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Pickles

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『ピクルスをつくってみる』のこと。

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 七年ほど前の記事になります。
 ブログの体裁も少し違う。
 いろいろ恥ずかしいので読まないでいいです。
 ここに文章を整えて、レシピ再掲いたします。

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●材料

 キュウリ 300グラム
 砂糖  大さじ1
 塩   小さじ1 
 唐辛子 1本
 ローリエ 1枚 
 コショウ 少々
 酢 1カップ
 水 1/3カップ 

●つくりかた

 1. 野菜以外の材料を耐熱容器でまぜ野菜を漬けてラップでフタ。
 2. 電子レンジ(500W)で5分加熱後、冷蔵庫で冷やす。

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 実際、このレシピで落ち着いて、しばらくはリピートしていました。しかしそのうち、わざわざこのためにキュウリを買ってくるのではなく、あまればピクルスにするのでキュウリを多めに買っても大丈夫というローテーションができあがり、ほとんど毎週のようにピクルスを作るようになってしまったのでした。

 となると。
 あんまり多くても困る。保存がきく漬け物だとはいえ、冷蔵庫で保存する必要はあります。そんな、何週間分もあったって無駄です。適度にキュウリがあまり、適度に毎週食べるぶんのピクルスがあればいい。ちなみに我が家の晩ご飯は、三日に二日は小麦粉ごはん。週一でピザ生地をこねますし、トルティーヤとか、ナンとか。蒸留酒好きなので、ウォッカやテキーラに合わせるつまみとしての要素が大きい。生地をこねない場合は、スライスして冷凍してあるバゲットと、クラッカーにサラダ、鶏肉の焼いたのとか揚げたりとか、そんなの。

(ピザのレシピにもリンクを貼っておこうと、同じくらい古い記事を読み返してみたら、ものすごくレシピとして読みにくいことに気づいたので、シンプルにした新しい記事を同時にアップしておきました。タイトルにピザって入っていないからまったく検索に引っかかっていないし。古い私のSEO対策、なっちゃいないわ(ちなみにSEOというのはSearch Engine Optimizationの略。簡単に言えば「無修正」という言葉をブログ内にちりばめれば検索に引っかかりやすくなって読者が増えるけれど、逆に「無修正」という言葉が必然性なくちりばめられたブログを読みたいひとは少ないだろうから読まずに帰ってしまう率が増えるとか、そういう競技。ブックマークしてくださって検索エンジンを介さずに読んでくださる抱きしめたい愛するあなたのようなかたに向けてもちろん私は書くのですが、あなただって私のことはどこかで知ったわけで。最初がなければ、あとにはなにもないのです。どんな世界でも、愛されるためには計算が必要なのです。食パンくわえて「遅刻ちこくっ」って言いながら(パンくわえてだと言いにくいでしょうけれど)スカートひらめかして駆け出したって、二丁目の角で彼にぶつからなくちゃパンチラだって披露できないからラブコメがはじまらないのです。だから、角の手前で足踏みして、彼が来るのを待って自分からぶつかるのです。パンチラだってもちろん演出です。でもそれが正義。ラブコメがはじまらないよりもはじまったほうが読み応えがあるに決まっているのですもの。とか、こういうのをレシピ回に挿入してしまうのがSEO対策としては最悪。だったら消せばいいのに、書いてしまったからには残さずにいられないというこの自己愛が憎らしい)

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『ピザ生地とソースのレシピ』のこと。

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(トルティーヤの記事はまだ許容範囲内なので、そのままリンク)

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『スープがあまったのでトルティーヤを焼く』の話。

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 ピザにキュウリのピクルスはのせません。
 でもトルティーヤや、クラッカーだと欲しい。
 まあ平均して、週に二回は食卓にピクルスの瓶が出ているでしょうか。

 そんなくらいだと、当初のレシピの、キュウリ300グラムは多い。一本だって多いくらいです。欠かせないと言ったって、クラッカーにのせるピクルスはナイフで小さく切ったひとかけ。消費が追っつきません。

