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『裸でコロナ&ライム』のこと。


Corona

親切にも、コロナにライム果汁がついている。
カモがネギしょってくるみたいなものだが、
これがなんだか、微妙な感じ。
封を切って、細い口から注いで。
んー。うまい。
それは間違いないのだが。
なにか、これでいいのかという気もする。
たとえば。
ハイボールにレモンを絞るとかいう流儀。
マティーニは、ウォッカじゃなくジン、とか。
酒に果実の香りを与えるというのは、
飲みやすくするため。
コロナの瓶の口にライムを最初に詰めたのが
だれかは知らないが。
きっと、ぬるいメキシコの屋台ビールに、
わずかでも清涼感を加えようと、
ほとんど酔っぱらいのノリでつっこんだのであろうことは、
想像にかたくない。
以来、キンキンに冷えたコロナにもライムがついていないと

「なにこの店。コロナは、じか飲みでしょ、生ライムでしょ」

なんて、こんなアジアの片隅でも認知されるくらい。
コロナを醸造した人が仕掛けたことではないのでしょう。
たまたま、臭いビールにライムが爽やかに合ったのだ。
棚からぼた餅である。たぶん。
もともとはそうだった。
でも、これはコロナ社日本組の戦略として、
日本中のコロナの首にライムを果汁を引っかけろ、と。
いわゆる公認食べ(飲み)あわせだ。
実はこの果汁、缶にもついているのである。
そりゃあ、すごい手間。
首からはずれることもあるし、
そうすると、ないことに怒るお客さんも出てくる。
かなりリスキーな販売促進活動である。
当たり前になっちゃうと、ヤメ時も見つからなくなるし。
ということを考えて、首を傾げるのであった。

「これ、首にかけないで最初から入れればよくない?」

なにせ作って売っているヒトたちが自ら、
この飲みかたこそがスタンダードだと言ってしまったわけだし。
ほら、ペプシにもコカコーラにもレモン入りの商品はある。
ライムコロナがあってなぜいけない。
だいたい、このライム果汁のアルミ包装紙、
指に果汁をつけずに開けることは至難のわざだし、
ともかくゴミになる。机の上でやり場にも困る。
瓶のなかに、これを丸めて入れるわけにはいかない。
……そういうようなことを。
ああ夏が終わっていくなあ、と。
ひとり飲みで思いました。
本来、じっくり見つめて飲むものじゃないんだろうな。
すごく暑かったけれど。逃げていくと寂しくなる。
せっかく暑かったのに、
無心でコロナ&ライムに喉を鳴らすようなところへ、
どこにも行かないままだった。
いや、待てよ。
いま、コロナの瓶が汗をかいているのを撮っている。
これって、とても夏っぽい。
これで、満足するか。
もうひとくち。
偽ライムでも、気分の問題。

(実はこの果汁、ライムと書いてあるけれど、
原材料名を見ると半分は柚子果汁。
なんだか、あたたかい鍋が食べたくなってくる……)

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Baby will you be my corona and lime.
And I will be your main squeeze.
And if your brother don't like my style.
We could take it to the street.


Shwayze 『Corona And Lime』


コロナとライムになるの。
あなたにはわたしを絞り込むのがお似合いだと思う。
あなたの友だちたちがこのスタイルを好きじゃなくたって。
わたしたちは、それをもって街へ出られるわ。

(吉秒訳)

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 Shwayzeの意図としては、歌詞のほかの部分は可愛い女の子を賛美する言葉の羅列なので、、街へ出られるわ、なんておしとやかなことではなく、

「おれっちはこんなに君には不釣り合いなダメ男だけれど、それが君の魅力を引き立たせるってこともあるじゃない?」

 みたいな、あんまり成功しそうもない口説き文句を、たぶん本人にも言えなくて、ダメな友人とコロナにライムを絞り込みながらグダグダ言っている。
 そんな感じ。

 ちなみに、日本ではBONNIE PINKの歌声が素敵な『コロナ&ライム』。



SLOW BUT STEADY

 歌詞の意味としては似たような感じですね。
 コロナにライムという組み合わせが、どこの国でもそういうものなんだと思う。

 味が最高っていうよりも、それはもう普遍の組み合わせ。

 君にはおれが似合うってば。
 そんなことに理由なんてない。
 コロナにはライム。それだけのこと。

 プロレス好きなので、メキシコの風景というのはテレビでよく観るのですけれど、試合を終えたレスラーたちが、決まって口にするのは「ビールがぬるい」ということで。下手したら常温で置いてあるビールケースのなかから引き抜いた瓶を、そのまま客に出してもアリな下町の店だってあるみたい。氷を入れて飲んでいる人もいるけれど、たいていの人はグラスにさえ注がない。

 ぬるっ。でもまあ、ビールはビールだし。

 とりあえず片手に持っていれば安心。
 プロレス観戦にビールがないと気分も盛り上がらないし、タマレはぱさぱさだし。

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『タマレってなに?』のこと。

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 つい先日、皮膚科の先生が、こんなことを言いだした。

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Corona drinkers: Watch where you squirt that lime!

