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○材料

野菜 適宜

・からあげ材料
鶏もも肉 2枚
薄力粉 大さじ2
塩 小さじ1

・マリネ液材料
酢 1/2カップ
レモン果汁 大さじ2
オリーブオイル 大さじ1
白ワイン 大さじ1
ブラックペッパー 少々


○作り方

1 野菜を分類します。
  生のものと、茹でるものと、揚げるもの。
  今回は、

  ・生のもの
  タマネギ、キャベツ、モヤシ、トマト 

  ・茹でるもの
  シシトウガラシ、シメジ、パプリカ

  ・揚げるもの
  ナス、ニンニク、ニンニクの芽

  このようなラインナップです。
  色が偏らないようにしたほうが美しい。
  美しいのは良いことです、栄養的にも。

2 マリネ液の材料をボールに合わせます。

3 揚げるもの野菜群を揚げます。
  続けざまに薄力粉と塩をまぶした鶏もも肉も。

(写真にはここ最近の記事を読んでいただいているかたにはおなじみの、軟骨ベーコンがまじっていますが、気にしないでください。冷蔵庫になんかあるもの入れておけという見本にすぎません)

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4 揚げたものが熱いうちにマリネ液に漬けます。
  ちょっとしんなりさせたい生のもの野菜群も。

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5 茹でたもの野菜群を入れます。
  上下をかきまぜ、ラップで密封。
  冷蔵庫で三時間以上は冷やします。

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6 シャキシャキ感を残したい生のもの野菜群を敷き、
  食べる直前、ボールの中身をぶちまけます。

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 野菜には、豆腐を加えてもよし。

 最初の写真ではトマトの赤が割合多めなのに、最後のできあがり写真では全体に茶色くなっている。後者が真実です。野菜たっぷりに肉トッピングといった感じが見た目には麗しいですが、私、晩ごはんの洋食メニューというのは基本が酒のおつまみなため、このひと皿で完結。パンとかクラッカーとかパスタとか、ましてや白ごはんとか添えない。それゆえにこのひと皿にボリュームが欲しい。トマトよりも肉を。ニンニクもまるのままのっけてほしいし、スペイン風に豆とか、和風に豆腐とか、そういうものを足してほしい。

 あれですよ。牛丼でビールは飲めないのに、ごはん抜きの牛皿なるメニューはビールなしではいけない、というようなもので、チキンマリネは特に夏、揚げたての唐揚げよりもビールと相性のよいおつまみメニューとしてとある秘密研究所で開発されたものなので、逝くならビールで逝きたい。えーいかにもクラッカーとかバゲットスライスにのっけたらおいしそうなのに、という誘惑にかられる気持ちもわからないではないですけれど、それやっちゃうと、このひと皿、完食たぶんできません。

 というわけで、あんまりすっぱすぎても酒が進まぬ。
 以前もいちど、チキンマリネはレシピを書いたことがあるのですが、そのころは酢は穀物酢でなくちゃダメと言いきっていた。訂正します。最近、米酢もワインビネガーもおいしい。というか酢を控えめにして、レモンをきかせるのがやさしくて好き。

 鶏唐揚げにレモンをかけるやつが許せないというひとの意見に耳をかたむけると、総じて「さっぱりさせたいなら揚げ物を食べるな」というようなことを言うのですが。私はこってりした揚げ物大好きですけれど、鶏唐揚げにはレモン派です。ついでにわかりやすく言うと、ちょっとふっくらした女性の身に着けるタイトな衣装が好きです。いや間違えた。タイトな衣装が食い込んでいる豊満な肉が好きです。そうそれ。棒みたいな脚でニーソックスはかれて絶対領域とか言われても違うよ、と。絶対領域というのは、ニーソのゴムが食い込んだやわ肌の締めつけられた凹みあってのものであり、ゴムに締められて凹むためには、はち切れんばかりのやわらかい肉が大量に必要なのだ、と。

 唐揚げが油ぎって山積みになっている、そこへレモンの酸味。
 そこで初めて気づく、肉への感謝。
 揚げられてくれてありがとう。
 なんならもっとこってりしたくらいが好きだ、と。

 そういう思想のもとに秘密研究所で開発された、と聞けば、浮かんでくる疑念があるでしょう。

 野菜いらなくね?

