そして最後も黒いマット。
潮崎豪 × Austin Aries
数ヶ月前の試合である。
良い試合ではあった。
潮崎が気持ちよく負け、Ariesに握手を求めたが拒否られた、その、
ふふん小憎いオトコどもだぜ、とプロレスファンが鼻を鳴らすシーンの下に、
テロップが走る。
『 今回の放送で
「ノアぷ~」は
終了します 』
ああ、盛り上がった気分が台無し。
しかし、ええ……そうですか。
最終回では仕方ありませんね。
さようなら。
思えば、まだタイトルに(仮)がついた段階で期待を込めて語ったのが、うららかな春のことだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ノアぷ~(仮)』の話。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そしてまだ夏も終わらないのに、終わってしまう。
この数ヶ月で、いろんなことがあった。
大事なことをすべてテロップでさらっと流した番組だった。
くれおーるの歌はおぼえた。
潮崎の試合はいっぱい観た。
(写真集とかもっと売っていくべきだよねえ。うちを覗いてくれるBLスジのみなさんにも、これ見てみてよっ、とすすめられるアイテムがあったらいいのにといつも思うが、丸藤&KENTAを売ろうと懸命だったころ以降、どうもみずから萌えを売る気概がないノア。うちの妻なんかも、潮崎×中嶋とか、変な声あげながら観てるけどなあ、もったいない。ちなみに
この写真の右が亡くなった三沢前社長で、左がいまイチ押しの潮崎豪である)
なにはともあれ若林アナウンサーの今後が心配だ。

さようなら。
これ以上に、書くこともない。
忘れられない番組では、ある。
願わくば。
全日本プロレス、そしてプロレスリングNOAH。
地上波で観る最後の番組が『ノアぷ~』でありませんように。
まあもういまさら、プロレスが万人受けする必要もなく、多チャンネルのひとつとなってマニアックに商売していけばいいとは、思うのですが。
「おれ、プロレス好きなんだ」
そうしたら、だれかにこう訊かれる。
「だれが好きなんですか?」
力道山。
ジャイアント馬場。
ここまではだれでもわかってくれる。
武藤敬司。
三沢光晴。
わかってくれるだろうか。
田上明。
小橋建太。
ちょっともう顔も浮かばないだろうな。
そしてこれから。
知らない人に話すとき、とっかかりになるレスラーさえいない。
丸藤正道。
森嶋猛。
推したいのは、これからなんだけれど。
ちょっと観てみて、というには、個人的にディスクを用意する必要がある。
もう、こっそり貸し借りするアダルトビデオと同じ扱いだ。
まあ、似たようなものでいいんだろうが。
プロレス好き、って言ったら。
プロレスってなんですか?
と返ってくる時代が来るのだろう。
ルールから教えるとなると、非常にむずかしい。
スリーカウントがすべてではないのですよ。
観客なくして成り立たないエンターテインメント。
ああプロレスよ永遠なれ。
近ごろこんなことばっかり言ってる気がするなあ……
さようなら。
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クロムハーツ 通販 クロムハーツ 通販 2013/10/23 14:04
『とかげの月/徒然』 『ノアぷ~・最終回』の話。 |