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 コロナ&ライムを太陽の下で素肌にたらすと、シミができるという。
 人呼んで「メキシコビール皮膚炎」。

 ストーン・コールド・スティーブオースチンのように、首筋にだらだらこぼしながら飲むのはライム入りビールにおいてはマナー以上に肌に悪いらしい。茶色い斑点の原因であり、指につくくらいならともかく、上半身裸のプールサイドでそれをやるのは、命に関わることではないにせよ、美容上の問題はおきる可能性があるので、肌の白い人では注意が必要というお話。シミというよりも、正確にはかぶれのようなもので、数ヶ月で治るらしいですが。 

 まあ、それは大変、と思いながら、状況を想像して。
 裸の胸に、ライム果汁入りのビールがこぼれたなら、ふつう拭くんじゃないかと考えたり。直射日光の下で裸なんだから、日焼けしたくて裸でいるわけでしょう。ライムうんぬんにかかわらず、日焼けオイルのかわりにビールを塗りたくって、きれいな日焼けが仕上がると思うほうがどうかしている。

 しかし、この研究成果が公表されたことで、いよいよ最初からライム入りコロナの発売は遠のいたことだけは間違いない。いくら注意したって瓶コロナは立って飲んだり裸で飲んだりするもので、アゴも首も胸もおなかも、赤茶色い斑点だらけになったって、それはライムを入れたからですよ、自己責任です、という道は残しておかなくちゃなりませんもの。

 ところで炎症を起こすその物質は、レモンにも含まれているという。
 お。私、日常的にレモン摂取しています。
 すっぱいの好きなのです。
 ハイボールにウイスキーの味がわからなくなるほどレモンを入れて、いやな顔をされたこともあります。家でコーラを飲むときは、レモンをどぼどぼ入れる。

 そうしてみると、コロナという前例もあるのに、ビールにはレモンを入れないなあ、とぼんやり考えていたら、こんなことをツイッターでつぶやいたと思いだした。

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館ひろしサマに惹かれてキリン本格<辛口麦>をはじめて飲んだ。なんだか、ライチの香りがする。なるほど賛否両論の嵐を呼びそうな味である。

8月26日
 
twitter / Yoshinogi

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 できたっ!
 とか言っている、その味。
 柑橘系なんです。私の舌のことですから、信用度は低いにせよ。
 確かにライチの匂いがするし、ライムみたいな酸味を感じる。

 というわけで。
 家にあったそれらを、さらに増量してみました。

CocktailCocktail

 うーん。
 いまいち。
 しかし、これはキリン 本格<辛口麦>があまりに特徴的な味であることが原因だと思われる。ということでそれから、いろいろなビールにたらして味をみてみた。

 ラガーとか、黒ビールとかは、検討する価値もない。
 酵母系の地ビールのたぐいには、ないこともない。
 しかしあえて入れて飲みたいというほど劇的に味の変化がない。
 さすがの歴史という感です。
 コロナ&ライム。
 あなたには私。
 逆に言えば、ライムな私よりも、コロナなあなたの味が重要なのですね。
 コロナの特徴といえば、その軽さ。

 ということで、ビールと発泡酒を一通り試したあと、本格<辛口麦>と同様、第三のビールといわれる一群へトライ。これらの缶には、分類「リキュール」とあります。すなわちビール味のカクテルだと言ってもよいわけで。カクテルにライム&レモンはつきもの。

 そして結論。

kinect

 アサヒ・ストロングオフ × レモン。
 これ圧勝。
 キリンのストロング7が惜しいところだったのですけれども、なんというかな、味は淡目でアルコールは高め、というところにがっつりレモンの酸味を効かせると、ほんと、一種そういうカクテルであると言って出されてもいいくらい。これ、ジンとかウォッカとかでドライにしていけばもっとイケるんじゃないかと感じたのですが……それってもはやビールではないので実験終了。

 で、この不毛なビールにライムとレモンをたらす日々で、悟った。
 レモンは、最終的に正解を見つけるところまで追っていこうという情熱が持てるくらい、どんなビールに入れても飲めないということはないのですが。

 ライムは。
 これは、コロナのものです。
 コロナ&ライムは永遠の恋人。
 裸で飲むときは、こぼさないように気をつけて。

 あ、余談ですが、私、コーヒーをほとんど飲まない人で、かわりといってはなんですが、目の醒めない朝、冷蔵庫のレモンを直でぐびぐび飲みます。
 効きますよ。
   
 いろいろおためしあれ(笑)。

(ところで、日本のリキュールビールって、海外展開していないのかしらん。ストロングオフとか、メキシコあたりで大流行しそうな気がするんですけど)



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