 で、手巻き寿司の具とか、酢の物とか、そういうものに使ったあまりの、少量のキュウリをピクルス化する作法が必要になってきた。

 単純にレシピの分量を減らすと、そこには問題が生まれます。できあがった少量のピクルスを、隙間の空いた冷蔵庫のピクルスの瓶に足す。一ヶ月もすると、うん? と首を傾げる事態になります。

 甘い。塩辛い。ローリエ臭い。

 つまり、ピクルス液の濃度が上がってゆく。
 ウナギ屋さんのタレなんかですと、縄文時代から受け継がれてきた秘伝の壺に毎日タレを注ぎ足して深みが出るなんて話も聞きますが。あれって、タレそのものを消費しますから。プラスマイナスがゼロになっているのですよ。でもピクルスって、液を飲むわけではない。キュウリだけ抜きとって、またキュウリを足す。

 つまり、漬け液を、また同じレシピで作ってしまってちょっと足したりすると、どんどん味が濃くなっていってしまう。そこで考える。ビンに残っている漬け液に、もういちど生のキュウリを漬けてレンジにかけ、それを戻せばいいのではなかろうか。

 この発想はダメでした。大失敗です。いちど熱して冷ましたピクルス液を、また熱したりすると、ピクルスの命たる、酸味がゼロになる。そんなのただの甘塩液。ぶっちゃけマズし。

 冷静になりました。
 基本に立ち返りました。

 友人からもらったピクルスが発端です。
 そうだったので、私、本場のレシピを参考にして最初のそれを構築いたしました。でも、なんだかんだで数年、自己流にピクルスを作り続けたのですから、自分を信じてみることにした。

 私にとってピクルスとはなんなのか。
 すっぱいキュウリだ。
 それだけでいい。

 というわけで、酢オンリーで作ってみた。
 これが意外と悪くはない。ビンに残っているピクルス液に足していくので、すっぱすぎるということもなく、もうこれでいい感じ。ていうか、しばらくはそうしていました。ただ、それを続けていくと、なにやら鼻にツンとくる攻撃性がしだいに目立ってくる。

 ワインビネーガとか、試してみました。
 まったく物足りない。

 そこで、米酢に切り替えた。
 本場のレシピで、米酢というものはまず出てきません。そりゃそうですよ、米が主食ではない国で、わざわざ米から酢を作る必然性がない。マリネ液とか、ドレッシングも、穀物酢ベースだから、酸味の角を取るには水分を足す。もしくはワインとか。

 でもねあなた。米酢ってすごい。
 そのままで、まるい。まろみっている。なんでこれでピクルスを作らないのか。砂糖の量が減らせる。水を加えなくても大丈夫。ビンに足すなら、これだけで充分。

 調べてみると、近ごろでは海の向こうの国々でも米酢は料理に使われるようです。ちょっとアメリカのアマゾンさんを覗いてみました。評価は高い。great、mild、loveなんて単語が並んではいる。ですが……お値段が……もっとも安いもので7ドルちょい。全体の相場としては10ドル越えるくらい。日本とはケタが違います。ちなみに私、今回のレシピで使っている米酢500mlで90円でした。なるほど、数百円もする酢なんて、グレートにしてもキュウリなんかには使えないわな。高級ドレッシング材料といったところでしょうか。

 一方、私は業務スーパーでも百均でも米酢を買える国に暮らしているので、こんなふうに落ち着きました。

Pfefferoni5

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●材料

 キュウリ 適当
 米酢 適当

●つくりかた

 カップにキュウリを入れて米酢を注ぎ、ラップをして電子レンジ800Wで1分30秒(温度センサーが付いているなら80度の温度設定。量によって調整。要は酢がこぽこぽと沸騰する程度)。そのまま冷ます。

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 そのままでも食べられます。
 しかしそうですね、おみやげに貰ったのとか、この記事の最初に書いてある昔のレシピで作ったのとか、ちゃんと調味料の加えられたピクルスの瓶に足すのが良い。