 でも実はそこが開発力。
 下に敷き詰めた、トマトやモヤシ、無尽蔵に液体を吸いこむ揚げナス。これらに加え、肉であれ魚であれ、マリネを作ったことのあるひとなら気づく「えーこのレシピ、具材の割にマリネ液が少なくない?」という、それ。意図したものです。

 すっぱい液に、ぼっちゃり浸かった鶏唐揚げは、よろしくない。
 あたかも、肌にやさしく肉盛りしませんとうたって、幅広ゴムを採用してしまったニーソックスのように。
 細くきゅっと食いこむから色気であるのだと忘れてはいけない。
 (着用する本人は締めつけカユいでしょうけれど)
 鶏唐揚げにたらしたレモンは感謝の心を呼び覚ますが、レモンにぼっちゃり漬けこんだ鶏唐揚げのピクルス的な料理がおいしいだろうか、否、きっとそれは白くふやけた鶏唐揚げのホルマリン漬け標本のようになってしまうはず。

 敷きザルのように、トマトやモヤシを敷いてください。
 ざるそばにザルがないと、下に溜まった水気で麺がのびてしまう。
 同様に、マリネ液と鶏唐揚げだけのチキンマリネは、油っぽいだけのぐちゃぐちゃしたシロモノとなって、こんなことならマリネにせず、唐揚げにレモンをかけて、サラダを別に頼めばよかったと後悔してしまうことでしょう。

 栄養という観点からだけでなく。
 野菜って大切。

 ところで先週、ポッカサッポロフード&ビバレッジ社が、主力商品の「ポッカレモン」を家庭用としては三十一年ぶりに値上げすると発表した。

lemon

 私が、今回のレシピで使ったのもポッカレモン。ビールだけでなく、ハイボールとかウォッカトニックなども愛飲し、そこにもレモンが欠かせないので、けっこうなヘビーユーザー。

 三十一年ぶりって。
 なぜいまここで値上げ?

 語られた大きな理由がそれ。

「新興国の需要増加」

 ああ聞き慣れた響き。
 この一年ほどで、私も権限剥奪された。

「紙オムツを勝手に発注するな」

 確保できたぶんだけが送られてくる。それをまた団体さんが買っていく。輸送料かかっても、新興国での日本の紙オムツは元が取れるどころではない高値で取り引きされているらしく、だったら増産すればいいじゃないかと思うのだが、メーカーさんもバカではないから、増産したぶんは直接、新興国で売られてしまう。それに、某国の株暴落などのニュースも流れる近ごろ。無尽蔵に増産しはじめると、もしも売れなくなったとき、工場を閉鎖するために莫大な資金が必要になる。

 売れるんだから発注させてくれよ、と無責任にぼやく現場の私のようなのに耳をかさず、ポッカレモンの選んだ道は強気だ。オムツは、何社かが競合しているので、やむなく増産という道を行くしかないが、ポッカレモンは世界のレモン業界を牛耳っている。

 売れているから増産?
 それってレモンの樹を植えるってことだよね。
 だったらまず値上げが必要。

 高くしても売れると踏んだから値上げるのだ。三十一年ぶりに、世界はレモン果汁が高くなっても売れるという謎景気に沸いている。

 そう考えてみると、これはつまり、世界中でただ鶏をさばいて焼いて食っていたひとたちが、唐揚げにしてレモンをかけるかかけないかでモメたり、チキンマリネにして食ってみたり、焼酎をビンに口付けて飲んでいたひとたちがロックにレモン入れて飲んだりするようになり、一方、まさにそういうひとたちが、かつては低賃金で奴隷のように農園でこき使われていたひとたちで……

 世界総チキンマリネ階級化。

 そうして三十一年ぶりに値上がったポッカレモンの価格は、今後世界がどう転ぼうと、下がることはない。いちど、レモンがなくちゃ飯が食えないし酒が飲めないとおぼえてしまった猿は、高価だろうとそれを買うしかない。一種の麻薬流通の図式。

