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『仮面ライダーダブルと次なる十年紀』の話(2)。



 で、いま、初回を観ながらこれを書いているのですが。
 番組開始一分で登場しましたねえ、レイモンド・チャンドラー。
 村上春樹版の『ロング・グッドバイ』です。
 これで今日から、よいこのバイブル。
 きみもチャンドラーを読んで仮面ライダーダブルになろう!!

Rider

 翔太郎が手にしていたのは↑これでしたが、
有名なのは↓こっちの単行本版。
 売れたからねえ。

Rider

 やはりショッキングな赤色で、遠目にも拳銃が描かれているのが見えてしまうので、よいこの番組としては渋めの黒表紙を選んだというところでしょうか。
 ハードボイルドを、よいこに。
 むずかしいさじ加減の必要な番組がはじまってしまいました。

 それにしても驚いたのはオープニング。
 かっこいいよ。
 すごく素敵。
 永らく観ていない石原軍団のアクション映画みたいに、武装ヘリに襲われ爆発、爆発、ビル大爆発。
 そして仮面ライダーW登場。
 主題歌が流れ出す……

 マフラーがよい。
 シルエットだと、完璧に初代ライダーのスリム版。
 ニコイチ造形のへんてこさが、そこではまるで気にならない。
 やっぱりハードボイルダーは〝つないだ〟感があるものの……
 予想を裏切る、本気の素敵ぶり。
 コメディーじゃなくリアルにハードボイルドモノなのか。
 怪人出てこなくて、深夜の時間帯で、これが流れたら『傷だらけの天使』の平成版がはじまったかと思っちゃうぜ。翔太郎がフィリップの死体が入ったドラム缶転がして終わって欲しい。

 しかし、本気でハードボイルドやるなら。
 そのジャンルのファンのひとりとして、言わねばならない。
 左翔太郎とフィリップではなく。
 役者、桐山漣(きりやま れん)と菅田将暉(すだ まさき)に。
 主役のケレンミと色気によってしか、ハードボイルドは成功しないのだと。主人公がすべて。やさぐれた男の荒廃を出しつつ、しかしだれもに愛される男でなければならない。むずかしいんだ。軽く演じて欲しくなんてないんだ。

 平成仮面ライダーシリーズのなかで、たぶんもっとも期待してる。
 裏切らないで。 
  

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