Pfefferoni3

 抜けていく酸味が補充され、なおかつ尖らず。いい感じ。上のカップにも唐辛子の輪切りが入っていますが、なんか味気なくなってきたなーと思うころ、砂糖だろうがローリエだろうが、足せばいいのです。マグカップにつっこむだけですので、あれこれやってみればいい。

 そんなこんなで、数年がかりで私のピクルスの瓶は、私だけの味に育ったのでした。これぞ漬け物の醍醐味。余談ですが、米酢の有能さに気づいてからも、やっぱりすっぱいもの好きで、ドレッシングには穀物酢を使います。マリネも。米酢を使うのは、寿司とピクルスくらい。考えてみると私、メインのサラダとか肉とかに穀物酢やレモンをじゃぶじゃぶかけているので、そこに付け合わせるピクルスだからこそ、まろみが欲しかったのかもしれません。

 そんなわけで、レシピなんだか、なんなんだか。自身の持ち技であるレシピも、ときどきは見返してみるとよい。私の場合はピクルスが、というお話でした。今夜はカニかまとキャベツとタマネギとカイワレ大根とピクルスのサンドイッチに、チキンとポテトを添えて、全日本プロレス中継を観る予定。午前中に作りあげて、やつらは冷蔵庫で待機中。だいたい晩ご飯は23時ごろなので、それまではピクルスの酸味の効いたサンドイッチとブレーンバスターのご褒美を夢見ながら、苦行にはげみます。あ、夜中にそんなカロリーなメニューとか心配してくださいます? でも実のところ、私は原稿を書きはじめると食事もトイレも行かない体質(昼の仕事の休日に書き進めないと完成しないので、食事の時間がもったいなくて抜きがちになり、結果習慣付いた)なので、そのサンドイッチだけが命綱。肌荒れと口内炎と筋肉の減少は心配なので、ビタミンの錠剤とプロテインは朝摂っていますが、夜一食で成人男性の摂取カロリーをまかなうのは、ほぼ無理。なので書けば書くほど体重は減っていく。〆切を越えると心がけてもどします。逆に言えば、ここ十五年ほど体重の増減がない私が、どちらかに振れるときというのは、書くのをやめたときなのでしょう。そんなときが来ないことを願います。いつまでもピクルスを漬けて、原稿の続きを書いていたい。でも今朝のニュースでは、全日本プロレスの王者たる曙選手が体調不良で入院し、潮崎選手も指を骨折して手術とか。あんな鍛えあげたデカい男たちでさえ、同じことを同じように続けるのは至難のわざ。気を抜いてはいけない。たかがピクルスですが、たかがピクルス(それもカップでレンジな)さえもを作り忘れるような、忙しさに我を忘れるような週がないようにという、戒めの機能も果たしていると気づくのでした。いけないいけない、冷蔵庫のキュウリをピクルスにしなくちゃ。その午前あってこその午後。今日あっての明日。死あってこその生。SEO対策あってこそのブログ。忘れませんように。忘れませんように。もういちど、忘れませんように。よし。行こう。待ってろピクルスサンド。タバスコかけまくって食う。


mizkan



 taiwanP1.jpg

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●ピザ生地レシピ

○材料

強力粉 400グラム
ぬるま湯 300cc
砂糖 大さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
ドライイースト 大さじ1
塩 ひとつまみ

○作り方

1. ぬるま湯をボウルに入れます。
2. ドライイースト、砂糖、オリーブオイルを加え、泡立て器でまぜます。
3. イーストが溶けたら、強力粉の半量と、塩を加え泡立て器でまぜます。
4. 強力粉の残りを入れ、片手でまぜます。
5. 生地がまとまったら台に移し、こねます。
6. ボウルにオリーブオイル(分量外)を塗り、まとめた生地を入れ、乾燥防止のためにサイズ違いのボウルやアルミホイルでフタをします。春夏は常温。秋冬はオーブンの発酵機能、もしくは暖房器具を使用。一時間半から二時間ほどで、もとの三倍程度まで膨らめば完成です。三等分した生地を、手や麺棒で丸くのばし、お好きな具をのせ、200度以上(設定できるならば250度くらいあればなお良い)のオーブンで15~20分、焦げ目がつくまで焼きます。