 唐揚げをチキンマリネにするとおいしい。
 ぽっちゃり娘にニーソをはかせるとなんかイイ。

 もう、もどれないところに足を踏み入れたってことだ。

highsocks

(ニーソと書いて気付くが、それだと膝丈の意。私が例に出しているのは太ももの真ん中あたりを締めつける丈の靴下のことだから、正確には「オーバーニーソックス」か「サイ(thigh-ふともも)ハイソックス」であるはずで、だったらどうして商品名とは相違のある「ニーソックス」が絶対領域製作アイテムのように語られるようになったかといえば、たぶんそれって略称として「オバソ」や「サハソ」よりも「ニーソ」が発音しやすい=カワイイというところに尽きるのだと考察できる。だからなんだと言われても困るが、私が言いたいのは、使用するアイテムが同じでも「ぽっちゃり娘にオバソをはかせる」ではグッとこないというところが実地で理解できるようになってしまったら、もうもどれない、ということである)

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 トロめかす話ついでに。

 うちのカレーってこんな感じで、もちろんフライパンのまま出して、前回のズッキーニの残りとニンニクを揚げてトッピングにして、ナンで食べるというような。

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『水溶き片栗粉で煮る大根とズッキーニのレシピ』のこと。

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 ルーは市販品。
 いろいろ香辛料足したりもするけれど、トロミを足したりはしない。
 トロめかすのは市販のルーにまかせています。

 そのルーのパッケージにある成分表示。
 けっこうな割合で入っているのが、それ。

「デンプン」

 あれ、片栗粉ですから。
 ですので、前回、前々回で片栗粉について供述した出来事のすべてが、市販のカレールーを使ってのカレー作りにも適用される。

 大事なのはふたつ。

●冷ましてからルーを溶かし全体にまぜて再加熱。

●味見をなんどもしない。

 なんかカレーにとろみがつかないという理由はここに尽きる。
 水溶き片栗粉で上手くトロミを出せないひとは、たぶんカレーもダマになるはず。だから焦るなって。とにかく冷ますんだって。もう冷えきるくらいに冷ましてもよし。加熱しつつトロミをつけようとするから破綻するのです。片栗粉=デンプンを、冷めた状態でまんべんなく全体へ、全体へ、すみずみへ。そのあとでおもむろに、再加熱。

 そして、もうひとつの落とし穴が、麻婆豆腐の回に言及した現象。

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『水溶き片栗粉を使わない麻婆豆腐のレシピ』のこと。

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 唾液。

 片栗粉って、一滴でも人間の唾液が混じると、急速にトロミを分解されてしまう。
 そう書きました。

 スプーンで味見して、もういっかい味見して。
 あ、スプーンもどしちゃダメ!! 

 というわけで、中華料理が上手なのに、なぜか彼の作ったカレーはトロめかずサラサラしているといった場合、それはあなたに自慢料理をおいしく出したいがためについついなんども味を確かめたか、真逆に憎しみまさって調理中に鍋のなかにツバを吐き捨てたか、彼が好きな娘の教室の椅子を放課後にこっそり舐めて達してしまうような変態であるかのどれかだと思われます。

 味見するのにスプーン使ってもどすってのも、悪意がないにしてもそのひとどうなのよって気はしますが。


関連記事・・・・・・・・・・・・・・

『カレーが添うナンのカロリー』の話。

『鶏レバーカレー』の話。

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●材料

豆腐 1丁

ズッキーニ 1本
大根 1/3本
干しむきエビ 大さじ2
わかめ 大さじ2
きざみ生姜 少々

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ごま油 大さじ1
鶏ガラスープの素 大さじ1
オイスターソース 小さじ1
水 300cc

片栗粉 大さじ1


●作り方

1 フライパンを中火にかけごま油、生姜を入れる。香りが立ったら、大根とズッキーニを軽く炒めたのち、片栗粉以外のすべてを入れ、煮る(アルミホイルやクッキングシートなどで落としぶたをすれば早い。そんなの面倒だからコトコト煮るわというかたは、少々水を足してもいいかも。鍋ではなくフライパンを推奨するのは、最終的に煮汁をトロめかすので、底が深いと片栗粉が沈殿しやすくダマを生む可能性が捨てきれないから)。大根が半透明になったら、それでよし。

