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『セガ愛オンデマンド』の話。


Secadevi

 このあいだ、この写真はお見せしましたが。
 懐かしいスタッフジャンバーを撮ったついでに、ほかのアイテムも撮影していたので載せておく。ひさしぶりに陽の光にさらしてみると、Tシャツが軽く黄ばんでいてショック。もう着られないなあ……ていうか、いちども着ていないのだけれども。

Secadevi2

 左上がキャップ、右上のがTシャツ。
 下のが手ぬぐいで、銀色のはドッグタグ。

 私の知るかぎり、そしてセガ野郎どもが嘘つきでないかぎり、これらのアイテムをまとめて所有しているのは、世界で私だけのはず。
 セガデビロックのコラボレートとか、まだまだそういうのが試みられていたセガ全盛期のあだ花グッズたちです。

 ところでセガのゲームといえば、最近、Xbox360のゲームオンデマンドで『ソニックワールドアドベンチャー』が配信されたのだけれど、誤配信だったらしくすぐに消えた、ということがあったのですが。
 その一瞬の出来事をつかまえて、

「ソニックが3990円て」

 みたいなことがさかんに言われたりして。
 かなしいことです。
 ソニックなのに。
 ソニックだからもっと安いはずとか。

 いやソニックに限らず、このゲームオンデマンドというやつは、古いファミコンのゲームなんかではない、ほんの一年ほど前のガチのパッケージゲームを、ネットで配信するという。そりゃあんた、数年前まで夢のようだったことを平然とやってしまっている凄いサービスなのですけれど。基本的に「売れなかったからもういちど」というスタンスがあって、一年たってまだ新品が定価で売っているというような人気作は配信されず、中古屋で千円札一枚で買えるようなのを、4千円とか。

 ゲームオンデマンド、高すぎ。

 という意見が多いのはもっともなことなのですけれども。
 いや、ちょいと待ちなよと。
 そもそもオンデマンドというのは、そういうところを評価すべきなのかと、私などは思うわけでございますよ。

 たとえば雰囲気の良い店で、ウォッカをショットグラスに一杯頼むと、数百円とか。モノはスーパーで瓶一本で千円くらいの酒ですよ。だからって、その価格設定に文句を言うのはどうなんだと。いや、そもそも文句のある人は、自宅飲み派になっているはずなのですから。

 だったらゲームオンデマンド。
 自宅で酔った勢いで、

「あーおれソニックの新作やってないまま一年過ぎちまったやりたいソニックとやりたいいますぐやりたい!!」

 でも、いちばん近い二十四時間営業のゲーム屋は歩いていける距離になく。
 終電は終わっていて。
 飲酒運転絶対反対。

 そういう状況だと。

 3990円。
 新品価格よりは、だいぶ安い。
 タクシー呼んで、それを待つとか。
 あしたになるまで、寝て待つとか。
 そういうことをすると、このセガ愛が、ソニック愛が消えてしまうことが怖いんだ、いまやりたいんだという熱狂を満たしてくれるのならば。
 このサービスは神さまのおぼしめしのように安い。

 ていうか、もはや放っておいては新品が一本も売れないであろうゲームが、月に数本であっても、酔った勢いでカード決済で自宅のリビングで買えるがために「売れる」ということは、だれにとっても幸せなことではないですか。

 別にあした、中古屋に行って買えばいい人は、そうすればいいわけで。
 高い金払っても己の欲求を即座に満たしたい。
 そういう消費者のための選択肢が用意されている未来に、私は感動する。
 中身はいっしょでもさ。
 売り方で値段が違うの、音楽なんかではもう当たり前なのに、ゲームとか、小説とか、映画とか、そういう「くりかえし使用はなかなかしない」一瞬のものって、ネット経由でパッケージがないと高いのなんか許さない、みたいな風潮があるのは、なんでなんだろうなあ。

 きのう食堂でバイトの女子高生が、言いきってきたのに、その場では返す言葉がなかった。

「映画って、見せてるだけなのに高いですよね!?」

 一日経って、いまさら言い返さないけれど、やっぱり思う。
 いや、その映画館から、なにかは持ち帰っているだろう。
 だいたい、その映画作るのに、一年とか二年とか、もっととか、ぼろぼろになりながら自分の限界以上のものを絞り出したクリエイターたちがいるわけだしさ。
 きっと、彼女の観た、映画がつまらなかったんだろうけれど。
 だったら映画というメディアの問題じゃないわけだ。

 作品と作者を責めろ。

 それで最初に戻るのだが。
 ゲームオンデマンドを責めるな。
 高いと感じるのは、作品のせいでは。
 だからまあ、ソニックだから高い、というのは声を大にして言ってもいいと思う。
 あれ、そこ結論なの、という感じだが。
 「セガ愛」と題しておいてなんですけれども。

 近年のソニックはイマイチです。
 ドリキャスの『ソニックアドベンチャー』を、いまでも愛してる。
 でもドリキャスが動かないのです。
 初代Xboxも逝ってしまいました。
 そんな意味でも、私は360のオンデマンドに期待しています。
 いろんなゲーム、いろんな方法で、いろんな人がプレイできるようになるべきだ。
 有名なクラシックと最新作しか聴けない、とか。
 そんなこっちゃ、ゲームの文化としての名折れだと思う。
    
 マリオとコラボレートして売れた売れたとよろこんでいるソニックに、私の心のセガ愛は、揺さぶられることなく、どんどん冷めていくのです。

sonic 

 その売れた金で、ぜひともとんがったことして欲しい。
 ぜひともいまさらジャイアントグラム3とかシェンムー3とか!!
 もちろんPS3でもWiiでもなくてね!
 熱く語る準備はできているのですが。
 ベヨネッタは買いませんでした。
 体験版の段階でリトライの面倒くささに激昂して。
 十分間ほどの体験版さえ、さくさく遊べないってどういうことなんだい。
 まあ、体験版ごときで激昂するほど死にまくる、私のアクションゲーマーとしての腕前の劣化こそが、問題なのかもしれませんが。

BAYONETTA

 敵も自分もぜんいんセクシャルメガネ魔女という設定は確かにとんがっているのですけれども……世の中、M属性が増えているんでしょうか。私、女教師モノに、まったくクるところのないもので、その設定の段階で、意外に好評だっていうのが、なんだか解せぬ。どこかのメイドカフェでビンタしてくれるサービスがあるとか、そういうの、草食系男子が増えているからねえ、とかコメントされるのを聞くけれど……いや、それ、草食とか肉食とかいう話ではないのでは? なんか違う方向にスライドしている気がしてならない昨今です。

 ソニックはスポーツに興じ、ヒーローはおねえさま。
 どっちも演じたくない私は、こうやって昔を懐かしむわけだ。

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