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(発酵前。ボウルにボウルでフタをします。生地の上面にもオリーブオイルを塗っておくと膨らんでフタのボウルにくっつくのを防ぐことができますし、ちぎり分けて成形するときにも手につきません)

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(右が小型の鉄フライパンで煮詰めたソース。左はピザの具として用意した、鶏もも肉のソテー。生の鶏肉をのせると肉汁でピザ生地が潤んでしまう場合があるので、あらかじめ肉類は焦げ目が付くまで焼いておくと、扱いやすくなります)

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●ピザソースレシピ

○材料

ホールトマト缶 1缶

○作り方

トマト缶を鍋にあけ、木べらで潰しつつ、半量になるまで煮詰めます。お好みでローリエやバジルを加えたり、塩コショウしても良いでしょう。 

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pizza

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(↑今回のピザ生地のレシピ、分量の割に砂糖少なめにしてありますので、低糖パンでもきっちり膨らむことを謳ったドライイーストを使ってください。冷凍しておけば数年越しで使えます。週にいちど以上ドライイーストを使うなら、スーパーで数百円数十グラムのものを買うよりも、大袋が断然お勧め)

pizza
(↑家電販売員として豆知識をひとつ。最近のオーブンは温度センサーがついている機種が多いので、温度が高くなると勝手に調節してしまったり、そもそも庫内の温度が上がっているとリミッターが働いたりします。上のパナソニック機もそう。温度センサーなんてついていなかったオーブンの時代から料理しているレシピ書きたちは、長年のクセで「250度に予熱したオーブンに」と書いてしまいがちなのですが。実際のところ、こうした最近の機種では最高設定温度が250度になっているからといってその温度で予熱してしまうと、いざ焼きに入るときに、温度がセーブされてしまいます。機種によっては250度までの設定ができるはずなのに220度までしか入力できなくなったりもする。私もいろいろ試してみました。その結果、今回のレシピでは「予熱」の記述は省きました。我が家の数年前に買ったオーブンも、予熱してから焼くとあきらかに温度が下がります。じっくり焼く料理などでは温度センサーと予熱の組み合わせは失敗知らずな最強コンビですけれど、高温でチーズに焦げ目をつけたいだけのピザみたいな料理の場合、予熱なしでぶっこんで最高温度に設定したほうが、焼きあがりが早く、見栄えもきれいに仕上がります。なんでもかんでも予熱しちゃってる二十世紀生まれのみなさまのなかでも、近ごろオーブンを買い替えた、なんてかたは特に、古くからの作法を見直してみると目から鱗なこともあるかもです)




Umesakura

勝喜梅さんの個包装梅干しは、
Amazonさんでも買えるのですが、

ume

6包入り1500円ちょっと。

(この文章を書いたころは消費税は5%でした。
懐かしき遠き良き時代……)

