最近の記事

スポンサードリンク

月別アーカイブ

『グランド・セフト・オート : エピソード・フロム・リバティーシティ』のこと。





 Xbox360の話で想い出したが、もうずいぶん古い話になるけれど。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『グランド・セフト・オートIV レビュー』の話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 批判的なことを書いたからか、そのレビューは削除され(笑)、映像リンクも切れてしまっているくらいに以前の話になってしまったものの。
 いまさら、ではあるものの。
 今週、発売されます。
 それもあって、愛機を修理になんて出せなかった。

『グランド・セフト・オート・ザ・ロスト・アンド・ダムド』
 (Grand Theft Auto : The Lost and Damned)

  &

『グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー』
 (Grand Theft Auto : The Ballad of Gay Tony)

 二本あわせて、

『グランド・セフト・オート:エピソード・フロム・リバティーシティ』
 (Grand Theft Auto: Episodes from Liberty City)

 諸事情により日本では本編とは別の会社から出ることになり、Xbox360独占ではなくなってPS3版もあるし、そもそもダウンロードコンテンツでさえなくなったのだが、そんなことはどうだっていい。
 ただ、バイクを乗り回すだけ。
 ただ、無茶をするだけ。





 テレビゲームというジャンルが育んだ、物語を語るということの新しい形の発見。同じくらいに悲惨で、同じくらいにせつなく、同じくらいに愛に満ちた物語は、映画でも文学でも摂取したけれど、グランド・セフト・オート4の語り口は、ひどく記憶に残ります。

 その街を歩いた記憶さえもが、まるで現実のように残る。

 GTAIVを未所有でも、この追加エピソード単体で遊べます。
 あなたがXbox360かPS3をもっているなら、値段も安いし、触ってみて。
 暴力ゲームのように言われ、批判の的だが、そこで語られている作り込まれた物語、特にキャラクターの造形に関しては、ほかでは見られない稀有な完成度が見られる。そこがシリーズのハチャメチャさを落ち着かせてしまった『4』のダメなところと酷評する方々もいらっしゃるが、シリーズ通してプレイしてきたけれど『4』がいちばん好きという私のような者もいる。人間の、特にちょっと古びてきた男というイキモノの、とてもダメだけれど、とてもうるわしい熱さと気だるさを、丹念に描いてある。制作者たちが、そこを推そうと決意した勇気も素晴らしいし、それが成功しているのが、また素晴らしいのです。

 本編で、移民のニコ・ベリックが、都会に出てきてボロボロにされた少女を、駅に送ってやるシーンがある。ニコとは私であり、その車を運転しているのは私だ。私は移民で、ボロボロになった少女を街から送りだしながら、自分だってこの街でボロボロになっていることからは、目をそらす。

 私は、あの日のことが忘れられない。
 ただ、ゲームをしていた日だけれど。
 その日、私はニコ・ベリックで、卑下た笑いを浮かべた。
 なにやってでも生きていく。
 仮装の都市リバティー・シティのなかであれ、そんなことを決意する瞬間は、人生にそうそうあるものじゃない。

 そして、ニコ・ベリックと同じ街に同じ時間に生きる、また別の男たちの物語。
 私は吠えるだろう。
 そして泣き、ため息をつくだろう。
 私は、リバティー・シティへ三日後に帰る。
 向こうで遭ったら、どうぞよろしく。
 
GTA4

TRACKBACK http://yoshinogi.blog42.fc2.com/tb.php/347-a331a04e

Replica Oakley Deviation  Replica Oakley Deviation  2013/07/31 07:06
『とかげの月/徒然』 『グランド・セフト・オート : エピソード・フロム・リバティーシティ』のこと。