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『ビスタ導入を考える春の日』のこと。

 あの事件から数ヶ月たち、2月11日のHERO’S名古屋大会のための前日計量。
 桜庭和志は、一度目の計量を3.6キロオーバーの88.6キロだった。

 にやり。

 笑った桜庭は、着ていたジャージーで覆って抱えていた、なにかを取り出し、再計量。
 無事、計量をパスしたのだが。

 その「桜庭が抱えていた4キロほどのもの」の正体が。
 これだ。

Xbox360 

 ──360フリークとして露出はうれしいが、パフォーマンスの意味がわからない(笑)。スポーツ紙の記者も、うまい見出しを思いつけなかったのだろう。この大会、全体におとなしめだった桜庭が、ほとんど唯一演じて魅せたネタだったにもかかわらず、紙面で大きくいじられることはなかった。
 その出来事を、あれはいったいなんだったんだろうなあ、と友人と話していて。桜庭がゲーム好きなのは昔から知られていることだし「ぼくは落ち込んだりせずゲームに夢中なくらいだから大丈夫」というメッセージではないのか、という妥当な話のあとで、異口同音に、でも、と呟いてしまった。

「でも、きっとマイクロソフトの工作員が動いたんだ」

 その工作員の存在は、いまや周知の事実である。
 ヨーロッパで3月23日にPS3が発売された。
 ロンドンでは、発売待ち行列のみんなが、なぜかおそろいの椅子に座っていたという。何者かが、親切にソニー信奉者の方々の腰が冷えるのを心配して配布したものだった。椅子の背には、とあるURLがプリントされていた。
 これだ。

 http://www.shkyw.org/

 邦訳。

「次世代へ、XboxはPS3を歓迎します。
 ソニー……来るのが遅い!!
 さあ、ゲームをはじめよう」

 ──良いセンスだ。殴り合いのゲームを繰り広げてもらいたい。
 というか、日本以外の国では、すでに360の勝ちが確定しているという見方が濃厚で、それゆえにマイクロソフトもいつになく余裕の態度なのだろう。日本で同じメッセージをいま発しても、経済紙読む人ならだれでもわかることに「いや、ここではソニーの勝ちが濃厚でしょ」という状況なので、マイクロソフト工作員も、桜庭に箱を持たせるなど、一見意味不明な、控えめに認知度を上げる戦略で動いているようである。

 そんなこんなで、ブルードラゴンがはじまる。
 テレビアニメの話ね。

 アニメ『ブルードラゴン』公式サイト

 見てわかるとおり『ブルードラゴン』がXbox360のソフトで、それを作ったのが『ファイナルファンタジー』の生みの親であるというようなことなど、どこにも書いていない。前面に押し出されているのは「あの鳥山明のキャラクターがテレビ画面に帰ってくる!」──普通、そこは「あの人気ゲームソフトがアニメ化!」の文字を躍らせるところだ。しかしまあ、以前に同じ放送枠でアニメ化された鳥山明キャラの『ドラゴンクエスト』がシリーズ累計4000万本という販売数だったのに対し、『ブルードラゴン』が現在18万本。単純計算で『ブルードラゴン222』まで発売してようやく肩を並べるペースである。一年に二本出しても百年かかる──それでは謳えない。

 うたえないが、うたわないままに『ブルードラゴン』は、かの少年ジャンプで『BLUE DRAGON ラルΩグラド』として連載中。あの鬼才小畑健氏によるキャラクターで人気を博す。こちらにいたっては、ゲームの設定すら無視して独自の物語を展開。タイトルロゴの下部に「~Xbox 360ゲーム(マイクロソフト)"BLUE DRAGON"より~」と書いてはあるが、このマンガ読んで、その世界を期待して『ブルードラゴン』買ったら後悔するんじゃなかろうか、と思うくらいに別物です。さらには月刊少年ジャンプにて柴田亜美による『ブルードラゴン』連載も。カードゲームにもなるらしい。おそらく、それらのメディアミックス展開に触れるユーザーのほとんどが、Xboxを所有してはいない。銃すら持っていない相手に弾を買わせるのは至難の業である。しかしこれがマイクロソフト工作員のこの国での仕事の作法。

BD

 気づいたらそこにXboxが絡んでいる。

 当たり前のものにするという戦略。電撃的な告白で恋人の座を奪うのもひとつの恋愛作法なら「あれ、そういえばいつもお前はおれのそばにいるね」と時間をかけて相手に思わせてしまうのも、実に有効な作法ではある。
 マイクロソフト工作員は、今日も暗躍する。
 たとえば、私がこんなふうに別になにを叫びたいことがあるでもなく、360の話をしていることとかも。壮大な計画の一部だったりするのだ。きっと。すべてのコンシューマゲーマーが夢に見る未来──それは、すべてのゲームが一台のゲーム機で走る環境。パソコンからXboxLiveにつながるLive Anywhereも始動し、Xboxがスタンダードになれば、夢でなく世界中のゲーマーすべてが集うネット上のパーティーなんてことが実現する。

 さあ、未来はここだ。
 というわけで、なんの話かと言えば、Vistaへの乗り換えを本気で検討しはじめたということで。しかしVista走らせるならメモリも、ついでにHDDも容量増やしたいなあ、コア2デュオって素敵だよねえ……と考えれば考えるほど総とっかえが魅力的。やっちゃうか。夏になればまた忙しいし、やるならいまだな。と思案しながら毎日を過ごす今日この頃なのでした。
 とりあえず、いまのシステムがVistaで動くのか、どこが問題なのか、確かめましょう。

 Windows Vista Upgrade Advisor
 
 スペック的な問題はないようだが、これは要するに「動く」というだけの確認だしな──エプソンのスキャナが使用不可。それは困る。エプソンのサイトに行ってみた。お。ドライバもう提供されている。ということはハード的にもなんら問題はなく……大事なこと忘れていた。ソフトだ。うーん。なにはともあれジャストシステム……ああ。ここにネックが。システム以前にこれがないと書けない一太郎を最新版にバージョンアップする必要があるということに気づく。年月の経つのは早いものだ。我がマシンの常駐ソフトども、ロートルばっか。メーカーがサポート放棄したものも多い。ソフトも若手に入れ替えか(『一太郎』を使うのをやめるというような発想ができればいろいろラクなのでしょうが)面倒。でもいずれ通らなければならない作業、思いたったときにやるべきなんだろう。やるか。パソコン刷新て、なんだか春の感じだし。とりたててほかのなにが変わることもないので機械をいじるというのは「春だし髪型変えて新しい私っ」みたいな心境の現代版だなあ、とか思ってプラス思考になってみる。それもこれもケーブル一本さえ通販で買えてしまう、いまが未来のせい。

 よし。今日は買い物をしよう。
 この部屋で。
 春だしな。
 端から見ると春なのに引きこもっているヒトなのが哀しい。
 機械といえばバイクもいじってやらねばなあ。
 冬のあいだ中オイル替えてないや。

 と書きながら、右手でかき上げて気づく。
 髪も切らないとな……
 変えなくても動き続けるものはどうしても後回しになりがちです。
 本当はそういうのこそ、まっ先に手をつけるべきなのかも。
 だって変えなければどうにもならないものはどうせ変えるのだから。
 よし、とりあえずバイクのタイヤの空気圧を測ってみよう。
 出かける気になるかも。

 と玄関まで行ったら雨が降ってきた。
 よし。買い物に戻ろう。
 この部屋で。
 なんにもしないくらいならなにかしたほうが良いに決まっているのだ。
 よし。いやあ春だなあ……

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