個包装ということは6包=6個ですよ。
つまり梅干しひとつぶが200円ちょい。
ほほう。お高い。
と思うかも知れませんが。
私の撮った写真のそれ。
ネットでは買えない春期間限定品です。
桜の葉でほのあますっぱい梅干しがくるんである。
実店舗の勝喜梅さんは看板の色もくすむ老舗。
そこでは、これが1個から買える。
妻の実家がすぐ近所なのです。
ちょいちょい、前通るくらいの距離。
和歌山のおみやげに、梅干しとか大定番。
いつもは個包装ではないお安い箱入りをいただくのですが。
先日は、カウンターの上に、それが置いてあった。
期間限定か……
そしてまんまと買って帰って開封して知る、個包装の意味。
香りがものすごい。
梅干しじゃない匂い。
まんま桜餅。あの、甘い桜の葉の香り。
おおう、と思う。
確かにこれって、和菓子だと、とらえれば。
個包装の1個200円は、めずらしくもない価格。
和歌山の梅がなぜ有名かといえば、
大きくて、やわらかいから。それゆえに。
きれいな球形のまま漬け物として完成させるのが難しいため、
逆説的に希少価値で贈答品として名をあげた。
だけれど、その地位を確立してしまえば。
高級品として売れることがわかっているのだから、
壺に詰めこんだりせず、崩れぬように並べて漬ければいい。
手間がかかったって、それこそが価値。
春だから桜の葉でも巻いてみる?
その発想も、完全に和菓子のそれ。
そう考えてみると、梅の実って。
同じ和歌山の有名な熟れ寿司とか、沢庵漬けとか、
魚や大根を保存のためにやむなく変化させたものとは違う。
梅の実を生で食べると食中毒を起こします。
そんなのを保存するために紫蘇と塩で漬けたわけがない。
そもそもが、遊び。

「梅の木って食べられない実がいっぱいなるよねえ」

で、塩に、酒に、砂糖に漬けて、食べてみた。
あらま、いけるじゃない。ということで。
梅がみずからを増やすために生んだ実をヒトが独占。
梅にとってはそれこそ命なタネなんて、ぺっ。
あれ、でも。
その結果として、梅は増えたのだった。
生存戦略、おかしな具合。
いまや梅が自力でタネを落として増える数よりも、
ヒトが植えて増やす数のほうが圧倒的に多い。
食べられぬ固い実を塩に漬けてぷよぷよにして。
和菓子みたいねと飾り立てて、ひとつぶ200円。
味はね、梅干しです。
手巻き寿司の具として出し、食べました。
卓上が華やいだ。出オチとも言う。
だってもともと生で食べられないんだし。
すべての梅干しはヒトがヒトの好みに味付けたもの。
そりゃ美味いわ。

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 よくバラエティ番組で、ガイジンさんに梅干しを食べさせて、パニクっているのを見てたのしむというのがある。おもしろい。ものすごくすっぱそうで、イスに座ってもいられなくなり、立ち上がって地団駄を踏んで、神を呪ったりまでする。

 ……そんなにもかしらん?
 梅干し。

 私はすっぱいものが好きだ。梅干しは、でも、積極的には摂取しない。塩辛いのは苦手なので。甘いものもあんまりだから、紀州梅に代表されるような、ハチミツ香るあまずっぱいのも、それはそれでいまひとつ。

 きざんだ梅肉を、料理に使うのはよくやる。上でも書いたけれど、手巻き寿司の具としても、あれば出す。アクセントつけるには、良い素材だと思うのです。

 そういう想像って、すごく難しいのだけれど、ちょっとやってみる。

 たとえば、梅風味のお菓子。
 期間限定、春の梅風味かっぱえびせんとか。

UME

 かっぱえびせん好き。
 梅風味も好き。見かけたら買う。
 食べながら、想像する。

 この美味しいと思うのは、梅風味が梅干しを連想させるからなのだろうか、それとも。

 わかりにくいですか?
 あれですよ、もっと顕著な例としては、いちごポッキー。

UME

 お菓子の、いちごの味って、本物のいちごを連想するというよりは「いちご風味」として認知された、まったくの別物。ファンタグレープとか、ああいうディープなベリー系はかろうじて本物感があるが、ストロベリー味は、そもそも本物のいちごに似せる気もなく、それはそれとして、ほのあまくやさしくすっぱく、食べやすい味を追求している。

