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『きゅうりのレモンサラダ』のこと。




 米酢とか、もっと小洒落てワインビネガーとか、そんなのはダメだ。酢じゃない。ディスカウントストアに行けば一瓶98円で売っているのが酢だ。穀物酢ってやつだ。酢の物作って食ったら顔しかめるような酸味のきついやつ。しかしそれでこそ酢ってものじゃないか?

 たとえばウィスキーでクリアブレンドのまろやかさを宣伝している銘柄があるけれど、それってけっきょくシングルモルトの個性を消し去ってのっぺりしたかわいらしいのに仕上げたってことで、本気でウィスキーを愛するなら煙の味がするようなどぎつい美人に惚れるべきだろう?

 いやもちろん、まろやかなのが悪いわけじゃない。ただ、クセのないだれにでも愛されうる個性、などというものが、本当に絶賛されるべき個性なのかどうなのかは、はなはだ疑問だ。とっつきにくいが実はキュート。そういうのがいいな。話しかけるのには壁があるが、話しかけてみたら実に深みがあって飽きない。そういうのがいい。

Fried_chicken

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『クリスピー・プロ・フライドチキン』のこと。

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 そんなわけで、つっこまれたので補足。
 可憐なおかまも泣いて許しを請うシンプルさです。

 キュウリのレモンサラダ、レシピ。

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●材料

きゅうり 一本?
レモン 大さじ3?

(もちろん瓶入りレモン果汁でよい。ウォッカトニックを愛する私のレモン消費量たるや、生レモンでは追っつかないので我が家では数本常備しています。分量はこんなもんお好みだ。写真のキュウリは手巻き寿司の残り物を乱切りにした)

●作り方

きゅうりにレモンをかけてまぜる。

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 実際のところ、フライドチキンにはこういうヴァンパイアも眉根を寄せて苦笑うシンプルなレシピがよい。
 ていうか。

 ケンタッキーフライドチキンのチキンにはなぜコールスローなんてサラダがついているの!?
 モスバーガーでもチキンセットに当然のようにコールスローが。

 冷静に評価してみろって。
 脂ぎったチキンフライをがっついて、その箸休めに脂と卵でできたマヨネーズの和え物を本当にチョイスするのが正解か?
 どうせキャベツのサラダなら、それもレモン果汁だけで和えて欲しい。
 獣も寄りつかないすっぱさの極みが人間様の優雅なる叡知というものだろう。
 焼鳥屋でときどき、キャベツのざく切りに酢をまわしかけただけのつきあわせが出てくることがあるが、あれこそベストチョイスだと思う。穀物酢のやたら鼻にツンとくるようなのだと最高。きっと経費節減のために50円くらいの酢を買ってきているのだろうが、だったら生キャベツでいいのに酢キャベツにこだわるガード下の魂に拍手。気を効かしたつもりで塩だの化学調味料だの勝手に振りかけて出す店には二度と行きません。

 ぶっちゃけ、ケンタッキーの暇なフライドチキン屋だったころには、冷蔵庫で三日保存しても見た目に変化のないこってりコールスローが選択肢として唯一だったのだろうけれど、可能ならばフライドチキンには新鮮な緑色の野菜に酢とかレモンとかがぜったい合う。

 そういうこっちゃ。

 こっちもつっこまれたので補足。

Christmasj

 鶏肉、放り込むだけで焦げ目ってつかないよね、って。
 ええ、つきませんよ。
 あらかじめ焼いてください。
 なぜそこをはしょるって?

 たいした問題ではないからです。
 レシピなんてものは分量とおよその作り方があればいい。
 端折れるところは端折ったシンプルなのがいい。

 焦げた肉が好きなら焦がすとよい。
 生が好きなら生で喰えばよい。
 レシピ通りに作ったって要は魂の叫びがそこに加えられるかどうかというパッションの問題。

 叫べ。
 そして作り喰え。
 面倒くさいなら喰うな。
 今年もそんな感じで。
 料理しましょう。

 ジャンバラヤのときに書いた「ピザのレシピを今度」というのが実現しないまま時が経っているので、それもざっくりやれたらいいな。ちっちゃい抱負。実現できる願いを抱くのが肝要。毎週のように食べているものって、あえて作り方とか写真撮ったりとかパッション萌えないってとこあります。毎日味噌汁作るひとは、味噌汁のレシピなんてもの自体なにそれって感じなのと一緒。

 味噌汁は長ネギとわかめが好きです。
 長ネギはくたくたになるまで火を通して欲しい。
 味噌汁を丁寧に作れるひとというのは、ぜったいに悪いやつじゃないよなぁ──と好きなくせに野菜室に長ネギがあってもあらかじめ刻んで冷凍したネギを使ってしまう自分を愚かしく思ったり。

 手早く作って喰いたいときにすぐに喰う。
 というのと、だれかを待たせてでも手をかける。
 そのバランスに、生き様って出るものです。
 絶妙に大雑把なのが理想だな。
 そういうのがいい。

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