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『ユウキ食品パエリアの素で作るパエリア』の話。



 えー、書いておかないと忘れることが多いので、旅行記の続きはおいおい単発小ネタとして思い出したように続けていくことにして。で、またピザの作り方はまた次回と言っておいて二年がたってしまったような、己のサル頭ぶりを自覚して、思い出したことを書いておく今回。
 パエリア。

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『ちゃんこ鍋レシピ』のこと。

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 ピザで思い出したジャンバラヤで思い出した。
 この鍋の話のときに気になってしかたがねえやと書いていた、こやつ。

taiwan

 ユウキ食品パエリアの素。
 塩がきつそうだなあ、とか。
 薄味関西人のなかでも特に薄味を好む私は、自己リンクするのも面倒くさいのでしないが、以前ここでもパエリアはダシだけで作れとかそういうことを声高に語っていたくらいで、レトルトのチャーハン系とかカレーとかでさえ、なぜこんなに塩辛いんだ食えない、というのが自分で料理する動機のさいたるものだったりするのですが。

 しかし先日、パエリアを作っておりまして。
 驚愕したことに、冷凍庫にストックしておいた、それがなくなってしまった。
 サフラン。
 言うまでもない、パエリアの命。
 その香りと色こそが、パエリアをパエリアたらしめる。
 それが入っていなければ、パエリアは海鮮ピラフだったり、鶏五目ごはんと呼ぶべきなのであって、黄色くて、あの独特の香りあってこそのパエリアなんざますよ奥様。
 それなのに。
 なくなっちゃった。

 しかたがないので、買いに行きました。
 そしてまた驚愕した。

paella 

 そういう価格なわけですよ。
 0.5グラムって28センチのフライパンでパエリア作ったら、二回でなくなる量です。
 まあどの店でも五、六百円というところで、一回分三百円なら許容できなくもない価格なのかもしれませんが──あのね、うちのね、冷凍庫にジャムの瓶にいっぱい入っていた、使っても使ってもなくならない、数年間、ずっと冷凍庫にストックしていたそのサフラン、インドで買ったものだったんです。
 いま目の前にあるスーパーの、十分の一……いやヘタしたら百分の一とかいう価格でした。
 いま目の前にある、ちっちゃな試験管みたいのに入った十数本のめしべ……
 買う気にならん。
 どうしても手が出ない。
 
 というわけで、帰ってきて、アマゾンさんで本買うついでにポチってしまったのでした。
 それでおいしくできるなら、それでいいわけだし。

 届きました。
 トマトエキスまで入っていて、至れり尽くせりですが、怖いのでトマト缶は入れてみたい。
 が、今回はあえてパエリアの素の実力をはかるために使いません。
 いちおう書いときますか?
 メーカーの回し者的、限定的材料指定パエリア・レシピ。
 ジャンバラヤと違うのはアサリ入れるのと、香辛料の違いだけですが。
 (トマト使うときは水入れる前に加えてちょっと炒めて)

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●材料
鶏肉 200グラム
タマネギ 200グラム(中玉一個みじん切り)
ニンニク3片 (みじん切り)
アサリ 200グラム(砂出ししてね)
米 2カップ(400cc。2合ではない)
水 300cc
白ワイン 100cc
オリーブオイル 大さじ3。
お好みで野菜(キノコとかパプリカとか)
パエリアの素 大さじ1

●作り方
1 フライパン(私は28CMテフロン加工のものを愛用)を強火で30秒加熱。
2 オリーブオイルを入れて10秒後、アサリを入れ、ぜんぶの貝が開くまで炒める。
3 アサリだけを抜き取り、残った炒め汁にニンニクを入れ、香りが立ったところでタマネギを加え1分炒めたところで適当に切った鶏肉を加え、肉の色が変わるまで炒める(トマトを加えるならここで)。
4 白ワイン、水の順に加え、パエリアの素を投入。
5 沸騰したら中火にし、米を加え、底からはがすように1分かき混ぜる。
6 中火のまま、トッピング用の野菜を米の上にのせ、フタをして5分炊く。
7 フタを閉じたまま、火加減を弱火に調整、15分炊く。
8 火を止め、アサリを散らし、3分蒸らす。

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 さあできた!!
 できたんだけど。
 このできばえ……

Paella

 きいろっ!!
 黄色いっ!!
 この写真は色補正していません。
 いやパエリアは黄色いものなんだけれどもさっ。

 でもね、これがね。
 味は悪くない。
 やっぱりトマトは入れたほうがいい感じ。
 パエリアの素のパッケージに、作り方が書いてあるのだけれど、塩辛さを怖がって、大さじ1というのはメーカー推奨よりもちょっと少ない。でも味的にはこれで正解。アサリと鶏のダシで、レモン(分量外)しぼって喰うとそれはそれはもうまぎれもなくチキンパエリアです。
 にしても、メーカー推奨よりも少なく入れたにもかかわらず、この黄色さときたら。
 なんでこういう過剰なことをするかな……
 味が良いだけに惜しい。
 黄色何号使ってんだよ……
 と思ってパッケージ裏返したら、意外なことに原材料名のなかに着色料は入っていないのです。
 じゃあなんだこの色は、トマトパウダーとサフランの色?
 それとも魚介エキスパウダーというやつが、黄色い魚か貝の肌も一緒に砕いて入れてあるんだろうか。
 顆粒の商品だから、インスタントコーヒーと同じ理屈で、通常はじんわりと水を染めるサフランを、粉末にして直に加えていることが、この毒々しいまでの黄色をあらわすのだろうか……

 私はパエリアのときは鉄でなくテフロンのフライパンを使うので、取り分けるのにはプラスチックのライトグレーなコテ(バタービーター)を使っているのだけれど、これが染まる染まる。作るときは木べらで作っているから、フライパンから皿に取り分けるのに使っただけなのに……あとで漂白剤につけなくちゃ……これがサフランのめしべの実力か……
 そういえば、サフランのめしべの致死量は20グラムだそうだ。
 本場の国々では、望まぬ男に狼藉をはたらかれ子を宿した乙女が、堕胎を望んで台所のサフランを飲んだという。
 衝動的な自殺傾向を持つ同居人がいる家では、小さな試験管くらいの量にしておくべきなのかも。
 危険な色なんだよね、黄色って。

 しかし味は悪くないというのが、実に。
 130グラムも入っているから、一回で大さじ1だと、十回分以上あるし。
 今度はトマトを入れてみよう。
 逆にトマトを抜いたことで黄色が米に、きわだったのかもしれないしな。
 黄色いのは、悪くないのだけれど、なんだか嘘っぽい「抜けた」黄色なのが気にくわないんだ。

 余談ですが、味は薄いものの、色あい的には近所の阪急オアシスで買った『カレーパートナー サフランライス』という商品の方がマイルドでした。

 どっちにしろ、そこまで本格にこだわりもないので、この先も、サフランを買わずに代替商品を探す旅路が続きそうです。安い国に、これ買いに旅費払うのもナンセンスだしねえ……だれかみやげに買ってきてくれないかしらん(笑)。ていうかさあ、いまの時代、実際の植物摘んでこなくたって香水作れるのに、なんで本物の毒性まである花のめしべを摘み取る必要があるんだろう……需要がないからだれも開発しないのか? スタートレックのレプリケーターでパエリア出すのはまだ無理でも、黄色い色とサフランの香りを合成した人造サフランくらい、安く作れそうな気がするんだけれども。

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