 梅もそう。
 梅風味かっぱえびせん、あまくてすっぱい。
 冷静に、つとめて冷静に、かりっ、と囓ってみる。
 美味いが、別に、梅干しを連想するがゆえに美味いわけではないと思う。だいたい、私は、本物の梅干しで、やめられないとまらない状態になったりしないのだ。やめられないとまらないのは梅風味のかっぱえびせんであって、そのパッケージには紀州の梅使用などと書いてあるが、断言してもいいけれど、それは言葉のマジックであり、原材料として使っているのは「梅干し」ではなくて「梅の実」だ。いや、広義でとらえれば、梅肉のパウダーというような文字通りの「梅干し」は使われているのかもしれないが、そもそもかっぱえびせんは砂糖も塩もまぶしてあるものなのだから、足してあるのは塩漬けの梅干し由来の塩分ではなくて、梅の持つ酸味であろう。ていうか、その酸味もたぶん調味料のマジックで補ってあると思われるが(いま手元に実物はないので、原材料を確認せず、まったくの想像で書いています。名誉毀損で訴えられるようなことを書いている可能性もありますが……いやあ……本物の梅干しをカルビーさんが買ってきてかっぱえびせんにまぶしているってことはないでしょう)。

 梅干しを呪うガイジンさんも、きっと梅風味かっぱえびせんは平気なはず。すっぱさで言うなら、アメリカ生まれの某社サワーオニオン味のポテトチップスのほうがよほどすっぱい。考えてみれば、マリネとか、ピクルスとか、酢のすっぱいのは、ガイジンさんだって幼い頃から食べている地域のかたは多いはず。かっぱえびせん梅味のすっぱさは、そういうすっぱさだから、きっと平気。

 本物の梅干しの酸味にガイジンさんが過剰反応を見せるのは、単に、あれが酢のすっぱさとは違う、食べ慣れることが必要な日本独自のものだからではないだろうか。私は、なんとなくわかる。あれの塩辛すっぱい感じは、特に自家製の梅干しだったりすると強烈なものがあって、美味いとかそういう表現はそぐわない気さえする。日の丸弁当が、まさにそれ。でっかいアルマイトの弁当箱に一合半の米を詰めて、おかずは梅干し。食いかたとしては梅干しを少し舐めて「辛いっ」米かき込む。辛い、米かき込む。米かき込む。まだ辛いすっぱい、米かき込む。

 確かにメシは進んでいるが、それは「美味い」とは違うだろう。
 唐辛子に舌をやられて水を飲むのがやめられないのと同じ。
 炊いた米の半分は水なので、梅干しで米を飲むと表現してもいいかもしれない。

 そういうことを思えば、梅干しというのは、いまでこそ高級店で一個200円とかいうのもアリな身に成り上がってはいるけれど、そもそもは塩舐めておかずにするのはあんまりにも色気がないので、そこらじゅうにあるすっぱい実を塩漬けにしたやつを囓るほうがまだマシ、ということで普及したのではなかろうか。そういえば、幼い頃に読んだ「忍者になろう」的な児童書に、忍者の携帯食として梅干しも書いてあった。傷薬としても使えるし、喉が渇いたときに見たらツバが出るとかいう記述があって、試したことがある。幼い頃には、ツバは出た。

 思い出したので、いまやってみたら。
 ぜんぜんツバなんか出なくなっていた。
 いまの私は、梅干しを見ても、すっぱいという連想がないらしい。塩辛いだけならば梅干しがかなり上位ランクだが、すっぱいのならば、私は食卓にレモン果汁と穀物酢を欠かさないので、私の味つけした自分用のサラダのほうが、ずっとすっぱい。

 鶏の唐揚げにレモンをかけるのは邪道だという話がある。油っぽいものを食べたくて選んだ料理を、わざわざさっぱりさせるとはなにごとかということらしいので、私も飲み会などで盛られた唐揚げが出てきたら「レモンかけていい?」と訊くようにしている。だが、自宅でフライドチキンなど出てきたら、これはもうレモンも酢もかけるというか浸ける量をかけて、なをかつ自家製のピクルスも添える。レモンビネガープールのフライドチキンびたしである。これがまた……