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2 冷ます。ここ超重要。大根は味が染みたほうがおいしいですし。

3 フライパンから煮汁を取り出し、片栗粉を溶かす。

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4 煮汁をもどし、再加熱。

5 そのままフライパンで食卓へ出す。

6 そういえば豆腐もあったと思い出し皿に盛る。

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 前回の、水溶き片栗粉を使わない麻婆豆腐レシピの応用。

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『水溶き片栗粉を使わない麻婆豆腐のレシピ』のこと。

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 煮て、冷ます。
 片栗粉を加える。
 トロむ。
 一連の技の流れは、敵と冷蔵庫内ストックの状況で流動的に変化させても対応可能であるということを証明する。

 冬場は豆腐もいっしょに煮込みたいところですが、煮物道からしてみると、こうした少量煮汁濃いめ味つけを大根に染みこませたいお品書きで、煮れば煮るほど水分を出す豆腐のようなものは入れたくない。というわけで夏ですし。冷えた豆腐を出して、熱いトロミをかけろとレンゲを差し出すことにした。

(写真に写り込んでいる緑の細長いのはニンニクの芽です。ニンニクの芽って、ニンニクと同じ栄養があるんですよ。そのうえ食物繊維はニンニクよりも多い。当たり前ですね、茎ですし。そして茎なので、翌日匂うこともない。天然の疲労回復サプリといったところです。冷凍を常備していて、がさっとひとつかみ、炒めものなどに入れるのがクセになっていて、分量外なのに入れてしまいました)

 最終的には、すべてがぬるくなる。
 でもまあそれでよし。
 なんで豆腐が冷たくて大根が熱いんだよ、などともっともな文句を言われたら、電子レンジを知らないの? と電磁波照射装置の位置を指さして、私は「この熱くて冷たいのが溶けあっていくトロみ加減が素敵なのに」とつぶやきながら、ダークマッチを観続けることでしょう。

 麻婆豆腐のときにも書きましたが、中華のトロミつけのなにが痙攣する腕に負担かといえば、あおれ!! とか、揺すれ!! とか、そういうところ。中華料理のひとってお玉で炒めものもやりますから。具材に豆腐が入るとお玉ではどんなに上手くまぜたって崩れまくる。

 だから揺すれ!!

 そう中華ロボのなかのひとは言うが、ここは日本なんだよ、日本ロボだよ。
 豆腐入れないで平べったいフライパンにすれば?
 揺すらないでも、入っているのが大根とズッキーニだけならば、菜箸や木ベラでまっぜまぜしてしまって大丈夫。

 トロミは好き。
 煮物の煮汁にトロミをつける正当な理由は、まったくないが。
 なんか好き。
 特にズッキーニの切り口がぬめっている感じは、食欲をそそります。

 トリートメントって意図的に精液に似せてあるという。
 リッツの焼き目はよく見ると無数のSEXの文字。

 あ、今回のこれも単品で食すメニューです。
 ごはんのおかずではなく。
 おつまみ。
 七味唐辛子とカラシを添えると味に深みが増します。

 台風でテレビが映らなくなってそれどころではありません。

(駅前なので難視聴地域で共同アンテナ。いちおうそういう作業のプロなのに、自分では直せないというのがまた苛立つ。ネット回線で地デジが見られる、ひかりTVがあったおかげでなんとか『食戟のソーマ』第15話は見逃さずに済んだのですが。我が家のひかりTVは基本プロレスを録り続けているので、夜中のアニメなどを網羅するのは無理なのだった。直せよ早く土曜日だって関係あるか!! こっちだって働いているんだ、世の人々は連休だというのに台風の後始末だ。土嚢袋が売れます。消費したので補充なのだろう……みなさまのところは大丈夫でしたか。うちは避難勧告が出ました。駅前なのに。この大きな駅が水没するとでもいうのか)

soma