまたなんとも良い)。とはいえ、いまさらゲームキューブを買う気にはならないので、西健一さん360にも一本お願いします(PS向けのはちょっとなんか違うんだな。DCで教授とってことで生まれた哲学チックな雰囲気が好きだった。360向けなら、またそういう感じで作れないですかねえ)。

 PSEのルールでは、ACアダプタの猶予期間は2008年まであるので、ACアダプタを使うニンテンドーのゲーム機とかは2008年までは普通に売ってもいいのですが……セガマシンですよ問題は。サターンも、ドリキャスも、電源部本体内蔵ACアダプタなんて野暮ったいもんはなしっ、のオシャレマシンなので、いまはもう売ることのできない電化製品とあいなったのでした。みんな、手持ちのセガ機を大事に使おうね(PSもACアダプタなしだが、PSソフトはPS2でも3でも動くからな……ひそかにセガ機抹殺法のPSE電気用品安全法だったりする。後継者がいない悲劇ってこういうものね。まあエミュが……ごにょごにょ(沈黙))。

 そのセガサターンとドリームキャストで、一時期、マスターベーションにはまった猿のようにプレイしていたゲームがあった。

『カルドセプト』

 マジック・ザ・ギャザリングに遊戯王と、カード・バトルというものが大流行だった時勢に、モノポリー(いただきストリート?)にカードバトル風味をとりいれたこのゲームは、時事流行に乗っただけでなく、ゲームの根幹部分が非常に丁寧に作られていて、まさにドリームキャストでの名作と言われれば二十人に一人がこれをあげるくらいの名作とあいなったのでした(ドリキャスで発売されたのは『2』でありこれはPS2版もあったのですが、大本の『1』はオンリー・オン・サターン。セガっ子の誇りだ)。

 マジック・ザ・ギャザリングも、コンシューマ・ゲーム化されたのだが、あんまりヒットはしなかった。大御所カード・ゲームに、新興勢力である『カルドセプト』が大勝した理由はなんだったのか。大きな点として『カルドセプト』が、多数の国内イラストレーターを起用して、ゲーム内に登場させるカードを描かせたことにある。ときまさに『電撃hp』が同様の手法で覇権を獲りに動き始めた時期だ。一人の超絶絵師を育てるよりも、二十人の絵師に渾身の一枚を持ち寄らせたほうが幅が広がる。

 ゲームの中に、数十人の絵師の描いたカードが混在すると、統一感がなくなりがちだが、そこは『カルドセプト』の素晴らしいところ。基本のファンタジー世界観がきっちりできあがっているので、だれが描いても、その世界から逸脱することはない。

 そんな『カルドセプト』の新作が、Xbox360にやってきた。
 今回の絵師は、この面々。

加藤直之
開田裕治
寺田克也
末弥純
あきまん
丹野忍
有田満弘
中井覚
斎藤智晴
獅子猿
一徳
杉浦善夫
花山由理
古代彩乃
にしだあつこ
目黒詔子
緑川美帆
廣岡政樹
仲秋勇作
添田一平
田中俊成
原田みどり
高梨かりた
岡本正樹
池田宗隆
ゾルゲ市蔵
かねこしんや

 オタクを自認する人種なら、全員とはいわなくても知った名前は必ずあるはず。私はあきまん氏の名前があることにググッときます(笑)。ファンタジー描けるのか? とか。それだけでもう、買う気満点。丹野忍の新作というだけで数千円なんてハシタ金の人々はいっぱいいるはず。少なくともこの『カルドセプト サーガ』のために360本体ごと購入する方は両手両足の指では足りないくらいにいるでしょう。
 ていうかいま買おう。

360

(↑デモをプレイしたがなかなか熱くなれます『2006 FIFA ワールドカップ』。360では、毎週のように新作ゲームのデモがネット配信されるので、それらをプレイするだけでものすごく体験するゲームの幅が広がります。サッカーとかバスケのゲーム、自分で買ってプレイなんて絶対しない私ですから。最後の記憶がファミコンの『サッカー』なので、進化というか、本当にサッカーしている気分で熱くなれるということに驚いた。驚いただけで買おうとは思わないけれど。だって思い入れがぜんぜん無いんだもの)

 そしてなにより『カルドセプト サーガ』、今回は、シナリオに微妙にセガ心をくすぐる人連れてきて強化したらしい。

 冲方丁(うぶかたとう)。

 レジェンドと呼べる第1回スニーカー大賞金賞受賞者。代表作は『蒼穹のファフナー』? じゃなくて『シェンムー』。湯川専務と、せがた三四郎と、オレンジ色のぐるぐるマークと、あとこれだけは見ても聞いても泣けてくるんだよねとセガっこたちが声をそろえて薄い焼酎をすする、その名こそ『シェンムー』。

センムー

 『シェンムー』のシナリオライターが大宮ソフトの『カルドセプト』と一緒に戻ってきた!?

 かもねぎ。ていうかここにめでたくXbox360がドリームキャストの後継機であることが判明(初代凶箱の時代からうすうす気づいてはいたが、本体カラーが白になって円いマークがシンボルと決まったときにそれは予感となり、本件によってそれは確定された)。

 PSEマークも付いてます。そのうえだれよりもどこよりも巨大なACアダプターも標準装備だ。
 これでもう安心。

 あとは「愛すべき友をもてっ」と訴えながら藤岡 弘、が逝ってくれれば僕らは泣けるのでそんなカードを希望(ある意味ファンタジー)。
 ていうかソフト開発会社ともめにもめて開発中止になった『シェンムー オンライン』のことなど忘れて、いまこそ新天地360で『3』だろ(『2』も北米ではXboxで出ているし)鈴木裕!! 『VF5』もあるし、いま一度風は吹くさ。もう一度70億かけてゲーム作るチャンスがあるとすれば、スポンサーはマイクロソフト以外にないって。
 なかば本気で待っています。

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『斎藤智晴』のこと。
『カルドセプトサーガの発売日』のこと。
『ぶちまけぬものティコムン』の話。
『カルドセプトサーガにキス』の話。
『そして伝説へ』のこと。
 へ続く。

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