 おおう。
 ピクルスだ。
 そう、それ書いておこうと思っていた。ピクルスのレシピを、何年か前にここで書いた。あれから私の味覚はさらにすっぱいほうに傾いていって、いまや別物のようなレシピになっているので、それを記しておこうと思いながら忘れていたのだった。次回書く。いま書いてもいいが、レシピは分けてアップしたほうが良い。こういう駄文のあととか、なかほどとかに入れると、文章は三行以上読めないけれどレシピはググって下さるかたが、へこたれてしまうらしい。

 ああ、思い出して話がそれたら集中力が切れた。これは、いったいなにを書いている回なのだろうか。よくわからなくなってきたぞ。

 まとめよう。

 ガイジンさんが梅干しに過剰反応を示すのは、食べ慣れていないから。もっと食わせれば、そのうち馴れる。

 梅風味は、梅干しとはまた別物で美味しい。

 いちごポッキーはあまり好きではない。かといって、本物のいちごもあまり好きではない。もっとすっぱかったらいちごは美味しいと思う。酢漬けにしてみようか。そういえば、いちごのジャムを作るときにはレモン汁を入れるが、あれは色のためなのか味のためなのか。

 なんのまとめだよ。まとまってねえよ。
 もういいや。
 春ですね。
 お花見に行ってきました。
 梅干しのおにぎりもありました。
 毎年なのですが、なぜか、花見にはバドワイザーを買っていきます。なんででしょうか、一年通して、その他のタイミングであれを飲むことはまずないのですが。馬の小便みたいだと書いていたのは、たぶんジョー・R・ランズデールだったように記憶しているものの、どの作品だったかはおぼえていません。ともかく、すごく納得した。馬の小便など飲んだことないのになぜ納得してしまったのだろう。ともかく私のなかでバドワイザーは馬の小便だ。その印象が、花見とつながっているような気がするのですが、どこがどうつながっているのかは、精神科医に訊いてみないとわかりません。

 そうだ『グランド・セフト・オート5』をクリアいたしました。

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『グランド・セフト・オート5のプレイ初日』のこと。

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 オフラインだけで半年プレイし続けていた。
 なんたるコストパフォーマンス。
 ギャンブラーでなくゲーマーでよかったです。
(オンラインに移行してプレイは続行中。Xbox版でお逢いしましょう)。
 そうしたら、ゲーム内の精神科医が私を評してくれたので、それ、のせておきます。こんなでした。

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アイザイア・フリードランダー先生のオフィスより
クライアント記録 - 極秘

問題が多過ぎて混乱する…。
時折、複雑な選択をする。
完全に間違った所で、手本を探している。
物質的財産を切望している。
愛情に飢えている不気味な目立ちたがり屋。
愛を追及している… 間違った所で。
他人に何か与えることができない。
欲深く、ギャンブル好き… 依存の推定原因だ… 本の販売を忘れないように。
あいつらに何を処方すればいいか分かればな… ヒ素か?
深刻な盗癖があるようだ。
今度はヨガに興味を持ったのか?
運動マニアじゃない… 単なる変人だ。
新しい人が好き… または彼らを殺す。
物事を成し遂げるのが好き… これはおそろしい!
なんて奇妙な問題のオンパレードなんだ。

GTA5

ゲーム『Grand Theft Auto V』

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 ほかのひとのもググってみたけれど、かなりみんな違う結果になるんだね……ということは、GTA5の世界で何十時間も生きた私を、冷静な目で分析したものがこれなわけで。ふむ。占いではなく、分析なので、納得せざるをえませんな。

 つまりまとめ。私は今日も別になにが伝えたいわけでもなく、間違った手本を真似る愛情に飢えた目立ちたがり屋なために他人になにも与えられずとも新しいひとが好きだからブログを更新し続けるという行為を成し遂げたい欲求によって、こんなものを書いているわけですか。

 自分がわかると、ほっとします。
 あなたも、精神科医か、GTA、もしくはヨガなど、いかが。腹式呼吸で。自己を見つめれば、なにも変わらないけれど、変わらないことを許容できるようになります、春なのに。

Budweiser

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『うめうめ歌え』のこと。

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Budweiser