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『ちゃんこ鍋レシピ』のこと。

 えーと。見てますかー?
 雑談中に鍋の話をしていて。

「ちゃんこ鍋ってよくわかんないんですけど」
「うちは味噌じゃないねえ、塩ちゃんこっていうの? 鶏ダシ。ていっても鶏ガラスープの素を使う邪道だけど」
「あーそれラクそうーレシピくださいよー」

 ということでせっかくメールを書いたので、それをここにもコピペってみよう。私もよく経験があるが、こういうありふれたメニューの単純なレシピが欲しくて検索してみると、通販サイトばかりが出てきてなかなかシンプルに役立つのが見つからないことって多いんだよね。どうっすか、シンプルですよ、吉秒流。

 ちゃんこ、レシピ。
 まずはスープのみのつくりかたです。

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●材料

昆布 鍋底に敷き詰めるくらい
酒 100CC
しょうゆ 大さじ2
鶏ガラスープの素 大さじ3
しょうが ねぎ 各適宣

●作り方

鍋一杯の水を用意(2リットルくらいだろうか。私は最初に昆布ダシだけ多めにとって、小鍋によけておく。鍋が煮詰まってきたら足したり、余ったら余ったでペットボトル入れておいて冷蔵庫に入れておけばいい。昆布ダシでカップラーメン作ってみると、ちょっと、おおお、と思う味になったりして愉しい)。昆布を入れて、絶対に沸騰させない弱火で、時間の許す限りあたためます。一時間くらいで、水が昆布色になってきます(一晩くらい昆布を水につければなお良し。邪道極まった手口としては、昆布茶大さじ2で昆布ダシを代用する手もありますが、ダシくらいはとりましょうや)。沸騰させる前に昆布を抜き取りましょう。食べる直前に鶏ガラスープの素、酒としょうゆ、ねぎとしょうがを適当に切って加えたら完成。

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 ねぎとしょうがが適宣とあるのは、たとえば具に鶏挽肉の団子などを入れるなら、そこにねぎやしょうがも入れればいいし。味噌とかニンニクとかは好みの問題だし。鶏肉と豚肉がなんらかの形でそこにあって、白菜とかもやしとかニラとか大根とかニンジンとか、うどんや中華麺とか。結局、スープができちゃえば、あとはなに入れてもアリだからこそのちゃんこだと思うので。私は翌朝、雑炊にして朝食にすることが多いので、ニンニクは好きだけれど入れません。

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(↑うちで使っているのはこの鶏ガラスープ。ダイエーで買ってきた詰め替え用はちょっと塩辛かった。そのあたりで分量は加減が必要、これに変えると白湯(パイタン)鍋になる。それはそうと、同じメーカーのこれが気になっている今日この頃なのですが、デンプンが入っているのとたぶん塩味が濃いのだろうという予測で手が出ずにいる。だれか試してみて報告よろしく。試して使えないとなると、サフランが入っているだけにほかの用途で使いにくいからなあ)

 ちなみに、上記のベースでしょうゆと鶏ガラのかわりに、煎りごま大さじ2&みそカップ2/1&キムチの素カップ1/2をすり鉢でごまつぶしながら練ったものを加えると、チゲ鍋ベースになります。辛さは白菜キムチとか、豆板醤で調整してね。私はこのチゲ鍋のために買ってきたキムチの素で、鍋の残りの大根や、あまると使いにくいキュウリなどを常時キムチ化して野菜室にストックしています。

 力士は食事ぜんぶを、ちゃんこっていうらしい。

「今日のちゃんこはカレーでごわす」

 みたいな用法が本来正しいのだろう。で用法はさておき、「ごわす」っていう力士を見たことがないんですが。中国少女の「~あるね」と同じ類のキャラオプションなんだろうな、ということはどこかに原典があるということで。だれだかしらないが、使い始めた先駆者は偉大ですね。確かに力士は薩摩弁的イメージがあるし、中国語には「在」の字が多用されているイメージがある。私もなにか考えようか。まだ確定していないキャラ、たとえば宇宙人といえば、

「今夜はちゃんこ鍋でぐれい。豚バラは欠かせないでぐれい」

 とか。いや、だれかもう使ってそうだなこれ(笑)。
 まあ今夜はちゃんこ鍋で決まりでんがな。
 (大阪育ちだが、私も「でんがな」なんて一度も使ったことがない)
 ほな、愉しんでや。
 (「ほな」も使わない。「や」は日常的に使うね)

 先週、ちゃんこ鍋作ったんだけどなあ。
 写真撮るの忘れた。

 ところで東京にザ・グレート・カブキのちゃんこ屋があるそうで、グレート・カブキが鍋作ったり串焼いたりしてくれるらしい。マスクをかぶったり、酒を注いでくれたりまでしてくれるとか。「赤い毒霧」というメニューがあってただのキムチ鍋とか(笑)。常連がプロレスファンばかりで一般人は居心地が悪いとか──たまらんなあ。しかし自分の必殺技名をメニューとして並べた店で、ファンに囲まれて毎日笑ってる引退後の生活というのは、最高ですね。で、ときどきレフェリーやったり、鍋屋の親父としてたるんでしまった肉体をさらしにリングに戻ってきて小遣い稼ぎとか。カラダ動かなくても、赤と緑の毒霧吹けば大盛り上がりだもの。はずすってことがない。いいキャラつくったよホント。

 ちゃんこ。それは宇宙。
 好きなもの入れて好きな名で呼べばいい。
 カブキが作ればカブキちゃんこ、それで客は来る。
 そういう大雑把な料理にこそ、作る人の魂の色がにじみ出したりするものなのである。
 だから昆布ダシくらいはとっておけ。
 具材がどれくらいの大きさで切られているかで、作った人の性格ってわかる。カブキならところどころ手でちぎったってくらい荒々しい切り口であって欲しいし、はじめて彼女が作ってくれる鍋なら「うさぎのエサかっ」とつっこみたくなるくらい細切れになっているのが好印象(つっこまれたら「食べやすくと思って……」と、うっすら涙を浮かべてください)。いわゆる男の料理というやつは、大雑把なほうがいいと思われがちだが、大雑把に作っておいて、そっとニンジンを何枚か桜の花びら形に切ってみる、なんて小技が意外に効きます。

 単純なものほど奥が深い。
 そういえば私の性格は、鍋にも絶対、もめん豆腐というところにあらわれている。
 食べにくいし、絹ごし。
 鍋に入れようとして角が欠けたりすると腹立たない?
 私はそれで鍋食う気が失せるくらいテンションが落ちるので、かたい木綿豆腐が手にはいらないならば、いっそ豆腐は入れない。
 割り箸がうまく割れないと、隣の人に「割ってあげた」と言ってもう一本割ります。
 うまく割れるまで。
 書いてみて自分がひとでなしに思えてきた……

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